人生成り行き、馬まかせ(目指せ回収率90%)

好きな言葉は『番狂わせ』。
競馬にドップリ浸かっている還暦オヤジ゛の泣き笑い雑記

一口馬、13番人気で激走!

2024-06-30 17:31:11 | Weblog

 時代は変わる!? 現在行われている《高校野球南北海道大会室蘭地区予選》で北海道勢初の全国制覇を達成した駒大苫小牧が苫小牧中央に2-0で敗れ、南北海道大会にも出場できず敗れ去った。全国制覇から20年の夏は、駒大苫小牧にとって厳しい結果となった。尚、現在の監督は20年前の夏に主将を務めた佐々木孝介監督(37)だ。伝統校の後輩たちよ、来年頑張れ!

 ゴルフの話題。シニアメジャー第3戦《全米シニアオープン》3日目。1打リードの単独首位から出た藤田寛之は3バーディ、ノーボギーの「67」で回り、通算14アンダーでその座をキープ。後続との差を2打に広げ、2013年に井戸木鴻樹が《全米シニアプロ》で優勝して以来となる日本勢2人目のシニアメジャー制覇に前進した。フェアウェイキープは2日続けて100%を記録。この日グリーンを外したのも3ホールのみだった。最終日は悪天候の予報が出ていて、距離の出ない藤田にとっては厳しい戦いになるかもしれないが、何とか粘って優勝してほしい!通算12アンダーの2位に、2019年大会覇者のスティーブ・ストリッカー。通算11アンダーの3位にリチャード・グリーン(オーストラリア)。通算9アンダーの4位に、5月《全米シニアプロ》優勝のリチャード・ブランド(イングランド)が続いている。宮本勝昌は47位から1イーグル3バーディ、2ボギー1ダブルボギーの「69」でプレー。通算イーブンパーの30位で最終日に入る。

 国内女子ツアー《資生堂レディスオープン》最終日。1打差2位から出た21歳の桑木志帆が4バーディ、1ボギーの「69」でプレー、通算11アンダーで逆転し、ツアー初優勝を飾った。桑木は今季出場17試合のうち4試合でトップ5。念願のツアーチャンピオンとなった。通算9アンダー2位は2年ぶりのVがかかっていた堀琴音。原英莉花は「69」で回り、通算8アンダー。今季ベストフィニッシュとなる3位。通算7アンダー4位に前週覇者の小祝さくら、小滝水音、安田祐香、天本ハルカの4人が並んだ。通算6アンダー8位に川岸史果、金澤志奈が続いた。メルセデスランキング1位の竹田麗央は4アンダー14位。前年覇者の櫻井は「76」とたたいて通算3オーバー56位で終えた。ようやく桑木が優勝した。距離も出るし、小技も上手くなってきた。竹田がそうだったように、この優勝で更なる活躍が期待できそう。天晴れ!桑木!

 米国女子ツアー《ダウ選手権》3日目。初日と同じフォアサムで行われた3日目を終え、首位タイから出たアリー・ユーイングとジェニファー・カップチョが通算15アンダーで単独首位に立った。4バーディ、1ボギーの「67」とし、初日からトップの座を守り続けて最終日に入る。通算14アンダーの2位にカン・ヘジとキム・インキョン(ともに韓国)、アタヤ・ティティクル(タイ)とイン・ルオニン(中国)が続く。4打差22位スタートの畑岡奈紗とコ・ジンヨン(韓国)は5バーディ、3ボギーの「68」と2つ伸ばし、「70」で回った西郷真央&ソン・ユジン(韓国)と並ぶ通算10アンダーの10位に浮上した。渋野日向子と勝みなみも22位からスタートし、3バーディ、1ボギー1トリプルボギーの「71」で通算7アンダー24位。笹生優花とセリーヌ・ブティエ(フランス)も「72」とスコアを落とし、22位から通算6アンダーの29位に後退した。最終日はビッグスコアが期待できる。50台が出れば、ひょっとするかも…。

