銚子・角巳之・三代目

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誇りを持って脇に...。

2020年07月16日 | 日記・エッセイ・コラム

すでにヒマワリが咲いておりますが、空模様はあいにくの曇天...。やはりヒマワリは盛夏の、あのギラギラとした
太陽の下で咲き誇るのが一番相応しい、と思いますが...。金融機関の方々から、事業承継についてのお話を伺って
いた時、何故か重なって見える風景でありました。事業承継とは経営者が誇りを持って脇にどくこと...。

この10年ほど、植物を植えて、成長を見守り、開花に感動し、枯れていく姿を見ながら感謝の念が湧く...。そんな
循環を見ながら、人の一生も同じなのかな...と。また、導入・成長・成熟・衰退と言う商品の、いわゆるプロダクト
ライフ・サイクルという概念もありますが、これまた同じかな...と。やがて枯れる、衰える...その先は?...と。

事業承継について、法律のことやお金のこと...様々な対応がありますが、とりわけ重要で最も難しいこと、事業の
種を植え、幾多の苦難を乗り越えて会社を守ってきた中小・零細企業の社長さん方の心...。前のみ見つめ登り詰めて
来たが故に、降りるべき場所、時期を逸することが多々あるそうで...。降りたくとも降りられない場合も...。

曇天に咲くヒマワリのように、元来の華やかなイメージも相俟って、暗く影を落としたように見えますが、外部の
環境が変わろうと、ヒマワリはヒマワリ...。残り時間を悟った後は、誇りを持って脇へ。そして次の世代へ...。
曇天に咲くヒマワリは、やがてすべての人に、誇りを持って脇にどく時期が来ること、見せてくれているようです。



オーバーホール!

2020年07月15日 | 日記・エッセイ・コラム

7月も半ばとなりました...。銚子近海の底引き船は休漁に入っておりますが、この時期に漁師さん方が行っている
ことの一つ、漁具の手入れ...。この季節、岸壁沿いの網倉庫などで、皆さん漁具の手入れに余念がない...。魚の
群れが来てから網を編んでいたのでは遅い...。群れに何時遭遇しても良いように常日頃から準備せよ...。

漁師さん方のそんな格言、当たり前でしょ...。魚が来てから網を編むなんて...ということですが、海の現場だけ
ではなく、私の日常生活に当てはめてみると、あながち笑い話ではなく、そういうことあるよね...と。その時に
なったらやりますよ...に近い話。反省を込めまして...。

確かリンカーン大統領だったかと思います。これまた有名な格言、木を切り倒すのに8時間貰えるなら、私は
その内の6時間を斧を研ぐ時間に費やす...。8時間だったか、6時間だったか詳細は忘れましたが、目的を果た
そうと思えば、徹底した準備を怠るな...という格言として記憶しております。

最新型の漁船でも、1年使えばあちらこちらに不具合が出てくるものなのだそうです。エンジン等の駆動系は
命に直結しますし、知らず知らずに付着した貝類などは燃費にも影響する。この時期、陸に揚げられオーバーホール
している漁船を見る度に、自らもオーバーホール(肉体的に、精神的に...)大事だな。そう思っております。

渡海神社!

2020年07月14日 | 銚子の風景

写真、渡海(とかい)神社...。もう何度も掲載したような気がしておりましたが、初投稿でありました。
銚子・高神(たかがみ)地区に鎮座しております。創建から1,300年、今の地に移られてからでも
1,000年の歴史を有する、非常に歴史ある神社であります。

渡海(とかい:海を渡る)...。お名前からして、海の守り神であることは察せられますし、熊野系の
神社とのことですから、海を渡ってこの地に降り立った紀州人の歴史も、至る所で感じることが出来ます。
確かにこの地は、紀州人上陸地に近く、眼前には外川(とかわ)、屏風ヶ浦が広がっております。

この神社境内に茂っている数多の木々...。渡海神社の極相林(きょくそうりん)として有名で、千葉県の
天然記念物に指定されております。極相とは物事の極まった状態を指す言葉で、非常に長い年月を掛けて
この地に最適な植物群のみが残り、安定的な群を形成している姿を示しているのだそうです。

久しぶりに海渡神社前を通過しましたので立ち寄りました...。冒頭、何度も掲載したような...そんな気が
しておりましたが、この有名な神社を掲載忘れ...。知っているようで、知らない。やっているようで、何も
やってない。しかも足元の事...。まだまだそんな事が多数あるんだろうと思います。

開花!

