人生成り行き、馬まかせ(目指せ回収率90%)

好きな言葉は『番狂わせ』。
競馬にドップリ浸かっている還暦オヤジ゛の泣き笑い雑記

一口馬1勝&3万馬券的中!

2024-06-08 19:10:25 | Weblog

 まずはゴルフ。国内女子ツアー《宮里藍サントリーレディスオープン》3日目。今季初シード選手として臨む21歳の内田ことこが5バーディ、2ボギーの「69」で通算8アンダーの単独首位に浮上した。2021年のプロテスト合格の“道産子ガール”で昨年《CAT Ladies》《ニトリレディス》などの4位がキャリア最高位。1打差2位はともに98年度生まれで“黄金世代”の大里桃子と高橋彩華。通算6アンダー4位に吉本ひかる、ともに「67」で回った岩井明愛と神谷そらが続いた。 大会連覇がかかる岩井千怜は首位スタートから1バーディ、3ボギーの「74」とスコアを落とし、山下美夢有、青木瀬令奈、金田久美子、小祝さくらと並ぶ5アンダー7位に後退した。今大会では上位2人および終了時点のメルセデスランキング上位3人に、今季メジャー最終戦《AIG女子オープン(全英女子)》の出場権が付与される(いずれも有資格者を除く)。誰が優勝するかわからない展開、岩井姉妹に山下、小祝あたりが有利かと思うが、内田にも最後まで優勝争いに絡んでほしい。

 米国女子ツアー《ショップライトLPGAクラシック by Acer》初日。ツアー未勝利のアルピチャヤ・ユボル(タイ)が1イーグル、8バーディの「61」をマーク。前週のメジャー《全米女子オープン》で5位に入った22歳の新鋭が、後続に2打差をつける10アンダー単独首位で3日間大会を飛び出した。8アンダーの2位にジェニー・シン(韓国)。7アンダーの3位にアン・ナリン(韓国)が続いた。6アンダーの4位に畑岡奈紗、ブリタニー・リンシコムら7人が並んだ。前週のメジャーを単独2位で終えた渋野日向子は5バーディ、ノーボギーの「66」で回り、歴代覇者(2022年)のブルック・ヘンダーソン(カナダ)らと並ぶ5アンダーの11位でスタート。西村優菜、西郷真央、古江彩佳は、大会連覇がかかるアシュリー・プハイ(南アフリカ)と同じ4アンダー17位。《全米女子オープン》2勝目を遂げて乗り込んだ笹生優花は3バーディ、1ボギーの「69」とし、カットライン上の2アンダー51位で2日目に向かう。勝みなみと吉田優利は1オーバーの110位と出遅れた。残り二日、畑岡の意地も感じるし、渋野は完全に吹っ切れた感じ。ただ西村、西郷、古江あたりまでは十分にチャンスある。日本人2週連続優勝も夢ではない。

国内男子メジャー《BMW 日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ》3日目。2位スタートの金谷拓実が5バーディ、2ボギーの「68」で通算10アンダーとし、ツアー未勝利の小木曽喬、メジャー初優勝がかかる岩田寛と首位に並んで最終日へ。大会史上初の大会連覇をかけて最後の18ホールに臨む。岩田は5位スタートから5バーディ、1ボギーの「67」、小木曽は8位から5バーディ、ボギーなしの「66」で首位に並んだ。通算9アンダーの4位にルーキーの岡田晃平。8位から5バーディ、1ボギーの「67」で回り、メジャーでのツアー初優勝に前進した。8アンダー5位に蝉川泰果、清水大成、池村寛世、平田憲聖、米澤蓮の5人。単独首位から出た稲森佑貴は後半17番の2打目を池にいれてダブルボギーとするなど「72」。市原弘大、今平周吾、岩崎亜久竜と並ぶ7アンダー10位に後退した。次週に海外メジャー《全米オープン》出場を控える石川遼は「70」とし、5アンダー16位で最終日に入る。女子同様、こちらも誰が優勝してもおかしくない。金谷、蝉川、稲森、今平あたりの争いか。

 米国男子ツアー《ザ・メモリアルトーナメント》2日目。“帝王”ジャック・ニクラウスがホストする伝統の一戦は、世界ランキング1位のスコッテイ・シェフラーが通算9アンダー単独首位に浮上して大会を折り返した。 1打差2位スタートから1イーグル4バーディ、2ボギーの「68」をマーク。ここまで3月《アーノルド・パーマー招待》と《ザ・プレーヤーズ選手権》、4月の《マスターズ》と《RBCヘリテージ》といずれもビッグイベントで4勝。シグニチャーイベント(昇格大会)3勝目で今季5勝に到達すれば、2016-17年シーズンに5勝を挙げたジャスティン・トーマス以来となる。初日首位のアダム・ハドウィン(カナダ)は「72」と伸ばせず、6アンダー2位に後退。同順位に並んだ前年覇者のビクトル・ホブラン(ノルウェー)は、1999年から3連覇したタイガー・ウッズ以来の大会連覇が懸かる。この日のベストスコア「67」を出したクリスティアン・ベゾイデンハウト(南アフリカ)とキーガン・ブラッドリーが5アンダー4位。ルドビグ・オーベリ(スウェーデン)が4アンダー6位で続いた。世界ランク2位のザンダー・シャウフェレ、同3位のロリー・マキロイ(北アイルランド)、トニー・フィナウが3アンダー8位。2014年に当地でPGAツアー初優勝を飾っている松山英樹は6バーディ、2ボギー1ダブルボギーの「70」でプレー。トータル1アンダーで初日35位から15位にポジションを上げて週末を迎える。今週は昇格大会でも予選カットを実施。世界ランク4位のウィンダム・クラークは5オーバー53位、大会2勝のパトリック・カントレーは7オーバー63位、リッキー・ファウラーは14オーバー73位の最下位で予選落ちとなった。今年のシェフラーは強い。ちょっと松山の優勝は難しいか。ただまだ2日あるので…頑張れ!

 明日の予想。まずは東京メイン【エプソンC】。本命は16番グランディア。前走終了時点で、オープンでも狙おうと誓った馬。相手なりに走れる馬で鞍上は【東京ダービー】ジョッキーの三浦、勢いは間違いなくある。相手は6,7,11,13,15,17番。京都メイン【三宮S】は1番オメガギネス。前走は59㌔が堪えたし、道中も行きっぷりが今一つだった。鞍上の松山はスタート上手いし、1800mになるのもいい。人気になるがここは買い。相手は9,10,11,12,13,14番。函館メイン【函館スプリントS】は6番シナモンスティック。今日の【函館日刊スポーツ杯】でも同じくジョーカプチーノ産駒を狙って3連複3万馬券をゲット。柳の下に2匹目の泥鰌を狙う。ちなみに昨夜本命に悩んだ相手ナリタローゼが1着だったので、同じダイワメジャー産駒のマテンロウオリオンも悩んだが、ちょっと外枠が…。相手は3,4,9,10,11,13,16番。

 

 今日の一口馬の結果。まずはアルヴァレスが東京6R【3歳未勝利】(1600mダート・混)に原優介騎乗で出走し、結果10着となった。鞍上の原は「ブリンカーがかなり効いていて、返し馬からもすっ飛んでいきそうなくらいの勢いがありましたね。スタートも上手に決められたのでそのまま出していったのですが、最後はちょっと苦しくなってしまった感じ。いいスピードがありますし、こういった形でレースをするなら距離はもう1、2ハロン短くてもよさそうです」とのこと。今日は初めての逃げのレース、さすがに最後はバテてしまったが、レースぶりは良かった。1200mダートなら何とかなりそう。今後初勝利を期待する。次はウインアラジンが…京都 7R【3歳上1勝クラス】(1900mダート)に田口寛太騎乗で出走し16着。鞍上の田口は「全体的に行きっぷりがもうひとつでしたし、所々で馬が走るのをヤメたがっているような雰囲気も感じられました。向正面ではそれとなく勢いがつきましたが、最後は逆にバッタリと止まってしまいました。ゲートの中は問題ありませんでした。申し訳ありません」とのこと。正直、走る気がなく競馬になっていない。田口が乗ってもこれなら、諦める日が近いかも…覚悟する。3頭目はハリケーンリッジ。東京7R【3歳上1勝クラス】(1600m芝・牝)にルメール騎乗で出走し1着となった。競馬では中団外目からじわっと進出していく競馬。3番手の位置から直線へ向かうと半ばで先頭に立ち、そのまま押し切って優勝した。管理する大和田調教師は「おめでとうございました。以前跨ってもらった時ほど課題は目立たないよといった感じでルメールさんに話し、あとは託したのですが、上手に乗ってくれましたね。話を聞いたところ“以前よりはまだいいけれど、一生懸命に走ろうとしますね。途中で動いて3番目につけ前に上手く壁を作れて良かったです。直線はビュッと脚を使ったというよりは勢いのまま押し切ってくれました”とのことでした。一見、楽な感じで走っていたかなと思いましたが、おそらくルメールさんだからなのでしょう。もう少し力みが強く出ると頭を上げてしまっていたのかもしれません。競馬へ行くと頑張ってしまうのは相変わらずですが、勝ちきれなかったところを何とか辛抱強く大事に使ってきて勝てたので嬉しい限りです。ちょっと硬さが目立っていたともコメントしてくれましたし、勝ったところなので、ここは基本ひと息入れて回復を促してからまた頑張ってもらいたいと考えています」とのこと。やっぱりルメールである。たぶん彼じゃなったら勝てなかっただろう。これからはクラスが上がり大変になるが、とりあえずレース後の状態をよく確認してからゆっくり立ち上げてほしい。最後はジャーヴィス。京都12R【3歳上1勝クラス】(1400mダート)に松山弘平騎乗で出走し結果2着となった。鞍上の松山は「前走で乗せていただいた際も少しエンジンがかかるのは遅れたのですが、追ってからけっしてズブいタイプの馬ではないんです。道中まだ執拗に砂を被るのを嫌うため、なるべくキックバックを避けながらポジションを上げていく形に。外へ持ち出してからはしっかり加速して脚を伸ばせていますし、今日は斤量面でも恩恵のある3歳馬にやられてしまいましたが、枠さえ違えばもっと接戦に持ち込めていたと思います」とのこと。惜しい!3歳馬にやられたが良いレースだった。これならメンバー次第で何とかなりそう。

 

 明日も4頭出走予定。まずはエルキュールが東京6R【3歳未勝利】(1600m芝・混) に土田真翔騎騎乗で出走予定。1ハロンの距離短縮と減量ジョッキー起用で何とかならないか。続いてオランジーが東京7R【3歳上1勝クラス】(1600mダート)に武藤雅騎乗で出走予定。本線の地方交流戦に出走できなったのは残念だが、東京コースは過去に好走歴がある舞台なので、なんとか巻き返しを期待したいところ。次はベルシャンソン。明日はこの馬がいちばん期待している。函館10R【津軽海峡特別】(1700mダート・H)に丹内騎乗で出走予定。1勝クラスの内容からも、このクラスで急に走れなくなる馬ではないはず。ハンデも手頃なので何とか復活の狼煙を!最後はアースライザー、東京10R【夏至S】(1600mダート・混)に木幡巧騎乗で出走予定。この馬は出走してくれるだけで嬉しい。鈴木慎調教師は「昇級後はなかなか自分の走りが出来ていないので、改めての気持ち。経験を積んでいけばこのクラスでもやれそうな馬なので、まずはこれまで以上の走りをさせたいところです」とのこと。頑張れ!

 

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今週の一口馬はなんと8頭!