 米国男子ツアー《ロケットモーゲージクラシック》3日目。ともに首位から「68」で回ったアクシェイ・バティアとアーロン・ライ(イングランド)が通算17アンダーとし、首位を並走したまま最終日を迎える。通算16アンダーの3位に、2021年覇者のキャメロン・デービス(オーストラリア)とキャメロン・ヤング。通算15アンダーの5位にサム・スティーブンスとエリック・ファンローエン(南アフリカ)が続く。2週前の《全米オープン》「を41位で終えた世界アマチュアランキング4位で20歳のルーク・クラントンが、この日のベストスコア「65」をマーク。26位から通算14アンダーの7位に急浮上し、今年1月《ザ・アメリカンエキスプレス》を制したニック・ダンラップ以来のアマチュア優勝に望みをつないだ。カットライン上の60位で決勝ラウンドに進んだ久常涼は6バーディ、1ボギーの「67」とスコアを伸ばし、通算9アンダーの31位に浮上して最終日に入る。久常はもう少しパターが入れば、あと3つは伸ばせた。是非ベスト10目指し頑張ってほしい!

 欧州男子ツアー《イタリアオープン》3日目。マルセル・シーム(ドイツ)、シュバンカー・シャルマ(インド)、セバスティアン・フリードリクセン(デンマーク)、「62」をマークしたアントワン・ロズナーが通算10アンダーとし、4人が首位を並走して最終日を迎える。通算9アンダーの5位にアドリアン・オタエギ(スペイン)。通算8アンダーの6位に、地元イタリア勢で最上位につけるグレゴリオ・デレオ、ジョエル・ジルバッハ(スイス)、アンドリュー・ウィルソン(イングランド)が続く。23位スタートの星野陸也は5バーディ、4ボギー1ダブルボギーの「72」と今週初のオーバーパーをたたき、「69」と伸ばした桂川有人と並ぶ通算3アンダーの43位に後退した。大会は海外メジャー最終戦《全英オープン》の予選会を兼ねており、有資格者を除く上位2人に出場権が付与される。星野、桂川爆発を!

 

 今日の競馬を振り返る。福島11Rで行われた【第73回ラジオNIKKEI賞】は、田辺裕信騎乗の6番人気オフトレイル(牡・吉村圭司厩舎)が最後方追走から勝負どころで外々を回ると、直線で豪快に追い込んで初の重賞タイトルを手にした。タイムは1分45秒3。アタマ差の2着にはシリウスコルト(4番人気)、さらに1馬身1/4差遅れた3着にヤマニンアドホック(5番人気)が入り、1番人気のサトノシュトラーセは9着に敗れた。

 勝ったオフトレイルは、父Farhh、母Rose Trail(母父Kingmambo)という血統。英・Godolphinの生産馬で、馬主はゴドルフィン。通算成績は7戦3勝。重賞は初勝利。吉村圭司調教師は【ラジオNIKKEI賞】初勝利、田辺裕信は2019年ブレイキングドーンに次いで2勝目となった。

 一方、サマースプリントシリーズ第2戦【第59回北九州記念】は、松山弘平騎乗の3番人気ピューロマジック(牝3歳・安田翔伍厩舎)が年長馬を撃破し重賞連勝。好スタートから先手を奪うと、直線でも後続を寄せ付けず力強く押し切った。タイムは1分7秒9。1/2馬身差の2着にはヨシノイースター(9番人気)、さらに1馬身3/4差遅れた3着にモズメイメイ(16番人気)が入り、3連単は7987.5倍の高配当となった。
 ピューロマジックは、父アジアエクスプレス、母メジェルダ(母父ディープインパクト)という血統。北海道新冠町・村田牧場の生産馬で、馬主は(株)スリーエイチレーシング。通算成績は9戦4勝。重賞は2024年【葵S】に次いで2勝目。【北九州記念】は安田翔伍調教師、松山弘平ともに初勝利となった。

 

 

