人生成り行き、馬まかせ(目指せ回収率90%)

好きな言葉は『番狂わせ』。
競馬にドップリ浸かっている還暦オヤジ゛の泣き笑い雑記

さよなら談志師匠!

2011-11-25 21:34:08 | お笑い

   悲しい、めちゃくちゃ悲しい。
「談志が死んだ」
 あの談志師匠が逝っちゃった。僕が知ったのは、11/23の夕方の『Yahooニュース』であった。前から喉頭がんで声が出ないとは聞いていたのだが、まさか亡くなるとは・・・。
 僕がよく談志師匠の落語を聴いて(観て)いたのは、今から20年ぐらい前。国立演芸場で毎月『談志ひとり会』が開かれており、それを会社の親友と毎月欠かさず観に行っていた。僕たちが行き始めた頃ってこの『ひとり会』はごく一部の談志師匠の熱狂的ファンだけが来る会で、チケットも結構簡単に手に入っていた。例えば当時客席でよく見かけたのが故山際淳司氏、山本益博氏らである。
ただこの『ひとり会』って(一般的にいうと)酷いもので、『ひとり会』と言いつつ、談志師匠が来ないことも、遅刻してくることも多々あった。ただ僕らファンはその来ないことも含めて『ひとり会』を楽しんだ。
えっ、談志師匠が遅れるとき、来ないときですか? 来るまで前座(現在の談春師匠、談笑師匠、笑志師匠らだったと思う)が談志師匠が来るまで繋いだり、たまたま楽屋に来ていた談四楼師匠や志らく師匠が代役をやっていた(記憶が正しければ・・・)。またこんなことも。まぁ遅れてでも来ることは来たんだが、「あんまり落語をやる気がない」と言って着物にも着替えず、漫談だけで終わったこともあった。それでもファンは暴動を起こすわけでなく、きちんと木戸銭を払って帰っていくのである。
「談志、しょうがないなぁ」
と笑いながら・・・。
「ひとり会」の普通ではないところはこれだけではなかった。もちろん時間通りに始まる時もあった(当たり前のことを“あった”という表現するところが異常だが・・・)。段取りとしては前座(前述)が一席やって、談志師匠が休みを挟んで2席というのが通常の流れとなるのだが、談志師匠が普通に落語を最初から最後まで普通の噺家のように語り通すことは多くなかった。必ず途中で落語の解説、過去の名人たちは“ここをこうやった”と入るのだ。初めて観た人の中には「理屈っぽく嫌」と言う人が少なくないのも確かで、それでもファンはそれも聴きたくて集うのだった。
 ここまで読むと“なんでそんな会に行ったのか?”と疑問を持つ方が多いと思うが、まぁ前述したことなどすべて合わせて『立川談志』という噺家を感じたいからだ。そしてもうひとつはやはり談志師匠が嵌った時の落語が凄すぎるからである。昨年末にビデオ放映(これでもお金が取れるから凄い)だった会に突然談志師匠が現れ『芝浜』をやったらしいが、観に行った人によると声が出ない中、とても良かったそうである。僕も年末、丁度今ぐらいの時期からか、無性に聴きたくなるのが談志師匠の『芝浜』だ。僕自身何度も談志師匠の『芝浜』は聴いているが、そんな中2度だけ号泣したことがある。物語ももちろん全部知っておりながらの号泣。それも映像でもなく音楽があるわけでもない「噺」だけでである。文章ではなかなか説明できないが、とにかく凄いのだ。よく談志師匠は3代目三木助師匠を誉めていたし、志ん朝師匠の『芝浜』もいいが、やっぱり僕は談志師匠の『芝浜』がいちばんだと思っている。談志師匠の落語は他にも『らくだ』『居残り佐平次』『へっつい幽霊』『三方一両損』『源平盛衰期』などその人によって好みは分かれる(古舘伊知郎は『居残り佐平次』が好きらしい)が、どれも聴く価値はあると思う。談志師匠の音源はたくさん残っているので是非皆さんには聴いてほしいものだ。
 僕にとっては枝雀、志ん朝に続いての落語界三大ショック。気分的には喪中ハガキを出したいくらいである。ただ訃報を聞いて3日、少し落ち着いて今ではIPodで「談志ひとり会」を楽しんでいる。最後に僕が好きな談志師匠の名言をひとつ。
『田楽は円楽よりうまい』 合掌!

 では明日の予想。まずは重賞【京阪杯】。どうも【京阪杯】と聞くと芝の2000mと思ってしまうのはそれだけ人間が古いということだろう。まぁそれはどうでもいいが、本命は9番ジョーカプチーノ。ここは美味しい2番人気になる。れっきとしたGⅠホースで前走は負けて尚強しレース。前走だけ走れば普通に勝ち負け。相手は勿論3番だが、12番アーバニティも嵌れば差はない。
 東京メイン【キャピタルS】は13番ガルボ。前走お世話になった15番コスモセンサーと迷ったが、休み明けを考えればレース内容はこちらが上だった。8ハロンのGⅢは1,3,2着。ここは叩いて狙ってきたと見る。相手は実力馬の5,14番。
 小倉メイン【田川特別】は人気でも14番メイショウエバモア。この馬は1700mというのがいちばん合っている。叩き2戦目で上昇も考えると軸には最適だ。一方、ずっと買い続けている12番ウォータールルドも穴人気になっているが、この馬は1200mがベストで小回りとはいえ、1700mは長い。相手は11,3番。

 明日はゴルフに行く予定。よって馬券は控えめに買う。その分明後日の【JC】で・・・。ちなみに談志師匠は75歳だったし、立川談志としては5代目。ただ本来は7代目だという。馬券の5-7は馬、枠共に抑える。

 


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 馬の上の池添に参った! | トップ | JCの本命馬はこの馬で・・・ »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

お笑い」カテゴリの最新記事