銚子・角巳之・三代目

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夏の魚市場①

2024年07月14日 | 日記・エッセイ・コラム

銚子港は一年で最も水揚げが少ない季節を迎えております。地元の底引き船は資源保護のため、
8月末日まで休漁。主力の大型旋網船団は北上し、釧路・八戸あたりにいるようです。銚子港
では連日、地元・二艘巻きの方々がセグロ(カタクチ)イワシの水揚げを行っております...。

ここまで毎年の風物詩。地元船休漁も巻き網船団北上も毎年のことですが、地元・銚子港の姿
には違和感を覚える今日この頃であります。端的に水揚げが極めて少なくなっているからです。
水揚げ順調であれば、夏は少し休んで英気を養って...という雰囲気あるのですが、今は全く...。

対外発表資料等を拝見しますと、数字に端的に現れております。1月~6月末日までの水揚げ
統計によると、前年比・数量で5万㌧減(金額ベースで60億円超のマイナス)とのこと。
銚子港の生き字引の先輩方に聞くと、浜に出て60年以上が過ぎたがこんな年は初めてだ...と。

黒潮の大蛇行で魚が日本沿岸から遠く離れてしまい、資源(魚)はいるけれど獲りに行けない
等々、様々な原因が挙げられておりますが...。さてさてそこは水産業。先人達から続く水産業の
街は何百年にも渡り海と共生して参りました...。この話題、少し続けます...。

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