今日の一口馬。ブーケドグレイスが函館2R【3歳未勝利】(1700mダート・牝)に長浜鴻緒騎乗で出走し、13番人気ながら2着に激走した。管理する相沢調教師は「あそこまで行ったら勝ちたかったですが、ダート適性があるのが分かったことは大きな収穫でした。追い切りやデビュー戦の内容から、何でこんなに走れないんだろうと思っていたのですが、そもそもの見立てが間違っていましたね。ジョッキーは『非力なところがある馬ですが、返し馬の走りからダートは合うかもしれないと思いました。初めてでもキックバックを気にする様子はありませんでしたし、向正面では掛かりそうになるくらい手応えが良く、最後もいい伸び脚でしたからね。スタートで少し躓いてしまいましたが、芝だった前走よりも行き脚がついてすぐにリカバリーできましたよ。勝ち馬に上手く乗られましたが、この馬も外々を回って差を詰めているのですから、十分に力があると思います』と話していました。ここまできたら勝たせなくてはいけませんし、問題ないようならこのまま北海道に滞在して次のことを考えていくつもりです」とのこと。ダート替わりが嵌った。是非初勝利を目指して調整してほしい!

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ゴルフが面白そう!

2024-06-29 22:36:38 | Weblog

 今日は久しぶりにゴルフに行ってきたが、自分のゴルフよりアスリートのゴルフ。まずは嬉しいニュース。シニアメジャー第3戦《全米シニアオープン》2日目。初日首位タイだった藤田寛之が5バーディ、1ボギーの「66」で回り、首位タイから通算11アンダー単独首位に抜け出した。これまでメジャーの最高位は2005年《全英オープン》での41位で、メジャーでトップ30に入ったこともない。日本勢のメジャー優勝は女子が《全米女子プロ》の樋口久子、《全英女子》の渋野日向子、《全米女子OP》の笹生優花の3人。男子が《マスターズ》の松山英樹、《全米プロシニア》の井戸木鴻樹で藤田が勝てば、男女合わせて6人目、男子で3人目となる。10アンダー2位は藤田と同じく首位発進をしたリチャード・グリーン(オーストラリア)。通算8アンダー3位に19年大会覇者のスティーブ・ストリッカーとリチャード・ブランド(イングランド)が続いた。大会初出場の宮本勝昌は「70」でプレーし、カットラインから1打上の1オーバー47位で決勝ラウンドに進出。同じく初挑戦の増田伸洋は通算10オーバーで予選落ちとなった。ともにパー3の4番、5番と2ホール連続でホールインワンを達成したフランク・ベンセルは通算9オーバーで決勝ラウンドには進めなかった。藤田頑張れ!

 米国女子ツアー《ダウ選手権》2日目。 米女子ツアー唯一の2人1組で行われるチーム戦2日目はフォアボール(ペアのそれぞれがプレーしてホールごとに良い方のスコアを採用)で争われた。西郷真央とソン・ユジン(韓国)のペアは「61」でプレーし、28位から通算10アンダー9位に浮上した。渋野日向子と勝みなみのペアは前半18番で、渋野が米ツアー自身2度目のホールインワンを決めるなど「61」でプレーした。43位から通算8アンダー22位で決勝に進む。笹生優花&セリーヌ・ブティエ(フランス)は「58」と爆発。59位から渋野らと並ぶ通算8アンダー22位で週末に進む。畑岡奈紗&コ・ジンヨン(韓国)も「63」で22位につけた。古江彩佳&リン・シユ(中国)は通算4アンダー48位、吉田優利&レティシア・ベック(イスラエル)のペアは通算1オーバー66位で予選落ちした。通算12アンダー首位にデンマークのニコラ・エストラップ&ナンナ・コルツ・マドセン、台湾のチェン・スウーチャ&ウェイリン・スー、ジェニファー・カップチョ&アリー・ユーイングら5組が並んだ。まだ日本勢にもチャンスあり。特に笹生とプティエペアは凄い。皆頑張れ!