2024-06-07 19:22:49 | Weblog

 まずはゴルフの話題。6/3に《全米オープン》の最終予選会が、全米各地10会場で行われ44の出場権を懸け687人が参戦した。その結果、とても残念なニュースが飛び込んできた。オハイオ州スプリングフィールドCCの予選会で現役最長メジャー出場記録更新中のアダム・スコットがプレーオフの末キャメロン・デービスに敗れ足掛け25年続いたメジャー出場権を逃すことになったのだ。メジャー勝利は13年の《マスターズ》だけだが、連続出場がスタートしたのは01年の《全英オープン》。20代の頃は予選落ちも多かったがこれまで92試合連続でメジャー大会に出場し、うち優勝1回、2位2回、3位3回、トップ10は18回を数える。ただスコットのメジャー連続出場が完全に途切れたわけではない。ウェイティング1番目なので次週欠員が出れば繰り上がりで参戦することができる。ツアー14勝、43歳のベテランにゴルフの神様は微笑んでくれるだろか。

 競馬の話題。JRAは4日、2024年度の顕彰馬記者投票の結果を発表し、20年のクラシック3冠などGⅠ4勝を挙げたコントレイル(牡7)、04年の【日本ダービー】、【NHKマイルC】を制し、種牡馬として数多くのGⅠ馬を送り出して19年にこの世を去ったキングカメハメハ(01年生まれ)が選出された。これで歴代の顕彰馬は37頭。コントレイルは選定候補初年度だった昨年、規定の得票率(75%)まで1票及ばなかったが、今年は有効投票数176票中152票(得票率86.4%)を集めて文句なしの選出となった。また、キングカメハメハは143票(同81.3%)を集めた。コントレイルは父がディープインパクト、母がロードクロサイトという血統で、ノースヒルズの生産馬。前田晋二オーナーが所有した。矢作厩舎に所属し、20年に史上8頭目の3冠馬に輝き、父ディープインパクトとともに父子で無敗の3冠馬となった。現在は社台スタリオンステーションに種牡馬として繫養され、産駒は来年(25年)にデビューする予定。一方、キングカメハメハは父キングマンボ、母マンファスという血統で、ノーザンファームの生産馬。金子真人オーナーが所有した。現役時は松田国英厩舎に所属し、04年に圧倒的な強さで【NHKマイルC】、【ダービー】の“変則2冠”を達成。種牡馬入り後は短距離のロードカナロア、ダービー馬レイデオロ、ドゥラメンテ、3冠牝馬アパパネ、ダートのホッコータルマエ、チュウワウィザードなど多くの活躍馬を送り出し、19年8月にこの世を去った。顕彰馬には過去3年の得票率が21年69%、22年71%、23年65%と75%まであと1歩が続いていたが今回念願の選出となった。僕は両馬とも当然の結果と思っているが、より嬉しいのはキンカメ。現役時代の活躍もそうだが、種牡馬としての活躍は今の日本競馬界を作っているといっても過言ではない。これで既に受賞している子ロードカナロア、その子アーモンドアイに続く形で、父子3代の顕彰馬入りとなった。本当に良かった!おめでとう!

 一方で今年から対象となったオジュウチョウサン(牡13)は得票率が58%(有効投票数176に対し、得票数102)で選定対象初年度の顕彰馬入りはならなかった。同馬はJ・G1を9勝し、ジャンプ界の「絶対王者」と呼ばれ、ファン投票で【有馬記念】にも出走を果たした。障害競走で顕著な成績を残した馬としては、85年グランドマーチス以来2頭目の顕彰馬入りを期待されていたが…まぁまだ来年がある。この他ではブエナビスタ(45票・25.6%)、モーリス(39票・22.2%)、シーザリオ(16票・9.1%)、ゴ-ルドシップ(12票・6.8%)などが選出されなかった。顕彰馬の壁は非常に高い!

 そんな顕彰馬となったコントレイルの全弟サンセットクラウド(牡5、矢作)が、5/29付で競走馬登録抹消となった。今後は福島競馬場で乗馬となる予定。超良血の評判馬として、21年10月の東京芝1800mで、兄の主戦を務めた福永騎手(現調教師)を背にデビュー。9戦目の【未勝利戦】(小倉芝2600m)で待望の初勝利を飾ると、持ち前のタフさを生かし、芝の長距離戦で3勝クラスまで勝ち上がった。通算成績は27戦3勝。それからもう一頭、コントレイルの半弟インタクト(牡4,兵庫・松浦厩舎)は現在園田・姫路競馬で走っているが、賢兄が顕彰馬に決定した翌日、園田競馬2Rで行われた【C3二組】(1400mダート)に出走し、見事勝利している。インタクトは父ハーツクライ、母ロードクロサイト(母父Unbridled's Song)の血統。22年9月に中山競馬場でデビュー。中央では8戦するも勝ち星を挙げられず、23年秋に園田競馬へ転入していた。これが通算16戦目で待望の初勝利で通算成績は16戦1勝となった。人間でもそうだが、同じ兄弟でも…だから面白い。

 先週の【安田記念】で今年のJRA・平地GⅠ「11戦」が終了したが、「史上初の現象」が起きている。なんと第1弾の【フェブラリーS】(ペプチドナイル・藤岡佑)から【安田記念】(ロマンチックウォリアー・マクドナルド)まで、すべて勝利ジョッキーが違うのだ。  これまで、【安田記念】まですべて違う騎手が勝ったのは、2002年に一度あるが、この年はまだ【大阪杯】、【ヴィクトリアマイル】が行われていなかったため、レース数としては「9戦」であった。今回は実に「11戦」で、これは1984年グレード制導入以降、史上初めてのことだ。まぁ大きな要因としてルメールがドバイ遠征時のケガで約1か月休養していたことがあげられるが、結果は結果である。残るGⅠは6/23に行われる【宝塚記念】。誰が勝利ジョッキーになるか注目だ。ちなみに現時点で1番人気になると思われるドゥデュースに騎乗する予定は武豊だが、今年まだGⅠを勝っていない。

《2024年JRA・平地GⅠの勝ち馬と勝利ジョッキー》

〇2/18【フェブラリーS】…ペプチドナイル・藤岡佑介 

〇3/24【高松宮記念】…マッドクール・坂井瑠星 

〇3/31【大阪杯】…ベラジオオペラ・横山和生 

〇4/7【桜花賞】…ステレンボッシュ・ジョアンモレイラ 

〇4/14【皐月賞】…ジャスティンミラノ・戸崎圭太 

〇4/28【天皇賞(春)】…テーオーロイヤル・菱田裕二 

〇5/5【NHKマイルC】…ジャンタルマンタル・川田将雅 

〇5/12【ヴィクトリアマイル】…テンハッピーローズ・津村明秀 

〇5/19【オークス】…チェルヴィニア・クリストフルメール   

〇5/26【日本ダービー】…ダノンデサイル・横山典弘 

〇6/2【安田記念】…ロマンチックウォリアー・ジェームズマクドナルド 

〇6/23【宝塚記念】…?

 

 では明日の予想。まずは東京メイン【ジューンS】。内枠がちょっと嫌な気がするが1番オープンファイア本命。長期休養明けで4着と恰好つけた前走。ルメールを配し勝負に出た。府中の2000m以上の芝は黙ってルメールは買いという僕の中の不文律もあり。ここは自信の本命。相手は3,6,8,9,13,14番。京都メイン【水無月S】は7番ジュンブロッサム。前走は不得意の道悪と馬体増が敗因。パンパンの馬場ならまず勝ち負け。相手は1,2,6,10番。函館メイン【函館日刊スポーツ杯】は5番ポルタフォルトゥナ。3番ナリタローゼと迷ったが1歳だけでも新鮮味を上に取った。洋芝を待っていたクチでジョーカプチーノ産駒はこの舞台が合う。相手は3,4,7,8,9番。



 今週の一口馬。今週はなんと8頭の出走となるが、その前に出走しない馬の動向をひとつ。先週6/1の東京【3歳上2勝クラス】(1600mダート・牝)に出走し12着となったラブルアージェだが、これまでの戦歴および現状を踏まえ、昆貢調教師とクラブ関係者が協議を行った結果、ここで中央競馬登録を抹消して地方競馬に移籍することとなった。新たな預託先は船橋競馬・佐藤裕太厩舎。前走はスタートのミスがすべてで、まったく力を発揮できなかった。条件さえ合致すれば、このクラスでもやれる力は持っているものの、夏季番組に牝馬限定で短距離ダートの適鞍も組まれていない。まだ年齢的な衰えは感じられず、滞在競馬に向かえる点もプラスに働くはずで、小回りの1400~1500mあたりの距離が一番合っている馬。僕個人的には嬉しい移籍、なんとか南関でもうひと花さかせてもらいたい。船橋競馬場に行くぞ!
 では今週の出走馬。まずはアルヴァレスが明日の東京6R【3歳未勝利】(1600mダート・混)に原優介騎乗で出走する。奥村武調教師は「前走(地方交流戦2着)から実質、中一週での競馬となるため、追い切りはサラッと軽めの内容にとどめています。特に疲れはうかがえず、精神的にも落ち着いている状態。稽古でも前向きな姿勢で走れていますから、今回もしっかり力を出し切れると思います。持ち時計上位の権利持ちもいるメンバー構成で、前走とは勝手も違うでしょうが、ここでやれれば本物だと思います。ブリンカーを着けてからはレース内容が変わってきましたし、アルヴァレス自身、だいぶ力を付けているので期待しています」とのこと。前走の走りできれば、馬券圏内には…。次はウインアラジン。京都7R【3歳上1勝クラス】(1900mダート)に田口騎乗で出走。高橋一哉調教師は「今週は坂路で併せ馬の追い切りを行いました。先週の時点ではまだ少し動きが重い感じでしたが、今週は動きに軽さが出ていましたし、良い状態でレースに向かえるのではと思います。聞いていた喉に関しては調教ではそれほど気になりませんが、レースでは念のため舌を縛る予定です。また、ゲートの駐立がうるさい馬なので落ち着かせる目的でコンプレッションフードも着用します。追い切りでは追い出してから手応えほど動ききれないところがあり、ワンペースでいかにもダートの中距離向きの馬といった印象です。レースでも瞬発力勝負になると分が悪そうですので、早めに動かしていくような競馬ができればと考えています」とのこと。今回いちばんの魅力は鞍上。若手のホープ・田口で馬が激変してくれれば…。次はハリケーンリッジ。東京7R【3歳上1勝クラス】(1600m芝・牝)にルメール騎乗で出走予定。大和田成調教師は「先週半ばの追い切りは坂路にしましたが、週末はコースにしました。また、直前も少し長めの設定で動かしておこうかと思い、バランスを確認する意味でもウッドチップコースでの追い切りで整えることにしました。変にカーッとさせても良くないと思い、リズム重視で単走追いにして長めから動かしてあります。リラックスして冷静に走れていて、右モタれも見せていませんでしたよ。調教とレースとで異なることもありますが、前回調整時と同様にいい雰囲気のままここまで来ることができましたので、レースを楽しみにしています。今回の鞍上はクリストフにお願いすることになりましたので、いい騎乗を期待しています」とのこと。ルメールが乗ってくれるのだから期待大。そろそろ…。土曜日の最後はジャーヴィス。京都12R【3歳上1勝クラス】(1400mダート)に松山騎乗で出走予定。千田輝彦調教師は「前走から中1週になりますし、少しピリピリしたところを見せているので、今週は軽めに追い切っています。ただ、ピリピリといっても悪い感じではなく、いい活気があって状態は高いレベルで安定していますよ。今回も十分に力を発揮できると思います。前走は内枠で外に出すことができずにキックバックを受ける展開。あそこでポジションを下げたことが最後に響いてしまいました。まだまだ心身ともに幼いところのある馬ですが、まともに走れていれば前回も勝ち負けに持ち込めていたでしょうし、そろそろこのクラスは突破してほしいところ。鞍上も2度目となりますし、前回の経験を踏まえて乗ってきてくれるでしょう。出たなりの位置でスムーズに運べれば終いはしっかりと脚を使ってくれますし、今回はしっかり差し切ってほしいと思っています」とのこと。当然勝利を期待する!

 6/9の日曜日も4頭。まずはエルキュールが東京6R【3歳未勝利】(1600m芝・混)土田真翔騎騎乗で出走する。天間昭一調教師「6ハロンの長めから時計を出していますが、馬体やテンション面を考慮してあまり詰めすぎないよう、先週同様に終い重点の内容で済ませています。もうひと伸びほしい感じはあったものの、前走後ここまでしっかり本数を重ねることができ、今週は無事に芝のレースへ出走が叶いました。1ハロンの距離短縮と減量ジョッキー起用で少なくとも8着より上の着順を狙いたい考えです」とのこと。まぁこのくらいが妥当な見方だろう。でも爆走しないかなぁ。続いてオランジーが東京7R【3歳上1勝クラス】(1600mダート)に武藤雅騎乗で出走予定。青木孝文調教師「5日にWコースで併せて追い切りを行いました。最後は遅れを取る形となったものの、ラスト1ハロンは11.9秒とタイムは出ていますから、しっかり負荷を掛けられたのではないかと思います。ただ、先週よりはトモのこなしが良化しつつありますが、踏み込みに甘いところがありますね。それでも、どこか馬体に異常があるわけではなく、体調面に問題はありませんし、時計は出ている様に負荷はしっかりと掛けられていますから、現状の力を出せる状態にあると思います。東京コースは過去に好走歴がある舞台ですし、巻き返しを期待したいところです」とのこと。次はベルシャンソン。函館10R【津軽海峡特別】(1700mダート・H)に丹内騎乗で出走予定。西田雄一郎調教師は「この中間も問題なく、昨日の追い切りは丹内に乗ってもらっておこなっています。単走でしたが終始馬ナリのまましっかりした脚取りで走ってきました。ジョッキーは『変わらずいい動きでしたよ。欲を言えばもう少し体を使えればと思いますが、十分に走れるレベルにありそうですよ』と話していました。心房細動後の長期休養明け時の抜群の動きに比べると物足りなさはありますが、ここまで順調にきていますし、ベルシャンソンの力は発揮できるでしょう。ハンデも53kgと手頃なところですし、何とか前進させたいですね。1勝クラスの内容からも、このクラスで急に走れなくなる馬ではないはずなので、まずは目途を立ててきてもらえればと思っています」とのこと。復活の狼煙を北の大地で上げてほしいものだ。最後はアースライザー。東京10R【夏至S】(1600mダート・混)に木幡巧騎乗で出走予定。「今週の出走に向けて順調な仕上がりを見せています。休み明けでフレッシュな状態ですし、昨日の追い切りも同クラブのダイヤモンドビーチと併せ、終始手応え良く回ってきて、格上らしい余裕を持った走りでしたよ。追い切りを重ねても馬体に硬さが目立つことはなく、気持ちの方も十分に前向きさがあり、良い状態で競馬に向かうことができそうです。体重も496kgと前走くらいで出走させられそう。昇級後はなかなか自分の走りが出来ていないので、改めての気持ち。経験を積んでいけばこのクラスでもやれそうな馬なので、まずはこれまで以上の走りをさせたいところです」とのこと。これまで意外な走りを見せて僕を驚かせてくれた馬。ここでも更なる奇跡を!