2020年07月13日 | 日記・エッセイ・コラム

今年も咲きました...、カサブランカ。咲きましたと言っても今年は一輪...。世話が不十分であったか、過保護
であったか...。恐らく後者...。ちょっと(かなり)反省しているのですが、わずか一輪であっても、芽が出て
ぐんぐん成長し、やがてつぼみ(写真一番下)になる頃にはその生命力に心を動かされておりました。

今年で3年目...。咲いた数を誇るのに意味はないでしょうが、同時に植えた私以外は、みなさん順調で、例年
並みに咲いております。今年は風が強かったので、私は早々と室内に入れ、過保護に育てておりました。
他の皆さんは屋外...。良く見ると茎の太さが三倍以上違っておりました...。

確かに屋外の強風その他、ある程度のストレスを課し、植物本来の力を引き出してあげるのが理想のようで
すが、茎が細いままでは折れてしまいそうで...。むろん支柱を立てたりしておりましたが、全てが裏目に
出たようです。その他肥料や水やりは適切であったか?等々、反省しきりであります。

創業時から事務所内には様々な植物が同居しております。10年後の今でも生き続けているもの、残念ながら
枯れてしまったもの、存在すら忘れていたのに芽を出したもの...。確実に言えること、緑(植物)のある空間
は心を癒します...。とにもかくにも本日...、2020年初夏、カサブランカ開花のご報告を。


本銚子(もとちょうし)

2020年07月12日 | 日記・エッセイ・コラム

写真、銚子電鉄・本銚子(もとちょうし)駅...。何年か前に24時間テレビだったでしょうか、番組企画で
改装が行われておりましたが、基本的に雰囲気は変わらず...。本当に小さな駅で、感じ方は人それぞれかと。
私の場合は通っていた小学校(清水小学校)の目の前ですので特別な感情がありますが...。

鄙(ひな)びた...、というのか、タイムスリップしそうな空間と言うのか、上手く表現できませんが、地元民
以外の方々でも、この風景にハマる人、多いです。ちょうどこの季節、沿道には紫陽花が咲いております。
もう少し多かったような気がしてますが、手入れも大変なんだろうと思います。

この本銚子駅...。読み方はもとちょうしですが、ほんちょうし(本調子)と読んで縁起担ぎ...。さらには、
写真中、下、手前が銚子駅方面なのですが、上り方向なので上り銚子(調子)...これまた縁起担ぎ。銚子電鉄
の駅構内、社内では記念切符も販売していたような...。因みに本銚子駅は無人駅です...。

10年以上前かと思いますが、このブログ内にて写真の風景を“心の原風景”と表現した記憶があります。何か
格好をつけたような表現ですが、誰しも心の原風景と言うものを持っているはず...。原風景と言うのは、ある種
心の拠り所であります。この時期に本銚子駅に足が向いたこと、偶然ではないような気がしております。

浅間様

2020年07月11日 | 日記・エッセイ・コラム

7月の第三週は、浅間様...。正確には浅間山の頂上にある、浅間神社・愛宕神社の例祭...。非常に歴史が深く、由緒ある
神社でありますが、地元民にとっては参道に200近く並ぶ露店巡りが楽しみなお祭り...。山と言っても標高は30m
くらいであっという間に頂上ですが、年一度7月の第三土曜日だけは何時間掛かるか分からない...。

銚子の人口は6万人を割り込んだとか、いやまだ6万人台だとか...。正確な数字を見てませんし、そもそも人口(数)
を気にしておりませんので何とも言えませんが、浅間様、花火大会、初日の出...このあたりを見ると、いったいどこに
これだけの人がいるのか?と思うくらい、沢山の人で賑わう特別な場所、時間であります。

今年はコロナの影響で、早々と例祭の中止が発表されました。残念ですが致し方ない事であります。最近話題の社会的
距離を保てない空間ですから。浅間神社も愛宕神社も共に火を司る神様をお祭りしているようで、敷地内に天神様も
祭られています。鎮座する地名は後飯町(ごはんちょう)。飯沼観音の後背地であることを示す地名です。

写真下の坂道を昇ると社殿があります。銚子電鉄、本銚子(もとちょうしえき)からはすぐのところ。この駅の真正面に
ある学校が清水小学校。私も40年前に通ってました。浅間様(例祭)は300年くらいの歴史があるようです。人の
一生を遥かに超えた長い時間。この地を見守り続けております。中止も何かのご縁...。後日参拝に行って参ります