 国内女子ツアー《資生堂レディスオープン》3日目。大会2日目の悪天候で54ホール短縮競技になった第2ラウンドは、2打差2位から出た堀琴音が6バーディ、2ボギーの「68」で回り、通算9アンダーで単独首位に立った。昨年喪失したシード復帰を目指す28歳は22年3月《Tポイント×ENEOS》以来のツアー3勝目をかけてラスト18ホールに臨む。 最終ラウンドを単独首位で迎えるのは、前回優勝時以来でアマチュア時代を含めてツアー通算277試合目にして2度目。8アンダー2位に前週《アース・モンダミンカップ》の“月曜決着”から連勝を狙う小祝さくら、プレーオフ負けで2位に終わった昨年大会のリベンジに挑む桑木志帆。7アンダー4位にアマチュアの荒木優奈と金澤志奈が並んだ。ツアー5勝の原英莉花がこの日のフィールドベスト「66」で、62位から穴井詩やイ・ミニョン(韓国)、仁井優花らと並ぶ5アンダー8位に浮上した。メルセデスランキング1位の竹田麗央は2アンダー29位、昨年覇者の櫻井心那は1アンダー38位で予選通過した。小祝が不気味も堀には頑張ってほしい

 米国男子ツアー《ロケットモーゲージクラシック》2日目。アクシェイ・バティアが5バーディ「67」でプレーし、通算13アンダー首位で週末に進む。4月《バレロテキサスオープン》に続くツアー3勝目がかかる。ツアー未勝利のアーロン・ライ(イングランド)も「65」でバティアに並ぶ首位に浮上した。前週9位と好調のキャメロン・ヤングら4人が通算11アンダー3位につけた。大会連覇がかかるリッキー・ファウラーは「72」と伸ばせず、通算6アンダー38位に後退した。初日「75」で138位と出遅れた久常涼は7バーディ「65」で回り、通算4アンダー60位に急浮上し、2試合連続の決勝に進んだ。久常こういう粘りがシーズン最後でプラスになるはず。シード権目指して少しでも上位にきてほしい。

欧州男子ツアー《イタリアオープン》2日目。ツアー1勝の星野陸也が4バーディ、2ボギーの「69」でプレーした。通算4アンダー23位で決勝に進む。桂川有人は5バーディ、1ボギー1トリプルボギーの「70」で回り、カットライン上の通算1アンダー56位。川村昌弘は通算13オーバーで予選落ちを喫した。通算9アンダー首位には「69」で回ったツアー未勝利の35歳、ガンナー・ウィーブ。1打差2位にヤニク・デ・ブライン(ドイツ)が続いた。 LIVゴルフを主戦場とするパトリック・リードは通算2アンダー45位。前週《KLMオープン》でツアー4勝目を挙げたグイド・ミグリオッティ(イタリア)は桂川と並んで56位で2日目を終えている。星野もまだ首位まで5打差、十分チャンスはある。もしツアー2勝目挙げたら今後の活躍に大きな影響を与える。星野頑張れ!

 

また騎手の不祥事。JRAは昨日、池添健一(44)が29日から開催日4日間、富田暁(27)を同2日間の騎乗停止処分としたと発表した。25日の午前2時40分ごろ、函館競馬場の調整ルームで互いに粗暴な行為に及んだ。池添は土日で騎乗予定だった10鞍、富田は同14鞍全てで乗り代わりとなる。二人は24日夜に函館市内の飲食店で複数の騎手で会食。互いに酔った状態で、池添が富田に対して高圧的な態度で絡むなどの行為に及んだ。その行為に耐えかねた富田が近くにあったスマホをテーブルにたたきつけたところ画面が割れたが、その携帯は池添のものだった。その後、池添と富田が口論になったが、同席していた別の騎手が2人を引き離し、池添は先に調整ルームに帰った。スマホの画面を割られた池添は怒りが収まらず、電話で富田に調整ルームに戻るように指示。1階ロビーで待ち構え、双方が口論となり、もみ合いとなる粗暴行為に及んだ。騎手相手の暴行による騎乗停止には99年の故・後藤浩輝元騎手などがあり、この時は4カ月間の騎乗停止処分を受けている。両騎手と大いに反省してほしい!