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強かった!ロマンチックウォリアー!

2024-06-02 18:09:57 | Weblog

 まずはゴルフ。今季の海外メジャー第3戦《全米女子オープン》3日目。メジャー過去最多の14人が決勝ラウンドに進出している日本勢。渋野日向子は7バーディ・3ボギーの「66」と伸ばし、首位と2打差のトータル3アンダー・4位につけた。2019年《AIG女子オープン》(全英)以来となるメジャー2勝目がかかる。3差3位から出た笹生優花は4バーディ・3ボギーの「69」と1つ伸ばし、トータル2アンダー・5位。小祝さくらがトータル1オーバー・6位タイ、1つ伸ばした竹田麗央がトータル2オーバー・8位タイに続いている。山下美夢有がトータル3オーバー・11位タイ、古江彩佳と岩井千怜がトータル4オーバー・14位タイ。鈴木愛、河本結、尾関彩美悠がトータル5オーバー・19位タイ。畑岡奈紗がトータル7オーバー・29位タイ、西村優菜と吉田優利がトータル9オーバー・39位タイ、岩井明愛がトータル12オーバー・69位タイにつけている。トータル5アンダーの首位に22年覇者のミンジー・リー(オーストラリア)、ウィチャネ・メーチャイ(タイ)、アンドレア・リー(米国)の3人が並んでいる。日本勢で優勝争いに残っているのがメジャー王者の渋野と笹生。強敵はミンジー・リーだが、ウィチャネ・メーチャイもアンドレア・リーもパターでピンチをしのぐ良いゴルフを続ける。ただ経験も含めて十分にチャンスがある。そしてひそかに期待は小祝、6アンダーぐらいで回る可能性はある。まぁいずれにしろ、パターの調子がいちばんいい人が勝つだろう。

 国内女子ツアー《ヨネックスレディス》最終日。黄金時代のひとり、25歳の新垣比菜が2018年《サイバーエージェントレディス》以来6年ぶりのツアー2勝目を挙げた。荒天予報のため最終組スタートが午前8時と早められた最終日。一時は同組でツアー5勝の穴井詩とマッチレースの様相を呈したが、新垣は首位から出て、4バーディ、2ボギーの「70」で通算14アンダーとし、3打差をつけて逃げ切った。世代別最多のツアー優勝者15人がいる1998年度生まれの“黄金世代”で勝みなみ、畑岡奈紗に次ぐ3番目に優勝を手にしながら、20―21年シーズンにシード落ち。ノーシードで迎えた3年目に待望の復活Vとなった。穴井は11アンダーで、8位から出て「68」で回った地元新潟出身の高橋彩華、蛭田みな美と並ぶ2位。産休から今季復帰した宮里美香が12位から出て「68」で10アンダー、復帰8戦目で最高の5位。ツアー未勝利の鶴岡果恋は終盤に崩れて9位、マンデー予選会から出場したルーキー菅楓華は28位に終わった。新垣は雨の中、安定したゴルフを魅せた。迫力はないが、ショット力は全盛期に戻った感じ。今年更なる活躍を期待したい。

 米国男子ツアー《RBCカナディアンオープン》3日目。首位タイから出たロバート・マッキンタイア(スコットランド)が1イーグル6バーディ、4ボギーの「66」で回り、通算14アンダーの単独首位。欧州ツアー2勝の実績を持つ27歳が4打のリードを築き、米ツアー初タイトルに前進した。通算10アンダーの2位にベン・グリフィン、ライアン・フォックス(オーストラリア)、マッケンジー・ヒューズ(カナダ)の3人が並んだ。ヒューズは前年大会を制したニック・テイラーに続く、カナダ勢のナショナルオープン連覇がかかる。 大会2勝(2019、22年)のロリー・マキロイ(北アイルランド)は30位から「65」と伸ばし、通算7アンダーの11位に再浮上した。マキロイと並ぶ30位から出た久常涼は3バーディ、2ボギーの「69」と1つ伸ばしたが、通算3アンダーの33位に後退して最終日を迎える。久常は毎日1アンダー、最終日は爆発を期待したい。

 欧州男子ツアー《ヨーロピアンオープン》3日目。日本勢は3人が出場。6バーディ・3ボギーの「70」をマークした中島啓太がトータル7アンダー・10位タイに浮上。首位と5打差で最終日へと向かう。5位から出たツアー本格参戦後初戦の桂川有人は2バーディ・4ボギーの「75」と2つ落とし、トータル4アンダー・20位タイに後退。川村昌弘は3つ落とし、トータル4オーバー・65位タイにつけている。完全Vに王手をかけるローリー・キャンター(イングランド)とグイド・ミグリオッツィ(イタリア)がトータル12アンダーで首位。1打差の3位にニコラス・ホイガード(デンマーク)、2打差の4位タイにヤニク・デ・ブライン(ドイツ)とトム・ヴァイヤン(フランス)が並んでいる。5打差は大きいが、何が起きるかわからない。前日中島には優勝目指して頑張ってほしい!

 

今日の重賞を振り返る。東京メイン【安田記念】は、ジェームズ・マクドナルド騎乗の1番人気ロマンチックウォリアー(セン6歳、香港/C・シャム厩舎)が好位追走から直線で力強く抜け出しV。昨年10月オーストラリアの【コックスプレート】からGI5連勝で、2006年ブリッシュラック以来、18年ぶりの外国馬Vを果たした。タイムは1分32秒3。半馬身差の2着には武豊のナミュール(4番人気)、さらにハナ差遅れた3着にソウルラッシュ(2番人気)が入った。
 勝ったロマンチックウォリアーはさすがに世界の名馬だった。着差以上に強い競馬であった。堂々とした横綱相撲、天晴れ!残念なのは【宝塚記念】を使ってくれないこと。もし使ってくれたら面白かったのに…。2着ナミュールは短期間で見事に復活した。さすが高野厩舎である。勝てなかったのは相手が悪かっただけ。3着ソウルラッシュも力は出し切った。3着になったのは勝ち馬に勝負しにいった分。4着ガイアフォースは長岡が「もう少し捌けていれば良かった」と語っていたが、それでもよく走っている。5着セリフォスも最後いい脚を使っているが、今日はこの馬にとって馬場が悪かった。

 ロマンチックウォリアーは、父Acclamation、母Folk Melody(母父Street Cry)という血統。愛・Corduff Stud & T J Rooneyの生産馬で、馬主はP・ラウ氏。通算成績は20戦15勝。重賞は22・23・24年【クイーンエリザベスⅡC】、22年【ジョッキークラブC】、22・23年【香港C】、23年【コックスプレート】、24年【香港ゴールドC】に次いで9勝目。C・シャム調教師、J・マクドナルドともにJRA・GIは初勝利となった。

 

今週は一口の出走が1頭だけで惨敗だったが、馬券も3度ほど写真判定で負けタイは逸してしまった。悲しい6月の出足となった。

 

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楽しみは安田記念&全米女子オープン

2024-06-01 18:22:04 | 競馬予想

 まずはゴルフ。海外女子メジャー第2戦《全米女子オープン》2日目。通算4アンダーの単独首位にツアー未勝利のウィチャニー・ミーチャイ(タイ)。通算2アンダーの2位にアンドレア・リー。笹生優花と22大会覇者のミンジー・リー(オーストラリア)が3位で並んだ。21人が出場する日本勢は、なんとメジャー史上国内最多となる14人が予選を通過。ペブルビーチGLで行われた前年大会の11人を上回った。割合は昨年の50%(22人出場)だったのに対し、66.7%(21人)。しかも前述したように首位に3打差の3位に笹生優花、5打差5位に渋野日向子、小祝さくら、岩井千怜とトップ10人に4人がいる。 国内ツアーで2年続けて年間女王に輝いた山下美夢有は、昨年2日目に「79」をたたいて予選落ちしたが、今年は3オーバー16位で決勝ラウンド進出を決めた。国内ツアーで今季3勝の竹田麗央はこの日4バーディ、3ボギーの「69」をマークして、51位から山下、古江彩佳、畑岡奈紗と並ぶ16位に順位を押し上げた。

<海外メジャー日本勢出場10人以上の予選通過率上位※カッコ内は日本勢最上位>

1…24年《シェブロン選手権》(9位・勝みなみ)90%(10人中9人)
2…14年《全英女子OP》(21位・原江里菜)72.7%(11人中8人)

3…24年《全米女子オープン》66.7%(21人中14人)
4…23年《全英女子OP》(11位・畑岡奈紗、岩井明愛)62.5%(16人中10人)

5…15年《全米女子OP》(5位・大山志保)61.5%(13人中8人)

6…23年《エビアン選手権》(3位・畑岡奈紗、笹生優花)60%(10人中6人)

7…23年《全米女子OP》(4位・畑岡奈紗)50%(22人中11人)

 尚、79回の歴史を誇る《全米女子オープン》で、同一大会に出場した姉妹は過去8組ある。ともに米国女子ツアーの礎を築いたアリス・バウアー&マリーン・ヘギー姉妹に、大会3勝のアニカ&シャーロッタ・ソレンスタム姉妹(スウェーデン)。現在の世界ランク1位ネリー・コルダは、姉のジェシカとのべ7大会でそろい踏みした。アリヤとモリヤのジュタヌガン姉妹(タイ)は今大会が9年連続10回目の共演。そして岩井明愛・千怜姉妹は昨年史上初めて双子で参戦し、2年連続で最高峰の舞台に立った。その二人が決勝進出。これも史上初の快挙だ。

 国内女子ツアー《ヨネックスレディス》2日目。25歳の新垣比菜が2018年《サイバーエージェントレディス》以来6年ぶりのツアー2勝目に王手をかけた。12位から出て、1イーグル7バーディ、ボギーなしでツアー自己ベストを1打更新する「63」で通算12アンダーとし、単独首位に浮上した。ツアー5勝の穴井詩が通算11アンダーで1打差2位。初日首位から一歩後退したが、「66」の好スコアをマークした。通算10アンダーの2打差3位に、プロ7年目でツアー未勝利の鶴岡果恋と8年ぶりのツアー2勝目を狙う葭葉ルミ。鶴岡は49位から出て、ボギーなしでツアー自己ベストを2打、大会コースレコードを1打更新する「62」。葭葉は4位から出て「66」で回った。マンデー予選会(主催者推薦選考会)を突破したルーキー菅楓華が21位から出て「66」で回り、8アンダーの6位で最終日を迎える。 静岡・朝霧ジャンボリーGC開催の昨年大会覇者の川岸史果は3アンダー29位。上位陣がいないので新垣や葭葉などシードを狙う選手にとっては大きなチャンス。僕は復活目指す新垣と初V目指す鶴岡を応援する。

米国男子ツアー《RBCカナディアンオープン》2日目。ライアン・フォックス(オーストラリア)とロバート・マッキンタイア(スコットランド)が通算10アンダーの首位で週末へ。フォックスはこの日ベストスコアの「64」、マッキンタイアは「66」をマークした。ともに米ツアー初タイトルがかかる。通算8アンダーの3位にジョエル・ダーメン。通算7アンダーの4位に、母国カナダのナショナルオープン制覇を狙うマッケンジー・ヒューズ、アンドリュー・ノバク、首位から後退したデービッド・スキンズ(イングランド)らが続いた。久常涼は34位から出て3バーディ、2ボギー、連日の「69」でプレー。通算2アンダーの30位に浮上し、「72」で6位から後退したロリー・マキロイ(北アイルランド)と同じ位置で2試合ぶりの決勝ラウンド進出を決めた。 前年覇者のニック・テイラー(カナダ)は通算3オーバーで予選落ちした。大会は7月の今季メジャー第4戦《全英オープン》(スコットランド・の予選会を兼ねており、有資格者を除く上位3人に出場権が付与される。久常は予選を通ることが次に繋がる。是非上位目指して頑張ってほしい。

