銚子・角巳之・三代目

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食魚革命その③

2006年01月26日 | 銚子の魚

000_0497 ジャミサバと脂の乗った輸入サバ。イクラを取ったあとの国内の親サケと脂の乗った輸入養殖サケ。単品で(焼くだけという単純調理で)比べたら確かに後者のほうが美味しいと思います。しかも値段が安かったりする。日本の何十倍の規模で大量生産。野菜も肉もそうですが、単位あたりのコストは日本より安く出来る。ただそれを輸送する。燃料を消費する。生産者の顔が見えない....。以前フードマイルという事で申し上げました。にもかかわらず世界的に見ると一次産品が戦略物資にされているところがあって、一様に巨大な中国マーケットに進出し始めている。そういう状況ですかね。食糧自給とか、そんなことは抜きにして、少しでも高く買ってくれるところに売りたい。作っている立場からすれば当然でしょう。ただ世界的に見ると人口は大幅に増加、砂漠化などで収穫面積はそれほど増えておりません。海流の変化、異常気象などの影響。ここ数年、農畜水産物を巡る話題に事欠きません。ジャミサバも調理の工夫で美味しく食べられる。マサバの大きいのは美味しいけどゴマサバは美味しくない。と言わないで、ゴマサバの美味しい食べ方を。こう考えて行きたいと思います(食べ方の投稿もお待ちしています)。規格が揃っていなければ、脂が、骨が....、選択できる事は豊かさの証拠では有りますが、それがもしかしたら自分達の首を絞めているのかもしれない。最近そう思っております。さて長らくシケ続きでしたが、本日近海小型は出漁しております。明日からまた暫く銚子の魚冬バージョンを続ける事にします。