銚子・角巳之・三代目

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漕出式(こいでしき)①

2022年01月12日 | 日記・エッセイ・コラム

過日、銚子港新春の風物詩・漕出式が行われました...。様々な大漁旗をなびかせた地元漁船が
海の守り神・川口神社に海上から詣で、一年の操業安全と大量祈願を行う行事であります...。
各船は川口神社前(銚子第二市場付近)で立ち止まり、お神酒を上げ祈りを捧げます...。

毎年、毎年...この漕出式に参加する船は減少...。廃業が相次いでいるからです。折しも昨年末
に発表された全国水揚げ速報によると、銚子港は11年連続水揚げ量日本一...。にも拘らず
毎年のように漁船が廃業して行くのは何故だろう...。素朴な疑問です。

銚子港の水揚げ量の約80%は廻船...、銚子(千葉県船籍)以外の船による水揚げが殆ど。
しかも巻き網船によるイワシ、サバの水揚げが全体の約90%を占める...。約15年に一度
魚種交代と呼ばれる現象に遭遇していますが、イワシ、サバ、サンマ...どれかが大量に揚がる。

50年以上前の記憶ですが、旅の人は大切にしなさいと近所のお年寄りから言われ続けたこと
思い出しております。この旅の人...、各地から銚子港に入港頂いている漁船の方々も含まれて
いる...。年々船数が減る漕出式を見ながら思うところあります。2~3日この話題続けます。