欧州男子ツアー《ヨーロピアンオープン》2日目。競技は連日の日没サスペンデッドとなる状況で、4打差2位から第2ラウンドを出たローリー・キャンター(イングランド)が1イーグル、5バーディの「66」をマーク。後続に3打差をつける通算12アンダーの暫定首位で週末を迎える。31位から出た桂川有人が5バーディ、ノーボギーの「68」で回り、通算6アンダーの暫定5位に急浮上した。4月の日欧ツアー共催大会で優勝し、今シーズンの出場権をつかんで臨む欧州転戦の1試合目。首位に接近して決勝ラウンドに進んだ。日本勢最上位の20位で第2ラウンドに入った中島啓太は4バーディ、2ボギーで連日の「71」。通算4アンダーの同15位で上位にとどまった。川村昌弘は3ホールを残して1つ落とし、カットライン上の通算1オーバーで同60位。予選通過の行方は後続の結果にゆだねられた。 通算9アンダーの同2位に、首位から一歩後退したヤニク・デ・ブライン(ドイツ)とニクラス・ノーゴー(デンマーク)。通算7アンダーの同4位に4ホールを残すギャリック・ポーティアス(イングランド)がつけている。桂川、中島はまだチャンスありそう。中島はここで勝つと五輪が近づく。

 

明日の予想。まずは東京メイン【安田記念】。馬場がどうなるかわからないが、本命は15番ヴォイッジバブル。当初は重馬場になると思って10番ソウルラッシュを本命にしようと思っていたが、よく考えたらこのメンバーなら秋田かに香港馬の方が力は上。特に7番ロマンチックウォリアーは世界的名馬で豪州の【コックスプレート】も勝っている輸送上手。普通ならこの馬が本命なのだが、“じゃない方”15番ヴォイッジバブルの人気がなさすぎる。力は一枚落ちるかもしれないが、マイルならそう差はない。現に【香港マイル】では10番ソウルラッシュ、17番セリフォスに先着している。鞍上は日本をよく知るバートンだし、この人気なら面白い。相手は7番本線で9,10,17番まで。京都メイン【松風月S】は11番スマートフォルス。前走は疲れがあっての結果、休み明けの今回が絶好の狙い目。暖かい季節の方が走るし、シニスターミニスター産駒もいい。相手は5,7,8,10,12,14番。

今日の一口馬。ラブリアージェが東京8R【3歳上2勝クラス】(1600mダート・牝)に田辺裕騎乗で出走し結果12着。騎乗した田辺は「テンションが高くてゲート内で潜ろうとしたり、座り込もうとしたりして落ち着きがありませんでした。お尻を落とそうとしたタイミングでゲートを開けられてしまい、出遅れる形に。その後はガチャガチャしないようにして、スムーズに流れに乗っていけました。直線ではジリジリと差を詰めてきたように、まともならもう少しやれたと思います。今日はスタートが全てです。距離は1600mでも問題なさそうです」とのこと。ここ2戦で遅れ、こんな馬じゃなかったんだがなぁ。これで投資している一口馬による6連続掲示板が止まってしまった…残念。

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今週は全米女子が面白い!

2024-05-31 20:00:51 | Weblog

 今日開幕した海外女子メジャー今季2戦目《全米女子オープン》。今年は日本からはなんと21人が出場している。これは昨年の22人の続いての記録だ。この《全米女子オープン》は1946年に設立された最古の女子メジャーで、日本人がはじめて出場したのは1970年、日本ツアー通算69勝の樋口久子とツアー通算3勝の佐々木マサ子の二人だった。そこからこれまで数多くの日本人が出場してきたが、出場回数がいちばん多いのは岡本綾子。1982年から計14回出ている。最高順位は87年の2位タイ。ジョアン・カーナー(米国)、ローラ・デービース(イングランド)とのプレーオフに進むも、惜しくも優勝とはならなかった。また予選落ちは1回だけと、安定した力を世界へ見せつけた。ちなみにその2位になった年は米ツアーの賞金女王に輝いている。また同年にはアマチュアとして参戦した服部道子が21位タイでローアマチュアを獲得している。現在日本女子プロゴルフ協会の会長を務める小林浩美は90年に初出場し合計10回出場。93年の4位タイが最上位の成績だ。日本ツアーでメジャー5勝を含む通算50勝を挙げている不動裕理は7回出場。2000年以降では宮里藍、横峯さくら、上田桃子など日本人の出場者数が増加。11年大会では2日目を終えて宮里美香が首位、宮里藍が2位に立ったが、最終的には宮里美香が5位、宮里愛が6位タイに終わっている。20年大会では当時初出場の渋野日向子が2位に1打差の首位で最終日を迎えたが、惜しくも4位。渋野は前年の19年に《全英AIG女子オープン》で42年ぶり2人目の快挙Vを遂げており、海外メジャー2勝目がかかった最終日であった。日本人が初の栄冠を獲得したのは翌21年大会。笹生優花と畑岡奈紗が首位タイで終え、初の日本人選手二人によるプレーオフが行われた。9番と18番の2ホールをプレーしたが決着つかず。サドンデスの延長戦となった3ホール目に2.5mのバーディパットを沈めた笹生が19歳351日の大会最年少優勝、日本人初の《全米女子オープン》制覇を成し遂げた。昨年大会では畑岡が1打差首位で最終日に臨むも4位タイに終わった。

その《全米女子オープン》初日。メジャー仕様の難セッティングが混戦を招く展開で、2021年大会覇者の笹生優花が5バーディ、3ボギーの「68」をマークし、後続に1打差をつける2アンダーで首位に立った。1アンダーの2位でアンドレア・リー、ウィチャニー・ミーチャイ(タイ)、20歳でアマチュアのアデラ・セルヌゼク(フランス)の3人が追う。 他の日本勢は、「70」でプレーした岩井千怜と吉田優利が笹生に次ぐイーブンパー5位グループ。「71」の河本結、渋野日向子、古江彩佳が1オーバー15位で続く。2オーバー22位に山下美夢有、小祝さくら、鈴木愛。3オーバー35位に畑岡奈紗と西村優菜。4オーバー51位に、日本ツアー今季3勝で年間ポイントランキング1位の竹田麗央と尾関彩美悠がつけた。 前年覇者のアリセン・コープスはカットライン圏外の5オーバー70位。世界ランキング1位で今季6勝のネリー・コルダは、前半12番(パー3)で10打をたたくなど「80」として10オーバー137位。同スコアのリディア・コー(ニュージーランド)、ブルック・ヘンダーソン(カナダ)らとともに出遅れた。初日を観てアンダーで回れば優勝争いできそう。難しい設定は日本人向きな感じ。多分5オーバーぐらいでも予選は通るだろう。今日の笹生はパターが好調だったが、これが続くか…。古江、畑岡、山下あたりが優勝争いに絡むとみているが、要はパター次第。竹田もパターが入れば上位に来れる! みんな頑張れ!

 

 ダルビッシュ有や松井裕樹に大きな味方出現!パドレスの救援・エストラーダが先日3試合にわたり、13者連続奪三振をマークした。エストラーダは29日(日本時間)、本拠地・マーリンズ戦の9回にチーム3番手として登板。マーリンズ先頭の4番サンチェスを3球三振で抑えると、続く5番バーガーには5球目、外角低めのスライダーで空振り三振。さらには、6番ゴードンを4球目のスプリットで空振り三振にきって取り、チームの完封勝利に貢献した。実はこのエストラーダは5日前の24日レッズ戦にも8回から回またぎで5者連続奪三振をマーク、そして27日ヤンキース戦でも、6回途中から7回にかけて5者連続で三振を奪っており、合計13打席連続奪三振となった。MLB公式によると、これまでの記録は2023年にフィリーズのホセ・アルバラードがマークした11者連続奪三振らしい。連続三振ももちろんだが、果たしてエストラーダが今後どのような活躍をするのか楽しみだ。

 

明日の予想。まずは東京メイン【アハルテケS】は15番アクションプランが面白そう。東京マイルで芝を走れるし、ハナさえ切れば相当しぶとい。鞍上も変わるが、内田博なら問題ない。相手は4,6,7,9,12,13番。京都メイン【鳴尾記念】 は4番ボッケリーニ。モレイラ騎乗した【チャレンジC】は【大阪杯】の勝ち馬で、ハナ差。前走が物足らないもののそれでも0.3差。モレイラに戻り得意の京都なら黙って買い。相手は5,6,9,13,14番。



一口馬情報。まず残念なお知らせ。今年のキャロットの3歳馬(5頭)で唯一デビューしていなかったポンポーソ(ブリックスアンドモルタル×エスティタート)がデビューせずに引退となった。NF空港担当者は「経過を慎重に観察し、改めてトレッドミルでの運動を行い、その際の心拍も通常のものとは言えず、重度の発汗もありました。その上で社台ホースクリニックにて検査を実施した結果、原因不明の運動不耐性によって調教を継続していくことは困難であるという判断が下り、そのような状況から競走能力喪失で保険対象に該当するという診断となりました。春を迎えて少しずつ良くなってきていた最中、以前は全くなかった運動不耐性の症状が見られ、以降は完全に回復の兆しを見せることはありませんでした。活躍した母の2番仔ということで活躍を楽しみにされていた会員様も多かったでしょうから、このような形になってしまったのは残念でなりません。デビューの日を迎えさせることができず、本当に申し訳ありませんでした」とのこと。キャロット他の4頭が勝ち上がっていたので期待していたが、こればかりは仕方ない。どうもお疲れさまでした。

続いてゴールドレガシーが5/2船橋【エベレスト特別】(A2・ダート1600m)に56kg笹川騎乗で出走した。当日仕事を終え、口取りを夢見て船橋競馬場まで足を運んでの観戦。レースでは、スタートで後手に。シンガリから適度に促し、後方5番手に上がって最初のコーナーへ。向正面に入ると、ポジションをもう1つ上げ、道中は5番手まで進出し、前の4頭とはやや離れた位置で勝負どころに突入。空いたインコースを通って進出を図り、3番手となって直線へ。さらなる追撃を期待したが、むしろ上位2頭に離される一方で、辛くも3着は確保するのがやっとだった。勝ち馬との差は2.3秒。鞍上の笹川は「まず、スタートで遅れてしまったのが痛恨でした。立ち回りが上手な馬で、道中のリカバリーもうまくできたのですが、その分だけ脚を使ってしまい、終いが甘くなりました。個人的には、ゲートが上手に出られるならば、1400m戦も合いそうな印象を受けます。とても乗りやすいですし、いい馬です。結果が伴わず申し訳ございませんでした」とのこと。管理する藤田調教師は
「大外枠ですぐにゲートが開き、体勢が整いきらないままのスタートになってしまいましたね。その一方、中にいる時間が長ければ長いで、後ろ扉にモタれることもありますから、もどかしいところです…。サンタアニタトロフィートライアルに向けてのひと叩きと考え、次走で巻き返しましょう」とのこと。ちなみにこのレースの勝ち馬はJRA【アンタレスS】0.5秒差の4着のある南関東転入緒戦の馬。2着馬は会社の後輩がオーナーズで持っている馬だった。まぁよく頑張っています!

で、今週の一口馬は一頭。ラブリアージェが明日の東京8R【3歳上2勝クラス】(1600mダート・牝)に田辺騎乗で出走する。昆貢調教師は「二週続けてコース追いができているように、中間も変わりなく順調です。使ってきている馬なので大きな上積みこそありませんが、飼い葉もよく食べれており、状態は高値で安定している。今回もしっかり競馬で走れるデキにあると思います。京都ダ1200、東京ダ1600牝と両睨みで番組を検討していたところ、節的には想定段階からどちらも出走可能な状況でした。限定戦の方がいくらかメンバーは手薄な印象を受けますし、前日までの雨が残りそうな馬場状態も決め手となって、最終的に東京への遠征を決めています。距離に関してはやってみないと分からないのが正直なところ。前半なるべく脚をタメる形で、直線弾けてくれたらと期待しています」とのこと。この馬が一番走る条件として湿ったダート。一変があっておかしくない。

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典さん天晴れ!

