久しぶりに銚子の刺身...。左上から時計回りにバチマグロ、カジキ、ヒラメ...そして左下は
何ですか?とお店の人に聞いたら、キンキです...と。キンキを刺身? もしかしたら初めて
の経験だったかもしれません。キンキ...いわゆる高級魚の扱いかと思います。
キンキの刺身と書きましたが、正確に言うと霜降り(湯引き)しかも、皮目に焼き色が付い
ておりましたので、炙り...。キンキは身に脂分が多く、生食にすると少々しつこさが残る
場合があり、皮目も美味しいことから、湯引き&炙り、料理人さんの“仕事”であります。
魚の美味しさとは何か?ということですが、むろん料理人さんの技ということもありますが、
何と言ってもまず初めは鮮度...。料理人さんのように技は持ち合わせておりませんが、我々
産地の出荷者に出来ること、何よりも鮮度管理...。広域に流通する場合は各拠点との連携...。
銚子港の水揚げの90%がイワシ、サバと聞くと、何だ銚子にはイワシとサバしか無いのか?
となるのですが、実は200種類以上の魚が水揚げされております。特に地魚と呼ばれるものは
地元消費が多い...。コロナ禍が収まり、観光客の皆さんが再びこの味に巡り合える日を...。