スカリ

2020年07月10日 | SDGs

写真上は銚子でスカリと言いまして、潮干狩りなどで採ったハマグリなどを入れる袋とでも申しましょうか。
漁網の切れ端などで、漁師さんや網大工さん(網の加工を専門に行うスペシャリストです)に編んで頂いて
おります。写真は漁師さん作。実に見事な職人技であります...。

漁網ですから、魚を獲るための網なのですが、漁業の現場は過酷で痛みが激しい(破れたりします)...。
この漁網、値段はビックリするほど高い...。けれど、修復不可能な場合は新しいものに取り換えなければ
なりません...。そして古いものは捨てる...。もったいないな...、何か他の用途で使えないものか...。

7月1日より、レジ袋の有料化が始まり、エコバック持参の方も増えて参りました。過日、エコバックを
持参し忘れ、たまたま車の中にあったスカリに購入した飲み物などを入れて持ち帰って参りました...。
これが...快適。便利...。しまいにはそれ、格好いいですねと言われ、変わり者モード全開になりました...。

今夏、関係各位を説得し、漁網エコバック制作してみようと思っております。SDGsの時代、暴れ狂う
自然の猛威さえ資源に変えよう(洋上風力)としている時代です。漁網は捨てずにエコバック等に加工...。
休漁等で閑散とした漁港内にカモメがおりました。早く作ってくれよ...そう言われているようでした。


太郎・次郎・三郎!

2020年07月09日 | 日記・エッセイ・コラム

九州はじめ全国各所、大雨・川の氾濫等で甚大な被害に遭われた方々に、まずはお見舞いを申し上げます。
TV等で映し出される河川氾濫の恐ろしい風景が、写真の風景(目の前の利根川河口)と重なって見えて
おります。今回は日本の三大暴れ川の一つ、筑紫次郎が暴れたとのことで...。

日本の三大暴れ川は、坂東太郎(利根川・関東)、筑紫次郎(筑後川・九州)、四国三郎(吉野川・四国)
の3つの河川を指しております...。地形等から氾濫を起こしやすく、歴史的に見ても周期的に暴れ、甚大な
被害を引き起こす三兄弟...。

神社の御神木などで、太郎杉、次郎杉なる異名を見掛けることがあります。太郎は長男、次郎は次男...、その
大きさや歴史で長男、次男...と。暴れ川の異名もそれになぞらえているものと思います。どの川も、流域住民
に豊かさや、独特の情緒を育む心の拠り所でありながら、ひとたび暴れ出したら止まらない...。

筑紫次郎のもとで戦国時代に活躍した、黒田官兵衛...。のちに如水と号し、水五訓(みずごくん)なる教えを
残しております。水は氷にも、水蒸気にもなり、.形を変え、様々な姿を現すがその本質は変わらない。ただの
水である。ただの水も暴れ出したら止まらない。とにかく逃げる。そんな時もある。これまた人生訓かと。





落花生!

2020年07月08日 | 日記・エッセイ・コラム

今度は落花生畑(銚子市)に行って参りました...。落花生とピーナッツ、何が違うのですか?ということですが、
結論は同じもの、ただし状態が違うと言うらしいです。殻付きの状態が落花生。殻を剥き、茶色の薄皮を剥がした
状態がピーナッツ...。もし違っていたらご指摘ください。

日本全国の需要量に対して、輸入が90%で国産は10%程度しかないとのこと。その国内生産ですが、千葉と
茨城で全体の90%(千葉県80%、茨城県10%)を占めているのだとか。確かに千葉と言えば落花生と言う
方多いですし、車のナビで千葉県に入りましたという音声が出る時、表示されるのは落花生...。

落花生やピーナッツそのものは、良く見掛けるものですが、その栽培...、畑はどうなっているのかというと、
こんな感じ(写真)であります...。写真一番下...、良く見ると黄色い花が咲いておりますが、この花がしおれ
その根元から、子房柄(しぼうへい)という部分が伸び、地中に入り、その先端が落花生になるんだそうです。

花が落ちて生まれるから落花生...。非常に面白い植物であります..。千葉で落花生と言えば八街が有名。実際
生産量は八街を含む印旛(いんば)管内が全体の40%を占めておりますが、他は県内一円で生産されている
ようです。銚子での出荷は8月頃...。その頃、千葉名物・ゆでぴー(詳細その時に)と併せまた掲載します。


洋上風力!