2024-05-26 18:38:52 | Weblog

《大相撲夏場所千秋楽》。新小結大の里(23)が関脇阿炎(30)を押し出し、12勝3敗で初優勝を果たした。初土俵から所要7場所での制覇は幕下付け出しで輪島の15場所を上回り、先場所の尊富士の10場所も更新して最速記録となった。また2場所連続2度目の技能賞を獲得した。新入幕から3場所続けての三賞受賞は平成11年夏場所の千代天山以来、25年ぶり2人目の快挙。初の殊勲賞も受賞した。大の里は昨年夏場所に幕下10枚目格付け出しで初土俵を踏んだ。新入幕から3場所連続の2桁勝利は、平成29年秋場所の阿武咲以来で2人目。新三役での優勝は同32年夏場所の新小結安念山以来、67年ぶり。初めてまげを結って臨んだ場所で、偉業を成し遂げた。天晴れ!大の里!

 珍しくラグビー《リーグワンプレーオ決勝》。レギュラーシーズン2位の東芝ブレイブルーパス東京(BL東京)は同1位・埼玉パナソニックワイルドナイツ(埼玉)に24-20で勝利。14季ぶり6度目の優勝を手にした。埼玉は2季ぶり7度目の優勝はならず。今季限りで現役引退する元日本代表HOの38歳・堀江翔太、32歳のSH内田啓介は途中出場したが、有終の美を飾れなかった。昨季、埼玉は決勝で東京ベイに敗れたが、今季はリーグ最多得点&最少失点を誇り、16戦全勝で首位を独走した。3季連続で決勝に進出。BL東京とは3月9日に対戦し、36-24で勝利していた。BL東京の主将のリーチは自身のキャリア初となる日本一となった。

 西武は今日、松井稼頭央監督が休養し、監督代行として渡辺久信ゼネラルマネジャー(GM)が兼務することで合意したと発表した。渡辺GMは、交流戦開幕となる28日の中日戦(バンテリンドーム)から指揮を執る。松井監督は就任初年度の2023年は65勝77敗1分けで、借金12の5位に終わった。巻き返しを図った今季も開幕からつまづき、3・4月で8勝18敗といきなり借金10を背負った。5月も7連敗を喫するなど7勝12敗と黒星が先行した。今日の時点で15勝30敗。首位ソフトバンクと15.5ゲーム差で最下位に沈んでいる。5月18日には自力優勝の可能性が消滅していた。山川のFAが痛い確かだし、期待した外国人選手も活躍しない。また若手も一瞬は光り輝くが、それが長持ちしない。勿論、責任は松井監督が大きいが、渡辺GMや球団の責任も重い。監督平石ヘッドコーチでも良かったのでは…一緒に一蓮托生なのかな。

国内女子ツアー《リゾートトラストレディス》最終日。1打差2位から出た岩井明愛が7バーディ、3ボギー「68」で回り、通算15アンダーまで伸ばして逆転。今季初優勝を自身初の4日間大会Vで飾った。2023年9月《ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン》以来のツアー通算4勝目。3打差の2位はこの日のベストスコア「66」でプレーした竹田麗央。熊本勢150勝には一歩届かなかった。最終日を単独首位で出た金澤志奈は「73」と1つ落とし、桑木志帆と並んで11アンダー3位。小祝さくら、小林夢果が9アンダー5位。山下美夢有は8アンダー7位で終え、ツアー史上最速&最年少(125試合目/22歳298日)で生涯獲得賞金6億円を突破した。原英莉花は3アンダー25位だった。隙がなかった岩井明、竹田が別な組だったのも良かったのかもしれない。そして金澤はまたしても・・・これを糧に再度頑張れ!

国内男子ツアー《全英への道~ミズノオープン》最終日。首位から出た木下稜介が3バーディ、2ボギーの「71」で回り、通算12アンダーで今季初優勝を飾った。2021年《ダンロップ・スリクソン福島オープン》以来3年ぶりとなる通算3勝目。2001年のメジャー《日本ゴルフツアー選手権》で初優勝。3週後の次戦《ダンロップ・スリクソン福島オープン」》も制し、破竹の勢いで連勝を決めたが、そこからタイトルが遠ざかっていた。通算10アンダー2位に韓国のコ・グンテク。通算9アンダーの3位に今平周吾、桂川有人、堀川未来夢の3人が並んだ。有資格者を除く大会上位3人に付与される7月《全英オープ》の出場権は、木下、コ、世界ランキング順により桂川が獲得した。通算8アンダー6位に比嘉一貴、2022年大会覇者のスコット・ビンセント(ジンバブエ)、金子駆大、杉原大河、清水大成、吉本翔雄、池村寛世の7人が続いた。前年覇者でミズノ契約の平田憲聖は通算5アンダー18位。13位から出た同じくミズノ契約の杉浦悠太は「75」とスコアを落とし、通算2アンダー28位で終えた。開幕戦から続いていた連続トップ10入りは5試合でストップした(最長記録は2013年に松山英樹が記録した6試合(優勝2回)だった)。 2009年大会覇者の石川遼は通算イーブンパー38位。今季初戦で19年覇者の池田勇太は通算3オーバー47位で終えた。木下天晴れ!

シニアメジャー第2戦《キッチンエイド全米シニアプロ選手権》3日目。41位で決勝ラウンドに進んだ宮本勝昌は5バーディ、4ボギーの「70」でプレー。通算1アンダーの29位に再浮上して最終日に入る。60位から出た藤田寛之は3バーディ、5ボギーの「73」とスコアを落とし、通算4オーバーで順位は変わらず。海外メジャー4勝のアーニー・エルス(南アフリカ)が4位スタートから「69」で回り、通算10アンダーでグレッグ・チャルマースと首位に並んだ。大会連覇のかかるスティーブ・ストリッカーは通算7アンダーの6位。同ツアー最多46勝を誇るベルンハルト・ランガー(ドイツ)はこの日のベストスコア「65」をマークし、70位から通算3アンダーの20位に浮上した。宮本、藤田最後まで頑張れ!

 今日の重賞。東京11Rで行われた【第91回日本ダービー】は、横山典弘騎乗の9番人気ダノンデサイル(牡・安田翔伍厩舎)が好位追走から直線抜け出しV。皐月賞競走除外の無念を晴らし、2021年に生まれたサラブレッド7906頭の頂点に立った。56歳3カ月4日の横山典は、武豊が持つJRA・GI最年長勝利記録(54歳9カ月10日:【有馬記念】のドウデュース)を更新した。タイムは2分24秒3。2馬身差の2着にはジャスティンミラノ(1番人気)、さらに1馬身1/4差遅れた3着にシンエンペラー(7番人気)が入り、3連単は22万9910円となった。
 勝ったダノンデサイルは僕が思っているより強い馬だった。確かに横山典の好騎乗も光ったが、今日のレースを見る限り、ジャスティンパレス以下には完勝だった。そして何よりで【皐月賞】での騎手の決断で除外したのもお見事だった。そして何より野田さん(ダノックス)にダービーオーナーの勲章をプレゼントできたことは、一競馬ファンとしても本当に良かったと思う。全てが良い方向に進んだ。こんな“運”を持った関係者がやはり【ダービー】を獲るのだろう。2着ジャスティンミラノも力は出し切った。最後の直線でも反応して伸びていたが、1頭強い馬がいた。運がなかっただけだ。3着シンエンペラーも坂井が展開を読み、リズムよく直線でも最後まで止まらずしっかりと脚を使っていた。ただ勝てなかっただけ。4着サンライズアースには正直驚いた。遅い展開を読み、向正面でデムーロが動いていった後から、1テンポ遅らせて動いていった。そしてこの馬の特徴である長く良い脚を使って直線でも踏ん張った。まだ4戦目、レイデオロ産駒で秋以降が楽しみかもしれない。5着 レガレイラはなんであんなに後ろに下がったのだろう。ルメールらしからぬ騎乗だった。ただ最後は凄い脚を使っていた。よく伸びてくれましたが、このペースでは難しかったです」

 勝ったダノンデサイルは、父エピファネイア、母トップデサイル(母父Congrats)という血統。北海道千歳市・社台ファームの生産馬で、馬主は(株)ダノックス。通算成績は5戦3勝。重賞は今年の【京成杯】に次いで2勝目。安田翔伍調教師はJRA・GI初勝利、横山典は09年ロジユニヴァース、14年ワンアンドオンリーに次いで【日本ダービー】3勝目。

 

 東京12R【第138回目黒記念】は、1番人気でジョアン・モレイラ騎乗のハンデ58.5㌔シュトルーヴェ(騙5歳・堀宣行厩舎)が前走の【日経賞】に次いで重賞連勝。後方追走から直線で外に持ち出すと、しぶとく末脚を繰り出し、接戦のゴール前を制した。タイムは2分32秒3。クビ差の2着は好位から粘り腰を見せたシュヴァリエローズ(10番人気)。さらにアタマ差の3着には中団から伸びたクロミナンス(2番人気)が入った。

 勝ったシュトルーヴェは父キングカメハメハ、母アンチュラス(母父ディープインパクト)という血統。北海道安平町・追分ファームの生産馬で、馬主は村木克子氏。戦績12戦6勝。重賞は2024年【日経賞】に次いで2勝目。堀宣行調教師、モレイラはともに【目黒記念】初勝利となった。

 今日の一口馬。まずは東京1R【3歳未勝利】(1600mダート・牝)にレイヌドサーブルが出走。レースでは、スタートで出遅れると、後方からの競馬を余儀なくされた。その後は中団あたりまで進出して8番手でコーナーをカーブ。直線では徐々に外めに出て脚を伸ばしたが、先行馬の脚色も衰えず、上位争いからは離された5着となった。人気(8番人気)を考えれば好走、何より掲示板を確保したのは大きかった。鞍上の菅原は「ゲートのタイミングが合わず、出遅れてしまったのですが、二の脚である程度カバーできました。久々の2戦目としては、うまく競馬をこなしてくれましたし、徐々に成長しているのでしょう。体の弱さや緩さは感じられず、砂被りもモロに浴びているわけではないので大丈夫でした。戸惑う様子もなく、経験を重ねてさらに良くなりそうです」とのこと。管理する萩原調教師は「ゲートは練習していました。その時も、出はするものの、二の脚がもうひとつというところでした。それでも、実戦にいけば普通に出るかと思っていましたが、いまいちなスタートとなってしまいました。ただ、終いまで脚を使ってくれて、変わり身は見せてくれました。馬体はまだ余裕があると思っていましたので、このひと叩きで、もうひと変わりを見せてくれたらと期待しています。上がりの状態は問題なく、中1〜2週で東京戦を目指そうと思います。距離的には同じくマイルか、ダートスタートの1400mの方がいいのか、ジョッキーとも相談したうえで決めたいと思います」とのこと。未勝利脱出向けて一筋の光が差したレースだった。是非次走で…。続いてホワイトターフが東京7R【4歳上1勝クラス】(1400mダート)にT.オシェア騎乗で出走し9番人気結果4着となった。清水英調教師は「勝ちに行った分最後は甘くなってしまいましたが、やはりこの条件は合っていますね。オシェア騎手は『今日のような競馬をするなら1400m、ゆったりと運ぶのであれば1600mでも問題ありません。真面目に走る馬なので、どちらでも対応できる』と話していました。3着との差もわずかですし、着実に力をつけてきていますよ」とのこと。いやぁ見所のあるレースだった。もう少し追い出すのを待てば馬券圏内はあっただろう。新馬戦勝利以来、やっと今後が見えてきた感じ。これから2勝目を期待したい。

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ダービーは・・・

2024-05-25 21:08:54 | Weblog

 まずは《大相撲夏場所》14日目。新小結の大の里が初優勝に王手をかけた。湘南乃海を押し出して3敗を守った。新入幕から3場所連続11勝と地力を示して単独トップに立ち、千秋楽を迎える関脇阿炎は大関琴桜を押し出して2桁10勝に乗せた。2度目の優勝の可能性をつなぎ、大関とりへの起点を作った。琴桜は過去8勝2敗と得意にしていた相手に手痛い黒星を喫して、4敗に後退した。大関豊昇龍は新入幕の欧勝馬を寄り切り、10日目から5連勝で10勝目。優勝争いに残った。大の里は新入幕から3場所連続の2桁勝利を挙げている。これは、平成29年秋場所の阿武咲以来で2人目。もし新三役で優勝を果たせば、同32年夏場所の新小結安念山以来となる。ただ阿炎は嫌な相手、初Vの時も逆転Vであった。明日が楽しみだ!

