銚子・角巳之・三代目

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出世魚(スズキ)

2006年01月18日 | 銚子の魚

000_0108 私は釣りが大好きで、東京にいた時、銚子に帰ってきては釣りに行っていました。銚子に帰ったらいつでも釣りが出来るだろうと思っていましたが、帰ってきて釣りに行ったのは昨年9月に友人と船でヒラメ釣りに行ったきり。しかも私だけボウズ(何も釣れない)そんなものですね。写真はスズキ。銚子では馴染みの魚です。各地によって呼び名が違うようですが、銚子ではセイゴ、フッコ、スズキと成長するにつれて呼び名が変ります。利根川河口にはセイゴのポイントが沢山あり、子供の頃このセイゴを釣って、その強烈な引きとエラ洗いと言われる水面のジャンプを見てこの魚の虜になりました。今年は写真のようなサイズ(80㎝以上)のスズキをルアーで何とか仕留めたい。と思っております。さて出世魚。生後1年未満、以上とか60㎝以上、未満とかそんな分類が図鑑等に書かれていますが、どうやって生後1年と分かるのだろう?長さを計った訳ではないのにどうして?とこんな事を考えてました。市場の魚博士に聞くと、見ろばわがっぺ-よ(銚子弁で、見れば分かるじゃないですかの意)。それだけでした。私にはまだまだ修行が足りないようです。ただスズキ、子供のセイゴと言えど引きは強いしエラ洗いもする。小さくても背伸びして大人(スズキ)の真似をする。デカくなりたい、強くなりたい...という気概を感じ、それが出世魚たる所以ではなかろうかと思っています。このスズキ、夏場が旬で“洗い”は最高。と言われていますが、真冬のスズキも美味いです。洋食メニューでは定番・通年で、卸先は和食より洋食のお店が多いようです。既成概念を捨てるとこの魚の価値が良く分かります。