銚子・角巳之・三代目

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肉と魚-その②

2006年01月17日 | 日記・エッセイ・コラム

000_0403 昨日、魚は将棋・肉は囲碁なんて突然変な事を書きました。ただ当の本人はそう思い込んでおります。本日は囲碁(肉)です。囲碁は将棋と違って白と黒の石しかありません。ただし奥が深い。大局観と言いますか、あまり局地戦にばかり目を向けていると、そこでは勝っても最終的な勝負に負ける。そんなケースが良く有ります。部分の最適を重ねていっても全体の最適にはなりません。肉の場合は正にそれ。エサ~飼育~食肉処理.....、という一連の流れもそうですし、ロース、ヒレ、バラ...、という部分と例えば豚肉という全体もそうです。ロースとヒレは売れるけど、モモやバラは売れ残った。こうなると豚肉1頭と考えれば負けとなります。将棋のプロは囲碁も強い。反対に囲碁のプロは将棋も強い。将棋と囲碁、どちらが好きですか?という質問には個人の好みがあろうかと思いますが、本質的にこの二つは似ております。将棋と囲碁、両方を行う事でそれぞれの勝負に好影響があると聞いたことがあります。豚1頭にロースやヒレがあるように、船一艘の水揚げを豚1頭と考えると、ロースは鯛で、ヒレは平目か...。恐らくサメはウデかモモ。ウデ・モモで美味しいソーセージ、サメで蒲鉾...。もっと言うと水産は魚種にだけ囚われていると今後は成り立たないのかもしれない。食肉の視点で水産を眺めると色々な発見がありそうです。反対もまた然り。さて明日からまた銚子の魚冬バージョンを続けます。写真は千人塚付近から見た夕陽です。