 国内女子ツアー《リゾートトラストレディス》3日目。首位からスタートした金沢志奈が4バーディ、1ボギーの「69」で回り、通算12アンダーで単独首位に立った。2017年のプロテストに合格し、プロ8年目を迎えた28歳がツアー初優勝をかけて残り18ホールに臨む。1打差3位から出た岩井明愛は3バーディ、ボギーなしの「69」で回り、通算11アンダー2位。23年《ミヤギテレビ杯ダンロップ》以来のツアー4勝目がかかる。通算9アンダー3位に藤田かれん。通算8アンダー4位に2023年のプロテスト合格から初のレギュラーツアー参戦となる政田夢乃、今季1勝の小祝さくら、尾関彩美悠、桑木志帆、首位発進の小林光希が並んだ。前週《ブリヂストンレディス》で今季2勝目を挙げた竹田麗央は4バーディ、1ボギーの「69」とスコアを伸ばし、23位から6アンダー11位に。5アンダー12位に原英莉花。4アンダー13位に山下美夢有、上田桃子らが続いている熊本勢の竹田、上田はちょっと差が開きすぎたか…。

 シニアメジャー第2戦《キッチンエイド全米シニアプロ選手権》2日目。日本勢3人が出場していたが、初日8位発進の宮本勝昌は4バーディ、4ボギー2ダブルボギー「75」と落とし、通算イーブンパーの暫定41位に後退。藤田寛之は連日「72」でプレーして2オーバー暫定61位とし、ともに2年連続の予選通過を決めた。増田伸洋はカットラインに2打届かず、4オーバーで予選落ちした。首位タイから出たイチャード・ブランド(イングランド)が6バーディ、1ボギー「66」で回り、通算12アンダーの単独首位。1打差の2位にスコット・ダンラップ。9アンダー3位にクリス・ディマルコが続いた。メジャー4勝を含むPGAツアー19勝のアーニー・エルス(南アフリカ)は、この日のベストスコア「64」をマークし、ブライアン・ゲイとともに8アンダー4位で週末を迎える。今年9月のチーム対抗戦《ザ・プレジデンツカップ》で世界選抜の主将を務めるマイク・ウィア(カナダ)、前年覇者のスティーブ・ストリッカーらが7アンダー6位。シニアツアー13勝のミゲル・アンヘル・ヒメネス(スペイン)は2番(パー3)でホールインワンを決めるなどし、4アンダー17位にいる。芹沢軍団のふたり。ちょっと首位とは差が開いたが最後まで諦めず頑張ってほしい!

 国内男子ツアー《~全英への道~ミズノオープン3日目。木下稜介と今平周吾が通算10アンダーの首位に並んで最終日を迎える。首位スタートの木下は4バーディ、2ボギーの「70」でプレー。今平は7バーディ、1ボギーの「66」をマークして8位から浮上した。 木下は2021年《ダンロップ・スリクソン福島オープン》以来の3勝目、今平は23年《三井住友VISA太平洋マスターズ》以来の10勝目がかかる。大会上位3人に付与される7月《全英オープン》出場権にも前進した。通算10アンダーの3位にショーン・ノリス(南アフリカ)。通算9アンダー4位に池村寛世が続く。通算8アンダーの5位に前週《関西オープン》で国内ツアー初優勝を飾った幡地隆寛、比嘉一貴、コ・グンテク(韓国)、桂川有人、堀川未来夢の5人が並んだ。「66」と伸ばした金谷拓実が通算7アンダーの10位。前年覇者でミズノ契約の平田憲聖は通算4アンダーの17位。今季初戦の池田勇太は5位スタートから「78」とスコアを落とし、通算イーブンパーの44位に後退した。カットライン上で決勝ラウンドに進んだ石川遼は3バーディ、4ボギーの「73」とし、通算1オーバーの50位で終えた。大混戦、金谷までチャンスはありそう。みんな《全英》目指し頑張れ!

 

今日の重賞。京都11Rで行われた【第7回葵S】は、横山和生騎乗の8番人気ピューロマジック(牝・安田翔伍厩舎)が17番枠から好スタートを決め一気にハナを奪ってそのまま抜群の手応えで直線へ。ラストスパートをかけると、さらにもうひと伸びして後続の追撃を許さず、鮮やかに逃げ切り初の重賞タイトルを手にした。タイムは1分7秒1。1馬身1/4差の2着にはペアポルックス(7番人気)、さらにハナ差遅れた3着にナナオ(6番人気)が入り、1番人気のエトヴプレは中団追走から直線で脚を伸ばしたが4着までだった。

勝ったピューロマジックだが、横山和の好騎乗。良いスピードを持っているし、真面目な馬だが、その気分を害さないようにまんまと逃げきった。展開が嵌った点は間違いないが、運も実力のうちでしょう。僕本命のアウェイキングは7着。逆にこの展開なら仕方ない。

勝ったピューロマジックは、父アジアエクスプレス、母メジェルダ(母父ディープインパクト)という血統。北海道新冠町・村田牧場の生産馬で、馬主は(株)スリーエイチレーシング。通算成績は8戦3勝。重賞は初勝利。安田翔伍調教師、横山和生ともに【葵S】は初勝利となった。

 

 明日の予想。まずは東京メイン【日本ダービー】。当初は6番コスモキュランダを【弥生賞】の終了時点で本命にするつもりだった。レガレイラが【オークス】に出走すると疑わなかったからである。今回の【日本ダービー】への出走、僕はいまだに信じられない。というのも、社台グループにとって【日本ダービー】は一番大切なレース。このレースの勝ち馬は無条件に種牡馬になれるからである。そのレースにいくら強いからと言って、牝馬を出すなんて考えられないのだ。だから今までどんなに強くても出走させなかったのだ。それが今回。ルメールが騎乗するし、“ダービーは1枠から”という格言もあるしここは黙って買い。相手は6,9,10,12,13,15番。東京12R【目黒記念】は4番クロミナンス。府中の2000以上の芝は黙ってルメール。相手は1,2,3,5,8,9番。京都メイン【安土城S】は1番ドロップオブライト。転厩2戦目で状態は確実にアップしている。距離は1400が良いし、小沢騎乗なら人気過剰にはならないはず。相手は3,6,7,9,14,17,18番。

 

今日の一口馬。ジャーヴィスが京都6R【4歳上1勝クラス】(1400mダート・混)に松山騎乗に出走し結果3着となった。鞍上の松山は「まずまずのスタートを切れたので前につけられそうでしたが、キックバックを気にして道中はフワフワしていたので促しながらの競馬に。直線も外に出したかったのですが、フワフワしているぶんシュッと動けなかったので内を突くことにしました。前がいなくなってからはいい脚を使ってくれましたし、もう少し外枠でまともに走れていたら際どい勝負になっていたと思います」とのこと。メンバーが揃ったこのレースで3着は立派。このクラス卒業が計算できそう。次はホワイトクロウが東京8R【4歳上1勝クラス】(1600mダート)に石橋騎乗で出走し先に抜けた勝ち馬には及ばず2着となった。管理する矢野調教師は「石橋に聞くと“前回の競馬を見て、決して悪くない形も伸びがもう一つでう〜ん…と思えましたよね…。以前より後ろ向きな面を出すことは少なくなったものの、やはり少しでも良いところを取ろうと求めるといくらか気持ちに影響するのではないかなとも想像できたので、この馬の気持ちに寄り添って、できるだけリズム良く、気分よく進めたいと思って乗りました。その結果、よく脚を使ってくれましたし、頑張ってくれています。勝つことはできませんでしたが、馬を褒めてあげてください”と言っていましたね。前回も決して悪い競馬はしてないのですが、この馬の良さはやはり終いに徹したほうが発揮しやすいのかなと改めて感じましたね。馬は元気ですが、いちばん怖いのは故障だと思うので、このあとについては状態をよく見てどうするか考えたいと思います」とのこと。やはり石橋とのコンビが良さそう。今季3戦目でなおかつ連闘後でもあったので、この後についてはレース後の状態をよく確認してから検討するらしい。よく頑張りました!

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女子ゴルフにも注目!

2024-05-24 20:05:39 | Weblog

 先週、国内女子ツアー《ブリヂストンレディス》で竹田麗央がシーズン3勝目を挙げた。ご存じ、竹田は熊本県生まれで元賞金女王・平瀬真由美の姪っ子である。この勝利で熊本県出身者の勝利数が通算149勝目となり、前人未踏の150勝に王手をかけた。熊本県はこれまで多くの名選手を輩出してきた。日本での優勝数順に紹介すると、不動裕理(50勝)、平瀬真由美(19勝)、上田桃子(17勝)、有村智恵(14勝)、古閑美保(12勝)、高村亜紀(10勝)、清元登子(8勝)、笠りつ子(6勝)、浜田光子(4勝)、一ノ瀬優希(3勝)、竹田麗央(3勝)、大里桃子(2勝)、平尾南生子(1勝)で、合計149勝になる。出身都道府県別優勝数2位の埼玉県が88勝だからこの数字は圧倒的である。ただそんな熊本県勢でも昨年は未勝利に終わり、34シーズン続いていた同県出身者の連続シーズン優勝記録が途切れてしまった。その窮地を救ったのが竹田なのである。150勝まで残り1勝、このまま絶好調の竹田がこの勢いで節目を飾るのか、それとも上田、笠、大里らが奮起するのか。まぁこのままだと竹田の確立が90%ぐらいだろうが、この1勝が上田のメジャー初勝利だったら絵になるけどなぁ。今週の《リゾートトラスト レディス》は2日目を終え、上田が-5の12位タイ竹田が-3の23位タイ、大里が-2の30位タイ、笠が-1の35位タイとなっている。果たして…。

 ゴルフの話題をもう一つ。その国内女子ツアー《リゾートトラスト レディス》は、大会最終日に4つすべてのパー3ショートホールに恒例のホールインワン賞(提供:信和ホールディングス)が設けられており、その額はなんと各ホール800万円となっている。仮に全ホールで達成すると3200万円になり、優勝賞金2520万円を大きく上回ることになる。実は今季の国内女子ツアーはホールインワンが良く出ている。12試合中9回のホールインワンが達成されているのだ。これは記録が残る1969年以降、1試合平均0.75回はコロナ禍の2020年(0.857回/14試合で12回)に次ぐハイペースの数字である。永井花奈は4月《KKT杯バンテリンレディス》と《フジサンケイレディスクラシック》で、ツアー史上2人目となる2週連続ホールインワンを達成しているし、山路晶は愛知・セントクリークGCで開催された2021年大会の2日目に女子ツアー初となる1ラウンド2度のホールインワンを決め、ギネス世界記録の認定証を受け取った過去を持つ。そんな大会で、早速昨日8番ホールで高木優奈がツアー自身初のエースを達成した。最終日なら800万円もこの日は30万円。差は大きいがまだチャンスはある。みんな800万円目指して頑張れ!ちなみに今年のホールインワン達成者は下記の通り。 

・《明治安田レディス(高知・土佐CC)》…1R/入谷響(アマ) 

・《アクサレディス(宮崎・UMKCC)》…2R/櫻井心那

・《ヤマハレディース(静岡・葛城GC山名C)》…3R/鈴木愛 

・《富士フイルム・スタジオアリス(埼玉・石坂GC)》…2R/藤田さいき 

・《KKT杯バンテリンレディス(熊本・熊本空港CC)》…1R/永井花奈

・《フジサンケイレディス(静岡・川奈ホテルGC富士C)》…1R/永井花奈 

・《パナソニックオープンレディース(千葉・浜野GC)》…2R/青木瀬令奈 

・《RKB×三井松島レディス(福岡・福岡CC和白C)》…3R/菅沼菜々 

・《ブリヂストンレディス(千葉・袖ヶ浦CC袖ヶ浦C)》…4R/吉本ひかる

・《リゾートトラスト レディス(兵庫・関西GC)》…8R/高木優奈

 

 明日の予想。まずは東京メイン【欅S】は8番エンペラーワケア。休み明けで59㌔は厳しいが、先々に向けて賞金加算をしておきたいところ。それが無理でも馬券圏内は確保するだろう。相手は1,5,7,10,11,16番。東京12Rは4番グラシアスが面白そう。前走が左回りのマイルで好走し、今回逃げれば一発がある。相手は1,5,6,8,11,12,16番。京都メイン【葵S】は9番アウェイキング。右回りがどうかという馬だが、決して全く走らないわけではない。前走でこの馬の鬼脚を掴んだ菱田の連続騎乗も心強い。相手は1,3,6,7,8,10,16番。京都12Rは8番メイショウカイト。前走をみるとやはり1400mの方が良さそう。展開が味方すれば一発がある。相手は2,4,6,7,17,18番。

 