明日の予想。まずは福島メイン【ラジオNIKKEI賞】。本命は10番ミナデオロ。正直、重賞でどれだけやれるかという立場だが、前走の勝ちっぷりは単なる逃げ馬でなさそうな感じ。買うなら今回。相手は4,5,6,7,8,12番。小倉メイン【北九州記念】は18番バースクライ。大外で人気が下がれば面白いと思っていた馬で、【オーシャンS】3着時のメンバーは相当強い。重馬場も上手いしここは黙って買い。相手は3,4,9,10,12,14番。函館メイン【巴賞】は3番サンストックトン。洋芝実績は十分だし、前走はゴール前に不利があった。鞍上を横山武に戻し昨年北海道の再来を期待する。相手は4,7,9,10,12,14番。

 

今日の一口馬。メリオルヴィータが小倉12R【3歳上1勝クラス】(1200m芝)に幸騎乗で出走した。レースでは、五分のスタートを決め、軽く仕掛ける程度で行き脚もついて先行。道中は3番手につけて流れに乗って運びました。手応え十分に4コーナーで前に並びかけ、5頭が横並びになって直線へ。そこからの追い比べで踏ん張りたいところでしたが、反応がひと息で、ズルズルと後退。馬群に飲み込まれて、最後は10着での入線でした。勝ち馬とのタイム差は0.6秒だった。鞍上の幸は「スタートも決まりましたし、テンから無理なくポジションがとれました。道中も力むことなく、ほどよく前向きさがあって、自分からハミをとり、いいリズムで走れていました。あとは直線で抜け出せればと期待していましたが、追ってからの反応が薄かったです。手応え的にはここまで交わされてしまう感じではありませんでした。ひょっとしたら気持ちの部分でしょうか。浅めでもいいのでブリンカーを着けてみるのもいいかもしれません」とのこと。小椋調教師は「申し訳ございませんでした。練習の効果もあって、スタートは決まりましたし、そこからの進め方も完璧といっていいくらいでした。タイム差はそれほどでもないとはいえ、それがここまで着順を下げてしまうとは…。課題が残っての敗戦であれば、次はこうしようとか、いろいろと考えるのですが、今日は課題をクリアしての競馬でしたからね…。悩みますね。ジョッキーからはブリンカーの提案がありましたので、検討してみます。レース後の状態を確かめてからですが、今週もフルゲートに達していなかったので、優先権は得ていないものの、2鞍ある3週目に中1週で使うことも視野に入れて調整していきます」とのこと。こんな馬ではないはず。何とか今後に繋がる競馬をしてほしい!

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今週は一口馬2頭

2024-06-28 19:12:29 | Weblog

 まずはゴルフの話題。6/25、オリンピックゴルフランキングが更新され、笹生優花山下美夢有が《パリ五輪》ゴルフ競技のナショナルフェデレーション(NF)女子候補選手の認定基準を満たしたことが日本ゴルフ協会(JGA)より発表された。出場選手はオリンピックエントリー手続きが終了した時点(7/8締切)で確定する。
 この1カ月間の《パリ五輪》出場争いを簡単に振り返る。6/2に最終日を迎えた《全米女子オープン》。その開催前までは、オリンピックランキングの50位までに7名もの選手(笹生優花、古江彩佳、畑岡奈紗、山下美夢有、竹田麗央、岩井明愛、岩井千怜)が入っていた。ところが、その《全米女子オープン》で笹生優花プロが優勝したことで、一足先に代表入りを確実なものになった。そして、2つ目の代表枠を巡って古江彩佳と畑岡奈紗、山下美夢有の3名が僅差で争う形となる。ここで思わぬ出来事が起きる。6/8《ショップライトLPGAクラシック》の初日を終えて4位につけていた畑岡が失格となったのだ。原因は茂みに入ったボールを探す時間が規定の3分を超えていたとメディア関係者から指摘されてのことだった(まだ火種はくすぶっているが…)。そして、最後の戦いとなる《全米女子プロゴルフ選手権》。そこでなんと畑岡が予選落ちしてまず脱落、残った山下は優勝争いを繰り広げるも、古江は2,3日目スコアが伸びず優勝争いには絡めなかった。結果、2位に入った山下がポイントを大きく加算し、《パリ五輪》への切符を手に入れることとなった。僕は今年の初頭、《パリ五輪》には畑岡、古江が行くものだと思っていた。それが…。まぁいずれにしろ、2年間にわたる代表選手選考の激戦を勝ち抜いた二人だから、ともにメダルの獲得を大いに期待したい。天晴れ! 笹生、山下!