2020年07月07日 | SDGs

以前、銚子沖が洋上風力発電の有力な候補地の一つに選定されたようです..と投稿しました。正確には国の再生エネルギー
海域利用法に基づく有望区域とされていたようなのですが、これが一歩進んで促進区域に選定される見込みであり、早けれ
ば本年9月にも事業者の公募が始まると新聞各紙に掲載されておりました。

銚子市のHPなどを見ますと、環境アセスメントの一環として、事業者の方々から計画段階環境配慮書が提出され、
銚子市役所等にて縦覧できます。...と、情報開示されておりました...。難しい内容は分かりませんが、発電量・原発1基分
にも相当するとされる、大規模な洋上風力がこの銚子沖に出来るかもしれない...。このSDGsの時代に...。

四国のあるタオルの名産地...。安価な外国産に押され、タオル産業が衰退していく中、地域の挑戦者が生み出した“風のタオル”
このタオルは風力発電で得られた動力のみを利用して編まれております。このタオルをお使い頂くと、CO2~%の削減効果が
あります..。今も非常に有名な風のタオル、20年以上前に聞いたお話ですが、このこと再び思い出しております。

かつて銚子沖を通過する巨大台風は地域に甚大な被害をもたらしたが、銚子沖には洋上風力発電が建設され、暴れ狂う自然の
猛威を資源に変えた...。銚子ではこの風力発電で得られた動力のみを使って魚が水揚げされ、SDGsの時代にその精神に合致
する先駆的取り組みが、この過疎の町で次々と展開されていった...。数十年後の記事にそう書かれるような今を...と思います。

命(人は一度叩かれる)

2020年07月06日 | 日記・エッセイ・コラム

先日、九州・熊本、大雨の報に接し、TV各局、命を守る行動を...と。昨年の大型台風、コロナ、そして今回...。
俗に、命取られる訳でなし...。そんな常套句があります。どんな大変なことも死ぬほどのことではないから
(大丈夫ですよ)そんなニュアンスなのでしょうが、命を守る行動を...となると俄然、緊張感が走ります...。

それだけ台風は大型化しているし、コロナのように目に見えない化け物など、地球環境と一括りにするのは
捉え方が大きすぎるかと思いますが、環境は大きく変わっているし、何気ない日常の中にも、死と言うことが
隣り合わせで存在していること、改めて感じざるを得ない昨今であります。

知人から、命と言う漢字...。分解すると、人は一度、叩かれる...と読めるんですと言われ、ああなるほど...と。
人・一・叩...で命...。同時に、30代~40代に経験すべきただ一つの事、大きな挫折(叩かれる)を経験し、
そこから這い上がってくることです...と。私はもう50代...、過ぎた日々を思い...、どうだったかな....。

命以上のものがこの世にあるか否か、ここでは言及を避けますが、昨今の状況は、その命を守れ、自ら守れ。
物理的にも、精神的にも...こういう世相なのだろうと思います。何かと不安の多い時代になりましたが、
一度叩かれる(試練が訪れる)ものだと思えば、命を大切にする生き方こそ、不安の鎮め方かと思います...。

麦畑にて

2020年07月05日 | 日記・エッセイ・コラム

写真の作物は、麦である...とのことでした...。麦?何故?ということですが...。ここはダイコンの畑で、夏の期間中は
麦を植えて、再びダイコンを植える前に畑に“すきこむ”(畑に戻すという表現で宜しいでしょうか)、ある種の土壌
改良剤のような役割を果たすのだそうです。

ダイコン畑の夏はマリーゴールド(花)と思っていましたが、土地の特性、生産者の考え方によって様々な工夫を
して連作障害の防止や、土壌改良、土壌消毒を行っているのだそうです。それにしても...、今の季節(梅雨時期)
その束の間の晴れ間、麦畑に吹く涼やかな風...。何とも気持ちの良いものであります。

かつて(10年間ほど)、地元小学生と田んぼの生き物調査なる取り組みを行っていたことがありました。主催は
農協さん、NPOの皆さんや、ボランティア、地域住民.(詳細・バックナンバーのどこかに入ってますので...)
そこで語られていたこと、この田んぼに吹く数秒の涼やかな風...。これは地元に田んぼや畑があるからですよ...。

田んぼや畑に吹く涼やかな風...。そこに田んぼや畑があって、農作物が育つ環境と生産者の絶え間ない営みが継続
していなければ感じられない世界...。クーラーの涼しさとは全く異質の、心地よい涼風...。農業の多面的機能なんて
呼ばれていますが、そこに田んぼや畑があること...。涼やかな風を感じながら、その意味改めて認識致しております...。

