銚子・角巳之・三代目

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

タチウオ(の天日干し)

2020年12月08日 | 銚子の魚

写真、タチウオ...の天日干し。タチウオは開設以来何度か掲載している魚でありますが、それだけ
地域(銚子)にとっても馴染みのある魚という事であります。二艘巻き(巻き網)、底引きによる
水揚げが殆どで、釣り物に比べるといささか価値が下がると言われておりますが...。

どうしても網で獲ると表面に傷が付いたり、身質にも良くない影響が出ると言われており、実際そう
なのですが、地元消費の場合はとにかく鮮度。だから扱いは適当でよい。ということでは全くありま
せんが、鮮度に勝るものはない...。これも事実であると思います。

タチウオには失礼ですが、あの怖い表情の魚からあの上品な味...。なかなか想像が付きません...。
余談ながら、闘争心の強い魚、家畜は美味しい...。黒毛和牛はもともと闘牛。黒豚の気性も激しいし
シャモは軍鶏と呼ばれるくらいですから...。全く科学的な根拠はありませんが、感覚として...。

タチウオ...。鮮度の良いものは刺身(寿司)になったり、あとは塩焼き、ムニエル等々、非常に利用
範囲の広い美味しい魚なのですが、個人的には天日干し(写真)の食べ方が最もお気に入り...。
天日はもちろん、この季節の寒風も相俟って、地域の“味”が出ております...。