 今週の一口馬。明日からのJRA出走馬の前に昨日浦和競馬に出走したアルヴァレスについて。浦和7RのJRA交流【ツイントップ特別】(1400mダート)に小林勝騎乗で出走したアルヴァレスだが、8番人気ながら結果2着と頑張った。管理する奥村武調教師は「スタートで鐙が外れてしまう場面があったものの、すぐにリカバリーできて好位につけられましたし、スピードに乗っていけました。道中も前に壁を作れて、うまく運べましたが、4コーナーではピンク帽に蓋をされる形に。ジョッキーは『どこかで外に出そうと思っていたが、なかなか出せなかった。うまく外に出せていれば』と言っていましたが、外を回して勝てていたかというと疑問ですし、逆に内でジッと我慢できた分、最後まで脚を使えたのではないでしょうか。馬はだいぶ良くなってきているので、中央でもどこかで勝負になるはずです」とのこと。8番人気ということで、馬券は大きく儲けさせてもらったができれば勝利してほしかったのが本音。それでもレースぶりはこれまでと違って良くなったので中央に戻って期待したいところ。もし中央で未勝利に終わったとしても交流戦でこれだけ走れたので、地方転出で何とかなるという未来図が描けたのは良い結果といえる。

 土日出走の一口馬。まずはジャーヴィス。明日の京都6R【4歳上1勝クラス】(1400mダート・混)に松山騎乗で出走する。管理する千田調教師は「今週は6ハロンから終い重点の追い切りをおこなっています。単走でしたが、仕掛けられるとしっかり反応して最後までいい脚取りでしたよ。前走後は一頓挫ありましたが、短期で回復しましたし、引き続きいい状態でレースに臨めると思います。想像以上にメンバーが揃ったため当落線上ギリギリでしたが、無事に出走枠に入れて良かったところ。今回はまずまずメンバーも揃ったためそこまで強気にはなれませんが、直線に坂のないコースなのでジャーヴィスにとっては間違いなく合う舞台だと思っているので、いい走りを期待しています。3走前に2着となった舞台で勝ち負けを演じさせたいところですね」とのこと。善戦を期待する。続いてホワイトクロウ、何と連闘策となる。明日の東京8R【4歳上1勝クラス】(1600mダート)に石橋騎乗で出走する。矢野調教師は「前走は着順こそもうひとつでしたけれども、前回よりは結果も内容もあがってはくれましたから、何とかという思いでいます。ただ、得意の東京の舞台へ行くには優先権が欲しかったのは確かです。2週目から函館開催が始まるとは言え、実質2場開催のようなものになるので見通しにくいですからね。そのため、想定次第でと思い今週の状況を確認すると多くはなさそう。ただ、1400m戦を見ているとやはりそれなりの間隔がないと厳しいように思えますし、来週以降も出やすい状況にあるとは言い難いのかな…と感じました。それなので状態をよく確認して場合によっては連闘策を考えようということになり、相手関係もそこまで強力だと思うほどのものではなかったので、ギリギリまで状態を見て検討した結果、大きく変わる様子ではなかったですし、良く知っている石橋が乗れる、なおかつ天気も良さそうということで今週へ向かうことにしました。硬さはありますがいつものレース後くらいで極端なものにはなっていません。また、運動だけにせず水曜日から乗っていて緩んでしまっているということもないでしょうから、何とかいい走りをしてほしいと思っています」とのこと。是非勝ち負けを!

 明後日、日曜日はまずレイヌドサーブルが東京1R【3歳未勝利】(1600mダート・牝)に菅原明騎乗で出走を予定している。管理する萩原調教師は「(追い切りは)終い1Fは11.1秒の好タイムでした。どの馬も時計が出やすい馬場状態だったとはいえ、以前はこれだけ動けなかったですからね。普段の常歩から良化しており、だいぶ変わってきた様子がうかがえます。馬体はまだ若干厚いので、今日のひと追いでさらに良くなればと思います。レースでもデビュー戦のときとは違う走り・結果を見せたいところです」とのこと。元々期待していた馬、今回が2走目となるが激変を期待している。最後はホワイトターフ。東京7R【4歳上1勝クラス】(1400mダート)にT.オシェア騎乗で出走予定。管理する清水英調教師は
「先週末、今週とウッドコースで負荷を掛けています。最終追い切りは昨日消化していて、3歳未勝利馬を先行する形を取り、最後まで手応え優勢で走り切っています。時計、動きともに上々で、引き続き好調をキープできていますよ。3歳馬との混合戦になる前週なためか、権利持ちを含めてまずまずのメンバーが揃った印象ですが、ダート替わりとなった前走で見処のあるレースができましたし、今回は距離短縮となり現状ベストであろう条件ともなるので、どんな走りができるか楽しみにしています。鞍上も2回目となりますし、この条件を進言してくれただけに、上手く乗ってきてくれることを期待しています。前進してきてほしいですね」とのこと。オシェアの進言でここに。責任取って好走を魅せてもらわないと…。

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楽しかったヴィントシュティレの大逃げ!

2024-05-19 18:13:43 | Weblog

 まずはゴルフ結果から。国内女子ツアー《ブリヂストンレディスオープン》最終日。2位から出た竹田麗央が6バーディ、2ボギーの「68」で回り、1打差を逆転する通算14アンダーで今季3勝目を飾った。3連続バーディで飛び出した序盤に加速をつけ、後続に2打差をつける完勝。4月《フジサンケイレディス》以来のタイトルを手にし、前週に譲った年間ポイントランキング1位の座に返り咲いた。通算12アンダーの2位に単独首位スタートから逆転を許した河本結と、大会2連覇がかかっていた山下美夢有。河本は「71」と伸ばし切れず、2019年《アクサレディス》以来のツアー2勝目を逃した。通算9アンダーの4位に高橋彩華。通算7アンダーの5位に岩井明愛とリ・ハナ(韓国)が続いた。米国女子ツアーを主戦場にする吉田優利は「67」と伸ばし、国内ツアー今季初戦を通算4アンダーの15位に浮上して終えた。前週優勝の岩井千怜は通算1アンダーの23位。吉田の妹でアマチュアの吉田鈴は通算2オーバーの40位だった。僕の優勝予想は竹田と山下の一騎打ちだったが、竹田の完勝だった。今年あと2,3勝はしそう。

 国内男子ツアー《関西オープン》最終日。2位スタートの幡地隆寛が5バーディ、2ボギーの「67」でプレーし、通算14アンダーで1打差を逆転。一時は5人が並んだ大混戦の争いを後半11番からの2連続バーディで抜け出し、30歳が国内ツアー初優勝を飾った。幡地は今年3月のアジアンツアー《ニュージーランドオープン》を制し、海外でプロ初タイトルを手にしてシーズンインしていた。通算11アンダーの2位に杉浦悠太。ツアー史上7人目のアマチュア優勝を遂げた2023年《ダンロップフェニックス》以来となるツアー2勝に迫ったが、プロ初優勝はならなかった。首位から出た清水大成は「72」とスコアを崩し、通算10アンダーの3位。19位から出た石川遼は連日の「65」とし、今季初のトップ10入りとなる通算8アンダー5位。前年覇者の蝉川泰果は46位スタートから5バーディ、6ボギーの「71」。通算4オーバーの41位で終えた。ようやく大器がツアー初優勝を飾った。大きなゴルフをする選手、自信がついたら絵画でも面白い存在だ

 メジャー第2戦《全米プロゴルフ選手権》3日目。メジャー初優勝を狙うザンダー・シャフェレと、2020年の本大会、21年《全英オープン》以来の3勝目がかかるコリン・モイカワが通算15アンダーの首位で並んだ。PGAツアー1勝のサヒス・ティーガラが14アンダーの3位に続く。メジャー最少ストロークに並ぶ9バーディ「62」をマークしたシェーン・ローリー(アイルランド)のほか、ビクトル・ホブラン(ノルウェー)、ブライソン・デシャンボーが13アンダーの4位で並んだ。松山英樹は7アンダー12位から3バーディ、2ボギーの「70」と伸ばしきれず通算8アンダー。ロリー・マキロイ(北アイルランド)、ジョーダン・スピースらがひしめく19位に後退した。41位から出た大会初出場の久常涼は6バーディ、2ボギーの「67」で7アンダー24位に順位を上げた。前日に交通違反をきっかけに警察に一時拘束された世界ランキング1位のスコッティ・シェフラーは「73」と落として久常と同じ通算7アンダー。4位から後退した。僕が優勝候補筆頭として取り上げたシェフラーは2024年シーズン42ラウンド目にして初めて、昨年8月《ツアー選手権》第3ラウンド以来のオーバーパーを記録した。この日は相棒キャディのテッド・スコット氏が娘の高校の卒業式に出席したため一時離脱していた。前日の逮捕騒ぎにキャディの一時離脱。さすがに優勝は厳しくなったが、明日どんなスコアで回るかは注目だ。優勝争いはシャフェレが脱落しそうで踏ん張っている。ただ先週も最終日に失速したので、気にはなる。僕はホブランあたりが…。松山と久常蓮同組で回るらしい。二人揃ってベスト10入りを目指して欲しい。

 米国女子ツアー《みずほアメリカズ・オープン》3日目。5アンダーの7位から出た古江彩佳が6バーディ、1ボギーの「67」をマークし、通算10アンダーの3位に浮上した。首位と3打差で最終日を迎える。前週の《コグニサント ファウンダーズカップ》で連勝が5でストップしたネリー・コルダが単独首位に立った。3位から「65」で回り、通算13アンダー。世界ランキング1位が後続のハンナ・グリーン(オーストラリア)に2打差をつけて3日目を終えた。西村は「71」で通算6アンダーの20位に後退。46位で予選を通過した畑岡奈紗が午前スタートで、「67」でまとめ、同じ6アンダーで終えた。3位スタートの西郷真央は「76」と落として通算2アンダー43位に順位を下げた。古江、畑岡はさすがのゴルフ、西村は大健闘だろう。西郷は4日間良いゴルフが続かない。古江優勝だが、コルダが相手だけに厳しいか。優勝したら「パリ五輪」が近づく!頑張れ!

 

 

 今日の重賞。東京11R【第85回オークス】は、僕が本命に推したC・ルメール騎乗の2番人気チェルヴィニア(美浦・木村哲也厩舎)が直線外めから鋭く差し切りV。前走の【桜花賞】13着から巻き返して樫の女王に輝いた。タイムは2分24秒0。【桜花賞】馬で1番人気ステレンボッシュは中団追走から直線は内から抜け出すも1/2馬身差の2着に惜敗。2着から1馬身3/4差遅れた3着には3番人気ライトバックが入った。

 勝ったチェルヴィニアだが、僕の予想通り完勝だった。ルメールも彼女を完璧に勝利に導いた。この馬はやはり中距離以上の馬だろう。府中の2000m以上の芝はルメールの“庭”だ。2着ステレンボッシュも冷静に上手く折り合って、リズム良く走っていた。最後も内が開いて、上手く潜り込んだ。戸崎も“してやったり”だったろうが、一頭強い馬がいた。3着ライトバックも良く走っている。ただレース前のあのテンションでここまで走るのだから、資質は高い。坂井も好騎乗だった。4着クイーンズウォークも良く走っている。力を出し切ったが、現状では上位3頭の力が上だった。驚いたのは5着ランスオブクイーン。堂々とした直線先頭の競馬。タリスマニックでこんなに走るなんて…。今後も注意したい。

 チェルヴィニアは、父ハービンジャー、母チェッキーノ(母父キンカメ)という血統。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬で、馬主は(有)サンデーレーシング。通算成績は5戦3勝。重賞は2023年【アルテミスS】に次いで2勝目。木村哲也調教師は【オークス】初勝利、C・ルメールは17年ソウルスターリング、18年アーモンドアイ、22年スターズオンアースに次いで4勝目となった。

 