 一方、男子は6/18付けのオリンピックゴルフランキングで、松⼭英樹中島啓太が日本代表に内定している。松山英樹は、五輪出場を表明し、中島啓太も五輪出場に意欲を見せているが、女子同様、出場選⼿はオリンピックエントリー⼿続きが終了した時点(7⽉8⽇締切)で確定する。女子に比べ、代表争いがあまり盛り上がらなかったが、米国代表では大きな争いがあった。最終的には、世界ランク1位のスコッティ・シェフラー、3位のザンダー・シャウフェレ、5位のウィンダム・クラーク、7位のコリン・モリカワの4人に決定したのだが、《全米オープン》優勝のブライソン・デシャンボーが10位に上がったもののコリン・モリカワには届かず米国の代表候補ランキングが6番手で惜しくも出場権を逃している。メジャーで勝っても出場できない狭き門。同じLIV参加のラームは《パリ五輪》に出場できるだけにアメリカ層の厚さに驚く。

尚、【パリ五輪ゴルフ競技日程】下記の通り
男子…8/1~4 ・女子…8/7~10

 

 明日の予想。まずは福島メイン【バーデンバーデンC】。本命は9番ウインモナーク。実績ある福島替わりで絶好の狙い目。叩き3走目で主戦松岡騎乗も心強い。相手は1,3,5,7,8,14番。小倉メイン【博多S】は11番ケイアイセナ。3走前同じ舞台で0.1差。鞍上強化で番手からでも競馬ができるし、ここは主役を譲らない。相手は2,3,4,6,10,11番。函館メイン【TVh杯】は4番ナリタローゼ。前走馬券でお世話になった馬。格上げ緒戦になるが、前走はこれまでと全く違うレースで勝ち切った。スタートがまともなら逃げ切りも期待できる舞台。それほど強いメンバーがいないここなら面白い。相手は相手は3,6,7,9,10,14番。

 

今週の一口馬。明日からの出走馬の前に地方競馬の結果を二つ。まずはゴールドレガシーが6/25大井【サンタアニタトロフィートライアル】(1600m)に出走予定も、前日の調教後に歩様が悪化し、挫跖を発症していることが確認され出走取り消しとなった。今度こそ勝利を期待していただけに残念であった。まぁ陣営によると「消炎剤を投与し、治療に取りかかれば長引かないのではと見ている」とのことなので回復を期待したい。そしてこれはクラブ馬ではないが僕も少々出資している地方オーナーズの馬、シャープムスタングが大井6/26の【SPAT4プレミアムポイント賞】(1400m)に出走した。レースでは五分のスタートから先行争いに加わり、道中は3頭並んだ先団の外を追走。直線入口で馬なりで内の2頭を競り落として先頭に躍り出ると、一瞬外に逃げそうな場面もあったが、外から後続の1頭が迫ってくるとそこからまた伸びて、結局2着馬に2馬身の差をつけて快勝、これで復帰後3連勝となった。騎乗した安藤は「これはもうずっとなのですが、真剣に走っていない感じです。スタートから出していったあと、遊びながら走っていてハナを取り切れませんでした。それでも内の2頭が一杯になってあとは緩めずにゴールまで走らせるだけというところで、直線に入ってしばらくのところでムチを打とうとした直前に外に逃げようとしました。『危ない』とは思いましたが、ムチを入れる前だったので事なきを得ました。1頭だけになると遊ぼうとしますね。最後1頭が迫ってくるとまた真面目に走ってくれます。こんな走りなので、疲れは全然感じません。このくらいのクラスだと力が違うのでこういう競馬でも楽勝できますし、『障害物』が邪魔にならないように1頭だけ外々を回ればいまのメンバーだと勝てますが、クラスが上がってきたら後ろから末脚に懸けるようなレースにしたほうがいいかもしれないです」とのこと。このあたりでは別格の強さ。あとは気性面が課題。まぁ能力は高く、上を目指せる馬と信じているのでずっと期待したい。

 

今週の出走予定馬。まずはメリオルヴィータが明日6/29小倉12R【3歳上1勝クラス】(1200m芝)幸騎乗で出走予定。小椋調教師は追い切り後「先週ビシッとやっているので、今週は馬なりです。派手な時計ではないですが、いい動きで、具合の良さが伝わってきます。ゲートはさらに練習を積みました。やはり以前より枠内でリラックスできているので、この感触ならいいスタートが切れるのではないでしょうか。週末は天候が崩れ、馬場は渋るかもしれませんが、速すぎる時計の決着よりは合うかもしれません。いずれにせよ、調教の手応えからはもっとやれるはずなので、いい結果を出したいですね」とのこと。期待する!

