銚子・角巳之・三代目

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ショウサイフグ

2006年01月21日 | 銚子の魚

000_0111 フグといえば、トラフグを連想されるかと思いますが、銚子でフグといえばこのショウサイフグです。から揚げ、干物、吸い物、これまた何でも美味いです。トラフグ同様、卵巣等に毒があり、調理に際してはフグ調理師の免許を持った方があたります。銚子の魚屋さんでは良く干物にして販売しています。この干物、酒の肴に最高です。この魚は房総周辺で比較的良く釣れます。3年ほど前、友人と犬吠埼下の磯で根魚を釣っていましたら、このショウサイフグがかなり釣れました。美味しい魚ですが、釣りでは何故か外道として嫌われてます(持って帰っても自分達では処理できないからかもしれません)その時はアイナメ、カサゴ、そしてこのショウサイフグが釣れました。釣れた魚は磯場の潮溜まりに放しておきましたが、アイナメ、カサゴはすぐ死んでしまったにも関わらず、このショウサイフグだけは余裕タップリで泳ぎ回っておりました。フグは生命力が強く、料理の世界で何かと珍重されるのは、美味しいだけでなく、生命力の強い魚を頂く事で人間にも活力が沸くからだ。と同行した和食の料理人の方がおっしゃっておりました。確かに、あの潮溜まりで余裕タップリで泳いでいる姿には生命力の強さを感じました。潮溜まりで泳いでいたフグのその後ですが、あまりの強さに一同感心し、再び太平洋に戻って頂く事にしました。ユニークな姿、泳ぎ方ですがこの生命力の強さ。人も魚も見かけによらない。そんな事を思いました。