銚子・角巳之・三代目

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漕出式(こいでしき)④

2022年01月15日 | 日記・エッセイ・コラム

この話題、本日この辺でと致しますが、魚種交代局面で、水揚げの90%がその対象魚
(イワシ、サバ)この事が漁業関係者の中で一抹の不安材料となっております。自然相手
ですのでこの先どうなるか?など誰にも分からない訳で楽観視できないと考えるのが妥当...。

魚は漁師さん方が獲るけれど、水産流通は漁協、仲買人、配送、保管、資材等々、地域の
連携プレー...。さらに中央市場荷受けから仲買人、スーパー等、お客様方と繋がれる。
魚の街で水揚げが無くなったら、漁業者のみならず連鎖が生じます....。さらに中央にも。

水揚げ日本一と騒がれるその一方で、それがどうした?という冷めた声が聞こえ始めた
のは、銚子地域水産業の脆弱性(水揚げに大きな偏り)に対する危惧が一因かと思います。
さらに輸出を含めた新たな取り組みに対する光と影(このことまたいずれ掲載します)

魚が獲れない、水揚げが無い...という状況は水産業にとって抗し難く、ある種の覚悟を
持ち、祈る他ないのかもしれない...。水揚げ順調であっても不安の声が聞こえて来るのは
感覚的にこのままの水産流通は続かないと考える人が多くなったからだろうと思います。