スイカ畑にて②

2020年07月04日 | 日記・エッセイ・コラム

生産者に聞いたところ、この畑では姫マクラの他、普通のスイカ(大きくて重いヤツ:品種名聞きましたが、
忘れてしまいました)も栽培しているし、珍しいのもありますよ...ということで見せて頂きました(写真
一番上と二番目)...。ブラックジャックと言うのだそうです。

ブラックジャック...。新種の種無なしスイカなのだそうです。外側は真っ黒で、あのスイカ模様は無く、
種なし、しかも糖度は普通のスイカと同等以上あり、あのシャリ感も十分なんだそうです。種なしスイカは
新種改良が非常に難しいとされていたようですが、これまた日本の新種改良技術の賜物だと...。

スイカ畑には、電気柵が張り巡らされておりました...。イノシシ、ハクビシン....、野生動物が出没するよう
です。この電気柵、実がなる前に張るのが鉄則だそうです。野生動物にとっては非常に痛いらしいのですが、
一度スイカの美味しさを学習してしまったら、痛みより美味しさが勝って、荒らしにくるのだとのこと...。

野生動物が、痛みを受けてまでも食べたい...。美味しい証拠じゃないですか...と言えるのは我々、素人の愚見。
苦労して育てたスイカを、一夜にして食い荒らされる生産者の憤りは、筆舌に尽くしがたいものがあります。
それでも毎日畑に...。案内してもらった30代・後継者の後姿に頭の下がる思いが致しました。

スイカ畑にて①

2020年07月03日 | 日記・エッセイ・コラム

ちょっと前に、スイカの苗を掲載しました。小さめでラグビーボールのような形をしたスイカ...。品種名
姫マクラ...。生産者の方々から、形になって来たぞ...との連絡を頂き、畑へ行って参りました。その場所
は銚子市内なのですが、さながら秘境...。乗用車では入れず、生産者のトラックで現場に向かいました...。

人はその一生で、自らが住んでいる狭い地域の事すら、殆ど知らずに死んで行くんだろう...。ふとそんな
気がして参りました。この場所も知らなければ、生産者の営みも知っているつもり...程度のことだったか
道なき道をトラックで進み、その先に開かれた農地を見ながらの率直な感想であります。

さて、千葉でスイカと言えば冨里が有名なのですが、銚子(周辺地域)でも盛んに栽培されております。
気候が適していることや、長年に渡る先人たちの努力の賜物でもあるのですが、一番の理由は消費者ニーズ
ということでしょうか。とりあえず作って市場に出す...。と言う農業から、売れるものを作る農業へ...。

スイカは大きくて重い。そんなイメージでしたが、この姫マクラは小さくて、軽い...なのに甘くて、シャリ
感(スイカを食べた時のシャリシャリとした食感)強い...。首都圏のスーパーマーケット等にて、お客さん
が自転車のカゴに入れて持ち運べるサイズ感も良いようで...。続きは次回に。

SWOT

2020年07月02日 | 日記・エッセイ・コラム

写真の風景...、個人的にとても懐かしい場所であります。道路と運河、船と車...。この道路の先に、イワシ、サバ等の
専用市場(第二魚市場)があり、写真右側の道路をイワシ満載のトラックが左にカーブを切る...。反動でイワシが大量
に落ちる...。落ちたイワシ、この鮮度抜群のイワシを猫はまたぐ...。

止まれの標識のところに街灯がありますが、夏の夜...、この街灯が海を照らし、その光と暗闇の境界線あたりで
セイゴ(スズキの幼魚)が入れ食い...。この場所を通るたびに、セイゴが掛かった、あの感触を思い出します...。
光の強さと弱さの境界線には何かいる(ある)この場所を通り、セイゴ入れ食い状態の熱狂と共に思い出した感覚...。

最近周囲で、SWOT分析と言う言葉が良く出て参ります。S(強み)W(弱み)O(機会)T(脅威)...。今では古い
考え方なのかもしれませんが、自社の強みと弱みを知り、機会を掴み、脅威に備える...。本日難しいことは省略。
で、思うこと...。強みと弱み、実は表裏一体なのではないかと言うこと。光の境界線に何かいる(ある)に同じ...。

時代劇などで、主人公の超人的な、恐ろしいほどの強さの裏側にある、情けないほどの弱さが描写されたりします。
弱さがある...ということが却って、強さを際立たせる。それが不思議な魅力となって、機会を得る、脅威を取り除く...。
強みと弱みは表裏一体、その境界線に目を凝らすと何かいる(ある)...。本日も話の飛躍が過ぎました。ご容赦を。