もう一頭はブーケドグレイス。明後日6/30函館2R【3歳未勝利】(1700mダート・牝)に長浜騎乗で出走予定。管理する相沢調教師は「先週末から時計を出し始めましたが、間隔が詰まっているので昨日は単走で追い切りをおこなっています。大きな変わり身は見られないものの好調をキープしていますし、何とかダートで変わり身を見せてもらいたいと思っています。一般戦の2鞍はフルゲート割れしていたものの、牝馬同士で走らせたかったためこちらの番組に投票することに。そこまで分の悪い抽選ではなかったものの、無事に出走が叶っています。デビュー戦はまずまずの走りでしたが、そこからは前進どころかレース内容が悪くなってしまっている現状。追い切りの動きからはこんなにやれない馬ではないと思いますし、この条件で見処のある走りをしてきてほしいところです」とのこと。ダート替わりで激変を期待する。

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菅原天晴れ! 新馬は4着スタート

2024-06-23 18:19:10 | Weblog

 まずはゴルフ。女子メジャー第3戦《KPMG全米女子プロゴルフ選手権》3日目。3打差6位からスタートした山下美夢有が3バーディ、1ボギーの「70」とスコアを伸ばし、首位に2打差の通算5アンダー2位に浮上した。日本勢4人目となるメジャー初タイトル、そして2枠が濃厚な《パリ五輪》出場権争い4番手からの逆転“圏内”入りをかけて最終日に臨む。通算7アンダーの単独首位にメジャー未勝利のエイミー・ヤン(韓国)。「69」でプレーしたローレン・ハートラージが山下と並ぶ2位につけた。2打差を追って最終組から出た渋野日向子は3バーディ、4ボギーの「73」で回り、首位に4打差の通算3アンダー5位で優勝争いに踏みとどまった。33位スタートの岩井明愛が3バーディ、2ボギーの「71」と1つ伸ばし、通算1オーバーの18位に浮上した。勝みなみと西郷真央は通算3オーバーの31位。竹田理央、五輪争いで“圏内”の2番手につける古江彩佳は通算4オーバーの38位。笹生優花は通算10オーバーの67位で終えた。山下、渋野、古江…優勝、そして《パリ五輪》目指し最後まで頑張ってほしい!

 国内女子ツアー《アース・モンダミンカップ》4日目といっても第3ラウンド。ツアー通算10勝で今季1勝の小祝さくらが7バーディ、ボギーなしの「65」で回り、通算15アンダー。予選ラウンド2位通過から、後続に6打差をつける独走態勢に入った。通算9アンダーの2位にツアー6勝のベテラン・藤田さいき、同1勝の高橋彩華、未勝利の沖せいらが並んだ。1年8カ月、17試合ぶりにレギュラーツアーで予選通過を果たした永久シード保持者の不動裕理は「70」で回り、通算4アンダーで21位から12位に浮上した。最終ラウンドは明日実施する。競技終了が月曜となるのは、勝みなみが優勝した2021年《日本女子オープン》以来4度目で、今大会ではコロナ禍の“シーズン初戦”となった2020年大会(優勝は渡邉彩香)以来2度目となる。6打差は大きい。ましてリーダーは小祝、優勝はほぼ間違いなさそう。あとは不動がベスト10に入れるか注目したい。

 国内男子ツアー《ジャパンプレーヤーズチャンピオンシップ by サトウ食品》最終日。2打差2位から出た石川遼が6バーディ、2ボギーの「68」で回り、通算21アンダーで逆転優勝を飾った。2022年《三井住友VISA太平洋マスターズ》以来2年ぶりのツアー通算19勝目。ツアー記録が残る1985年以降で19勝以上した選手は13人目となる。今季はここまでトップ10が2回で、2週前の国内メジャー《BMW 日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ》は最終日に「63」で回り、岩田寛とのプレーオフの末2位に終わっていた。1打差2位は金子駆大。 ツアー初優勝を狙った河野祐輝は首位から出て、石川とトップタイで迎えた15番で2打目をグリーン右ブッシュに打ち込むトラブルに見舞われて「9」を叩き、優勝争いから脱落した。優勝した石川は立派だが、若手選手もっと頑張れ!

