銚子・角巳之・三代目

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今年も白鳥!②

2020年12月12日 | SDGs

高病原性鳥インフルエンザの確定診断が為された場合、各種法令に基づいて発生箇所から一定の
範囲内すべて殺処分。さらに一定の範囲で移動制限が掛かり、感染した鳥肉や卵が市中に出回る
ことはありません...。ただし殺処分...。畜産に携わって25年以上になりますが、本当に重い言葉です。

最近、白鳥の高病原性鳥インフルエンザによる死亡例が多数報告されております。写真のような環境、
宿主であるカモやガンと同一地域で生息している場合が多いので、そこから何らかの事情で感染して
しまっているようです。白鳥は鳥インフルエンザには弱いとの報告もありました...。

これら野鳥(渡り鳥)も関係機関の方々が観察を続けており、大量死などを見付けた場合は速やかに報告、
迅速な対処が為されております。ただし渡り鳥が悪なのではありません。知らず知らずに感染してしまった
だけ...。もしかしたら人間が媒介してしまっているかもしれないのです...。

渡り鳥が問題であるならば、すべて殺処分にしてしまえ...。この論法は正しいだろうか?ということで
あります。物理的にも不可能ですし、何よりもこういう歪んだ自然との向き合い方が問題なのであり
ます。彼ら、彼女らは自然界の掟(オキテ)の中で必死に生きているのですから(続きは次回に)