《TOTOジャパンクラシック》第2日。今季2勝目を狙う申ジエ(韓国)が3位から65と伸ばし、通算13アンダー、131で首位に立った。64を出した未勝利の木村彩子が1打差2位。さらに1打差でイ・ミニョン(韓国)が続いた。西郷真央、藤田さいき、ペ・ソンウ(韓国)が通算9アンダーで4位に並び、前週優勝の西村優菜は畑岡奈紗、勝みなみらとともに8アンダーで7位につけた。前年覇者の鈴木愛は6アンダーで16位、渋野日向子は4アンダーで28位となった。申ジエがトップだと、なかなか難しいが、スポーツは何が起きても不思議ではない。西村、畑岡、勝の8アンダーグループの大爆発に期待したい!
今日の重賞を振り返る。東京11Rで行われた【第56回京王杯2歳S】は、C・ルメール騎乗の2番人気モントライゼ(牡・松永幹夫厩舎)が、道中2番手をスムーズに追走し直線で先頭に立つと、後続の追い上げを振り切って快勝。重賞初Vを飾った。タイムは1分21秒8。クビ差の2着に外から差し脚を伸ばした9番人気のロードマックス、さらにクビ差の3着には同じく直線でしぶとく脚を伸ばした5番人気のユングヴィが入った。
勝ったモントライゼだが、ルメールがうまく乗って強い勝ち方だった。距離はマイルまでは大丈夫だろ。力だけは走るが、超一流とは・・・。2着ロードマックスは追い出してから良く伸びていた。夏より成長していたし、力はある。3着ユングヴィはこの先もっと良くなってきそう。道中リラックスして走れるようになれば面白い。惜しかったのは4着ストライプ。直線で寄られなければ、もっと際どかった。
モントライゼは、父ダイワメジャー、母ムーングロウ(母父Nayef)という血統。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬で、馬主は(有)キャロットファーム。通算成績は4戦2勝。重賞は初制覇。管理する松永幹夫調教師は【京王杯2歳S】初勝利、騎乗したC・ルメールは2016年のモンドキャンノ、17年のタワーオブロンドン、19年のタイセイビジョンに次いで同レース4勝目となった。
阪神11Rで行われた【第25回ファンタジーS】は、武豊騎乗の1番人気メイケイエール(栗東・武英智厩舎)が向こう正面でかかり気味に進出し先団で競馬を進めると、直線でも末脚が鈍ることなく他馬を突き放して勝利。デビューから無傷の3連勝を、ミッキーアイル産駒初の重賞制覇となった【小倉2歳S】に続く重賞連勝で飾った。タイムは1分20秒1でレコード。2着には直線で外から急追した7番人気のオパールムーン、3着に番手から内で粘り込んだ5番人気のラヴケリーが続いた。なお、2番人気で熊本産史上初のJRA重賞制覇が期待されたヨカヨカは5着に敗れた。
勝ったメイケイエールは向こう正面でだいぶ掛かっていたのにこの勝利。相当強い。折り合いさえつけばマイルも大丈夫だろう。一にも二にも気性次第。2着オパールムーンは終い一気。それであの脚は今後楽しみだ。3着ラヴケリーもよく頑張っているが、今日は勝ち馬が強すぎた。もう少し精神的な成長が伴えば・・・。5着ヨカヨカは直線まではいい感じだった。ただ最後はフラフラになってしまった。時計か、坂か・・・。
メイケイエールは、父ミッキーアイル、母シロインジャー(母父ハービンジャー)という血統。北海道安平町・ノーザンファームの生産で、馬主は名古屋競馬(株)。通算成績は3戦3勝。重賞は今年の【小倉2歳S】に次いで2勝目。【ファンタジーS】は、武英智調教師は初勝利、武豊は05年アルーリングボイス、06年アストンマーチャン、13年ベルカントに次いで4勝目となった。
明日の予想。まずは東京メイン【アルゼンチン共和国杯】。本命は18番オーソリティ。骨折明けとなるが、ここでは素質が上。良くなるのはもっと先かもしれないが、ルメールが騎乗する以上、そうみっともない競馬にならないはず。相手は2,5,6,7,8,17番。阪神メイン【みやこS】は9番スワーヴアラミス。前走は休み明け、2100m。これで人気が落ちるなら面白い。相手は3,5,6,7,8,10番。福島メイン【奥羽S】は6番スマートランウェイ。休み明け、昇級緒戦と条件は厳しいが、スピードはここでは上位。福島も合う。相手は2,4,7,10,11,12番。
昨日も書いたが、明日の一口は阪神5Rのコーディアル。正直気性に難があるが、それでも走ったら今後が楽しみになる。目指せ!掲示板!