いやぁ面白かった。今日のボクシング。【WBC世界バンタム級タイトルマッチ】王者の山中慎介(33帝拳)が、挑戦者の同級1位アンセルモ・モレノ(31パナマ)に7回KO勝ちし、11度目の防衛を果たした。試合開始直後からモレノが攻め、激しい立ち上がりとなった。1回、カウンターで山中の左フックが効いて早くもモレノがダウンした。しかしモレノはその後もひるまず、強気に打って両者乱打戦の展開に。そして4回にはモレノの右フックで山中がダウン。それでも4回終了時点のジャッジでは2-0で山中の優勢。5回に入ると、さらに激しい打ち合いとなり、今度は山中がよろめく場面もあった。6回には山中の左ストレートがモレノの顔面にクリーンヒットし、モレノが再びダウン。そして迎えた7回にもモレノが3度目のダウン。それでもスーパー王者の意地でモレノが立つ。しかしさらに山中がリング隅に追い込んで、左ストレートを見舞い、耐えるモレノをKOした。昨年9月に2-1の僅差判定で競り勝っていた強敵を再戦で返り討ちにし、内山高志と並んで国内歴代2位タイの防衛数となった。天晴れ!
そしてその前に行われた【WBC世界スーパーバンタム級タイトルマッチ】。世界2階級王者の長谷川穂積(35真正)が、KO率80%以上の王者ウーゴ・ルイス(29メキシコ)にTKOで勝利し、3階級制覇を達成した。日本人最多16度目となる2年5カ月ぶりの世界戦。長谷川は、WBCバンタム級王座から陥落した10年4月モンティエル戦以来5年5カ月ぶりの王者返り咲き。世界で3番目の高齢3階級制覇、日本人最年長世界奪取と記録ずくめの勝利を挙げた。
序盤は互いに探りながらの展開。1回には偶然のバッティングで長谷川に減点。4回終了時点のジャッジでは1-2とルイスが優勢だった。5回に入るとルイスが果敢な攻めを見せると長谷川も反撃し、激しい流れになった。7回には偶然のバッティングで、今度はルイスに減点。8回にはルイスが手数を増やして積極的に攻撃を仕掛ける。しかしこの段階のジャッジでは長谷川が2-1で優勢となった。そして9回終了後、ルイスが棄権した。天晴れ!
このほかにも現在日本人王者はWBO世界スーパーフライ級王者・井上尚弥(大橋)、WBA世界ライトフライ級王者・田口良一(ワタナベ)、WBO世界ミニマム級王者・高山勝成(仲里)、WBA世界フライ級王者・井岡一翔(井岡)、IBF世界ライトフライ級王者・八重樫東(大橋)がいる。そして元王者。内山高志や村田涼太、清水聡も・・・。今日本のボクシングは熱い!
では明日の予想。まずは中山メイン【ラジオ日本賞】は3番ケイティブレイブ。3歳限定なら中心視。54㌔も56㌔背負いなれていただけに有利だろう。相手は1,5,6,7,8,9番。同12Rは11番ロードインスパイア。芝を使われてきたが、ダートなら圧勝まである。鞍上に戸崎を配したのも勝負気配の表れだろう。相手は3,4,5,6,9,12番。阪神メイン【オークランドRCT】は2番アドマイヤランディ。前走1000万条件を快勝。その走りっぷりはひと皮剥けた感じだった。鞍上も福永だし、人気無しで面白そう。相手は4,5,8,9,10,11番。阪神10R【瀬戸内海特別】は5番ピンストライプ。前走で本格化を確信。先々まで追いかけたい馬でここは黙って買い。相手は2,6,10,14,15,18番。
久々に勝つぞ!
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