銚子・角巳之・三代目

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交雑種②

2020年07月01日 | 日記・エッセイ・コラム

総じて、生き物を飼う仕事、肉牛、養豚、養鶏、採卵....いろいろありますが、酪農と言う仕事、イメージで語られる
世界をよそに、最も過酷な仕事だろうと...。率直な感想です。むろん畜産の仕事に優劣あるはずがなく、みなたいへん
な仕事でありますが、養豚、養鶏の知人をして、酪農家はたいへんですよ...と。

牛乳は100%国産であると昨日...。その生乳を1日の休みもなく絞り出荷する。その生乳を出す牛さんもたいへん
な仕事ですが...。常に環境を清潔にしていないと、牛さん達は乳房炎やその他病気に掛かってしまうし、あとで殺菌
するからと言って、生で飲むものを生産している訳で...。かなり神経使う仕事です...。

さて生乳、これはホルスタイン(乳用種)のメスが妊娠・出産しないと出ない訳でして...。約半分の確率で生まれてしまう
ホルスタインのオスは、去勢されて肉牛として育てられるのですが、元来が乳用種なので肉牛としてはちょっと...。これに
変わってホルスタインのメスに、(肉質の良い)和牛を掛けた交雑種が、主流を占めている昨今です...が。

先般の会合にて、交雑種の雑...。この牛は雑種なんですか?とお客さんに聞かれました...と。交雑は和牛ほど脂が強くはない
けれど、赤身の美味しい肉。交雑種とは品種のことで、牛乳100%国産にも貢献.。たんなるイメージですよ...気にしなくても
ということですが、酪農家の重労働を思うと“雑”...、誤解あれば払拭せねばと思い、本日の投稿となりました...。