農業、漁業はお天気商売とは良く言ったもので、確かにその通り、天候・気候によってすべてのことが左右される...。
因みに天候と気候...。天候とは比較的短い期間(本日とか、週間とか)の空模様を指し、気候とはもっと長い期間
(春の空模様とか、夏とか)を指しているのだそうです。
短期でも長期でも、時化が来れば漁に出られず、台風が来れば畑や田んぼの養生を...。それでも...、被害に遭う
時は遭ってしまうし、自然の猛威の前では、その場に立ち尽くす以外、為す術がない...。ある種の“あきらめ”
(諦め、明らめ...)そんな覚悟を常に持っていないといけない過酷な産業であります。
今年は雨が多く、(雨が少なければ少ないでまた問題なのですが)生育不良や出荷遅れが出て、首都圏のスーパー
マーケットさん等でも野菜の高値が続いております。遅れだけでなく、日照不足から特に写真のトウモロコシなど、
糖度が乗らず、出来栄えが悪いな...と知人の生産者(談)
台風で折れて収穫できないのも辛いし、美味しくないですねと言われるのも辛い。さりとて、出来栄え良い時は
周辺全て出来栄え良く、そうなると今度は相場暴落か...と。写真:トウモロコシの収穫は年に一回。今年の味は
今年だけ...。来週末あたり朝獲りの現場に行く予定です。五感で今年の味を確かめて参ります...。