 今日の一口馬。まずはホワイトクロウが東京6R【4歳上1勝クラス】(1600mダート)に出走し7着だった。矢野調教師は「今回はマイナス2㌔でしたが、できればもう少し絞りたいと思っていただけに、その影響がどこまでか…と思いつつ見ていました。ただ、調教や返し馬の感じから、前回よりは動ける状態にあるのは把握できていましたし、ジョッキーに上手く持ち味を引き出してほしいと話をして送り出しました。実際のところ、見事に外に出してきましたよね。出せるのか…と思う道中だったので驚きましたが、最後は伸び脚が鈍ってしまいました。ジョッキーに話を聞くと“上手く外に出せました。最後はちょっと鈍ってしまったけれども、道中は聞いていたよりも前向きに走れていていたので、こういう競馬を繰り返していけば前進できるのではないかという気もしました”とのことでしたね。重さが影響したかもしれませんが、ジョッキーの談話にあったようにホワイトにしてはちょっと位置を取った分、最後の伸びがいつもほどでなかったのかもしれないな…と感じる部分もありましたね。追い込んではきていますが、上位馬ほどでなかったことを踏まえるともう少し後ろからが良かったのかもしれません。とは言ってもなかなか上手くはいかないものですから難しい話ですが、前回より前進が見られたのは少なくともホッとした点なので、何とか繋げていきたいです。この後については権利がないだけに正直難しいですが、まずは脚元の状態をよく確認しておきます」とのこと。もう少し溜めていれば…。まずは脚元などをよくチェックして、それからどうしていくか検討されることになるだろう。次はメリオルヴィータが新潟8R【4歳上1勝クラス】(1400m芝)に出走し16着。小倉調教師は「予定通り事前にゲートに慣らしたうえで、レースに臨み、スタートはそれなりに出ることができました。しかし、その後にスムーズさを欠いてしまいました。行きっぷりも悪くなかったので、抑えずにそのまま流れに乗って運べていれば…。前の馬の影響もあったかもしれませんが、その後も頭を上げるシーンがありました。このあたりで機嫌も損ねていると思います。本当に申し訳ございませんでした。展開的にもそれほど速くなく、前が残っているので、余計に消極的な運び方になってしまったのがもったいなかったです。スタートさえ決めれば、スッとポジションがとれそうな脚をしていましたし、もっと自信を持ってゲートを出せるよう、さらに練習して、次は1200m戦を狙ってみます。出走間隔を調整したううえで、また目標を絞り込んでいきましょう」とのこと。こうなると騎手の問題であるが、しっかり指示しとくべきだったのでは…。まぁ次に期待。そして【オークス】に出走したヴィントシュティレ。スタートを切り、じわっとあげて2番手を進み3コーナー手前で先頭に立つ。そのまま粘り込みたかったが、直線では完全に脚が上がり18着。古賀調教師は「北村と話をして、現状は上手な競馬をできるまでの調教は十分でなかったので、喧嘩をせずリズムよく行くことをしようということで、逃げる作戦でいました。真ん中やや外の枠は良いなと思いましたが、並びから外のショウナンさんの馬がポイントだと思い、スタートが鍵を握ると思っていたところ、滑るような格好になったことで抜群のスタートにはならず先に前に出ることはできませんでしたね…。収まる馬なら良いのですが、今回は窮屈な競馬をしないということがテーマだったこともあり、あの形になってしまいました。ジョッキーに話を聞くと“並ぶ形なら斜め後ろよりも前のほうが良いと判断してあの形を採りましたけれど、ペースが速くてさすがにキツくなってしまいました。申し訳ありません”とのことでした。我々としても何とかお母さんのように持ち味を発揮してと思っていたのですが、かなり厳しい競馬になってしまい申し訳なく思います。パドックでは発汗が目立ちましたけれど頭のなかのリミッターが外れてしまってパニックになるようなことはありませんでした。G1の舞台でその点が気がかりではありましたが、我慢できていたという点はこの馬にとって評価できると思います。また、北村に今後のことも含めて話をすると、“今日はテーマとしていた逃げるという形に徹したけれど、稽古の感じや前走の走りのイメージと異なり、今日の感触だけで言えば番手からでも競馬ができそうな気がしたから、時間はかかるかもしれないけれども丁寧に教えていければ上手な競馬もできるようになりそう”と言っていたので、今回の経験を無駄にせず、今後に活かしていけたらと思っています」とのこと。結果は最下位だけど、面白い走りだったし、よく走った。この経験を、特に精神面の糧にして成長していってくれれば…と思う。お疲れ様でした。

 

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ヴィントシュティレGⅠ出走!

2024-05-18 18:18:11 | Weblog

“お金返せ!”という声が出てこないのか!?《大相撲夏場所》7日目。関脇・若元春(30・荒汐部屋)が今日から休場すると発表した。6日目を終えて3勝3敗。前日は大栄翔に突き倒しで敗れていた。今場所は初日から小結・朝乃山(30・高砂部屋)が休場。さらに2日目から横綱・照ノ富士(32・伊勢ケ浜部屋)と大関・貴景勝(27・常盤山部屋)が休場し、この日朝には大関・霧島(28・音羽山部屋)の休場も発表されていた。これで三役以上9人中、過半数の5人が土俵から姿を消すという異例の状況となった。演劇でもコンサートでもこれだけ休場者が出れば料金払い戻しになると思うのだが…。怪我だから仕方ないが、協会には心底反省してほしい。

ゴルフの話題。メジャー第2戦《全米プロゴルフ選手権》2日目。早朝のコース近隣での交通事故の影響で全体の開始が1時間20分遅れ、18人が日没サスペンデッドで第2ラウンドを18日に持ち越した。初日に大会最少「62」をマークしたザンダー・シャウフェレが「68」で回り、通算12アンダーで単独首位を守った。1打差の2位に「65」のコリン・モリカワ。さらに1打差の10アンダー3位にサヒス・ティーガラが続いた。世界ランキング1位のスコッティ・シェフラーはこの日の朝、会場周辺で交通違反により警察に拘束されるハプニングを経て6バーディ、1ボギーの「66」で回り通算9アンダーの暫定4位につけた。1アンダー47位から出た松山英樹は7バーディ、1ボギーの「65」で回り、通算7アンダーの暫定11位に順位を上げた。久常涼はイーブンパーの65位から4バーディ、1ボギーの「68」で通算3アンダー41位。大会初出場で予選通過を決めた。初日137位と出遅れた金谷拓実は「69」で通算2オーバー100位。イーブンパースタートの中島啓太も「75」で通算4オーバーとスコアを落とし予選落ちが確定した。 タイガー・ウッズは3バーディ、3ボギー2トリプルボギーの「77」と崩れ、通算7オーバーで決勝ラウンド進出を逃した。

 今日の主役はやはりシェフラー。試合前に警察に拘束されてこのスコアはあまりにも凄すぎる。この人の精神力は一体どうなっているのだろう。残り二日、間違いなく優勝争いに絡んでくるだろう。松山も今日はパターが光った。この調子が続けば松山も優勝争いに絡んでくるかもしれない。久常の予選突破もお見事。一つでも上目指し頑張ってほしい。

 米国女子ツアー《みずほアメリカズ・オープン》2日目。古江と同組で4打差17位から出たアタヤ・ティティクル(タイ)がボギーなしの7バーディ「65」をマークし、通算9アンダー単独首位に浮上した。左手親指のけがで出遅れた元世界ランキング1位は、今週がシーズン出場3試合目。初日首位のイ・ソミ(韓国)が7アンダー2位。2位スタートの西郷真央は4バーディ、1ダブルボギーの「70」で回って6アンダー。前週に出場5試合連続優勝で止まった世界ランク1位のネリ・コルダ、アリヤ・ジュタヌガン(タイ)、ガブリエラ・ラッフルズ(オーストラリア)と3位で並んだ。大会スポンサーのみずほフィナンシャルグループ米国法人と契約する古江彩佳、西村優菜がともに「69」で回り、5アンダー7位。初日76位と出遅れた畑岡奈紗は「69」と挽回して1アンダー46位で滑り込んだ。稲見萌寧はイーブンパー59位とカットラインに1打届かず。2オーバー73位の笹生優花、2バーディ、7ボギーの「77」と崩れて6オーバー102位の渋野日向子は予選落ち。初日11オーバーの勝みなみは腹痛のため前半プレー中に棄権した。西郷はもちろん古江、西村も優勝争いができそう。ただティティクル、アリヤ・ジュタヌガンのタイ勢のゴルフが良い。コルダも含めてこの3人が日本勢の壁になる。

 国内女子ツアー《ブリヂストンレディスオープン》3日目。3位から出た河本結が5バーディ、1ボギーの「68」でプレーし、通算11アンダーの単独首位に浮上。2019年《アクサレディス》以来となるツアー2勝目へ、後続に1打リードで最終日に入る。通算10アンダーの2位に単独首位から「72」と伸び悩んだ竹田麗央。通算8アンダーの3位に大会連覇のかかる山下美夢有。通算7アンダーの4位リ・ハナ(韓国)。通算6アンダーの5位に高木優菜、高橋彩華、藤田かれんの3人が続く。吉田優利の妹でアマチュアの吉田鈴は通算1アンダー25位とし、3人が決勝ラウンドに進んだアマ最上位をキープした。前週優勝で年間ポイントランキング1位の岩井千怜は通算イーブンパーの29位。今季国内ツアー初戦で米女子ツアーを主戦場にする吉田優利は通算1オーバー33位で終えた。まぁ普通に考えれば、竹田、山下の優勝争いか。今日我慢が効いた竹田がやや有利か。

 国内男子ツアー《関西オープン》3日目。1打差2位から出た清水大成が6バーディ、2ボギーの「66」でプレー。通算12アンダーの単独首位に浮上し、ツアー初優勝に前進して最終日を迎える。通算11アンダーの2位に、首位から「68」で回った平田憲聖、3位から「65」と伸ばした幡地隆寛が続いた。通算10アンダーの4位に、21位から1イーグル7バーディ、1ボギーの「62」でプレーした岡田晃平。通算9アンダーの5位に、10バーディ、1ボギーの「61」をマークした竹安俊也が29位からジャンプアップした。石川遼は「65」で通算3アンダー19位に浮上。横田真一は通算1アンダー26位。前年覇者の蝉川泰果は通算3オーバー46位で最終日に進む。YOUTUBER になった横田真一に“ひょっとしたら”と思っていたのだが…。毎日ビッグスコアが出るので誰が優勝するかわからないな。皆頑張れ!
 今日の重賞。京都11Rで行われた【第31回平安S】は、松山弘平騎乗の5番人気ミトノオー(牡4歳・牧光二厩舎)が好スタートから迷わずハナを主張し馬群を引っ張る。そのまま手応えよく直線を迎えると後続を突き放し、最後はハピ(3番人気)の猛追をクビ差しのいで逃げ切り重賞2勝目を挙げた。松山は11日の【京王杯SC】(ウインマーベル)に続く2週連続JRA重賞制覇。タイムは1分57秒4。2着から半馬身遅れた3着にメイショウフンジン(10番人気)が入り、1番人気のスレイマンは10着に敗れた。

ミトノオーは、父ロゴタイプ、母シダクティヴリー(母父Thunder Gulch)という血統。北海道新ひだか町・築紫洋氏の生産馬で、馬主はロイヤルパーク。通算成績は11戦5勝(うち地方5戦1勝)。重賞は2023年【兵庫CS】(JpnⅡ)に次いで2勝目。牧光二調教師は【平安S】初勝利、松山弘は22年テーオーケインズに次いで2勝目となった。

 

 明日の予想。まずは東京メイン【オークス】。7番ステレンボッシュの鞍上がモレイラ、ルメールなら文句なし本命であった。僕の戸崎のイメージは府中ならマイルか2500mである。【桜花賞】で僕は本命にしていたが、あのレースはモレイラが完璧に乗ったレースだった。戸崎では…。本命は12番チェルヴィニア。府中の2000m以上の芝はルメール。勝ち負けは疑問の馬でも馬券圏内には持ってくる。それも不利となる外枠なら猶更だ。本当なら8枠が良かったが、他の騎手のマークはチェルヴィニアよりステレンボッシュで、不利はない。相手は1,5,7,9,10,14,17番。京都メイン【高瀬川特別】は15番ケイアイアニラ。前走は大型馬の休み明けが響いた。それでも0.4差なら叩き2戦目で完勝まである。相手は3,5,6,9,11,14番。新潟メイン【韋駄天S】は13番チェイスザドリーム。今日観ていて芝レースでダート実績馬が良く頑張っていた。芝がたぶん力のいる馬場に案っているのだろう。相手は2,3,4,10,12,14,16番。

 

今日の一口馬。エピックストーリーが新潟5R【3歳未勝利】(2000m芝・牝)に小林勝太が騎乗し14着だった。鞍上の小林勝は「ゲートを出てからもう少し前に行けるかなと思いましたが、思ったほど進んで行けませんでした。それでも、道中は良い感じで走れていて、ワンペースな馬だと思っていたので早めに踏んでいき、馬場も内目のギリギリ荒れていないところを通る事はできたと思うのですが、結果的には外をノビノビ走らせた方が良かったかもしれませんね。ただ、まだまだ馬体が緩く、走っていても後ろが付いてこないですし、気持ちも走る方に向いていない印象を受けました。現状はどのような条件が合っているかというよりも、まずはレースでしっかり力を発揮できるようになる必要があると思いますし、この馬の良さを活かすなら馬具を着ける等何かしらの工夫をして、前に行く競馬をさせたりするのも良いかもしれません」とのこと。調教が動き、5番人気に推されたが、小林勝が言うように全く競馬がわかっていない。もう時間が少なくなってきた。何とか未勝利脱出できるようになってもらいたい。明日は3頭。東京6R【4歳上1勝クラス】(1600mダート)にホワイトクロウ、メリオルヴィータは新潟8R【4歳上・1勝クラス】(1400m芝)、そしてヴィントシュティレが東京11R【優駿牝馬】(2400m芝・牝)に出走。みんな頑張ってほしい!

 

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