銚子・角巳之・三代目

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誇りを持って脇に...。

2020年07月16日 | 日記・エッセイ・コラム

すでにヒマワリが咲いておりますが、空模様はあいにくの曇天...。やはりヒマワリは盛夏の、あのギラギラとした
太陽の下で咲き誇るのが一番相応しい、と思いますが...。金融機関の方々から、事業承継についてのお話を伺って
いた時、何故か重なって見える風景でありました。事業承継とは経営者が誇りを持って脇にどくこと...。

この10年ほど、植物を植えて、成長を見守り、開花に感動し、枯れていく姿を見ながら感謝の念が湧く...。そんな
循環を見ながら、人の一生も同じなのかな...と。また、導入・成長・成熟・衰退と言う商品の、いわゆるプロダクト
ライフ・サイクルという概念もありますが、これまた同じかな...と。やがて枯れる、衰える...その先は?...と。

事業承継について、法律のことやお金のこと...様々な対応がありますが、とりわけ重要で最も難しいこと、事業の
種を植え、幾多の苦難を乗り越えて会社を守ってきた中小・零細企業の社長さん方の心...。前のみ見つめ登り詰めて
来たが故に、降りるべき場所、時期を逸することが多々あるそうで...。降りたくとも降りられない場合も...。

曇天に咲くヒマワリのように、元来の華やかなイメージも相俟って、暗く影を落としたように見えますが、外部の
環境が変わろうと、ヒマワリはヒマワリ...。残り時間を悟った後は、誇りを持って脇へ。そして次の世代へ...。
曇天に咲くヒマワリは、やがてすべての人に、誇りを持って脇にどく時期が来ること、見せてくれているようです。