 米国男子ツアー《トラベラーズ選手権》3日目。単独首位から出たトム・キム(韓国)が6バーディ、1ボギーの「65」とさらにスコアを伸ばし、通算18アンダーで後続に1打差をつけて最終日に入る。キムは昨年10月《シュライナーズチルドレンズオープン》以来のツアー4勝目に近づいた。1打差の2位に今季5勝の世界ランキング1位、スコッティ・シェフラー。4月初旬《バレロテキサスオープン》以来の今季2勝目がかかるアクシェイ・バティアも17アンダーで並んだ。ザンダー・シャウフェレとイム・ソンジェ(韓国)がさらに1打差の16アンダー4位に控える。 43位スタートのキャメロン・ヤングが2イーグル、7バーディ「59」をマーク。PGAツアー史上4年ぶりの1ラウンド50台を記録し、通算13アンダーの10位に浮上した。5アンダー21位から出た松山英樹は3バーディ、2ボギー。2日続けて「69」で回り、通算6アンダーの34位に後退した。トム・キムは相当頑張っているが、ただシェフラーが2位まで上がってきた。シャウフェレ共々優勝争いに絡みそう。

 今日の重賞を振り返る。京都11Rで行われた【第65回宝塚記念】は、菅原明良騎乗の3番人気ブローザホーン(牡5歳・吉岡辰弥厩舎)が後方追走から直線で大外一気の差し切りV。今春のJRA・GIで3勝を挙げる好調のエピファネイア産駒(【桜花賞】:ステレンボッシュ、【ヴィクトリアマイル】:テンハッピーローズ、【日本ダービー】:ダノンデサイル)から新たなGI馬が誕生した。デビュー6年目の菅原明良は23度目の挑戦で待望のJRA・GI初制覇。タイムは2分12秒0。2馬身差の2着にはソールオリエンス(7番人気)、さらにクビ差遅れた3着にベラジオオペラ(5番人気)が入り、1番人気のドウデュースは後方から直線で内を突いて伸びたが6着までだった。
 勝ったブローザホーンは馬場が味方したとはいえ、強い勝利だった。G1を勝つには“運”がなければ勝てない。菅原明も陣営も最高の仕事した結果だろう。ただこの馬、重馬場だけが巧いわけでなく、たぶん守備範囲でない【天皇賞・春】でも好走したように力は相当あるし、岡田さんの馬ということを考えればまだ伸びてくる可能性が大きい。2着ソールオリエンスも馬場適性が味方した。ただ距離は2200~2400mがいちばん合いそう。3着ベラジオオペラは強い競馬をした。勝ちにいっての3着は立派。正直ここまで走るとは…思っていなかった。この馬相当強いのかも…。4着プラダリアは京都で良く走る。直線もよく踏ん張っており、交わされてからも差し返そうとしていた。京都なら黙って買っても面白いかも。
5着は僕本命のローシャムパーク。勝ちに行っての競馬だったが、道中ちょっと力んでいた。まだまだこれから強くなりそう。

 ブローザホーンは、父エピファネイア、母オートクレール(母父デュランダル)という血統。北海道新ひだか町・岡田スタツドの生産馬で、馬主は岡田牧雄氏。通算成績は21戦7勝。重賞は今年の【日経新春杯】に次いで2勝目。吉岡辰弥調教師、菅原明良ともにJRA・GIは初勝利となった。

 今回の菅原の勝利で上半期のJRA・平地GⅠ「全12戦」ですべて違うジョッキーが勝ったことになった。これだけ多くのGⅠを消化して、年内複数勝ちの騎手が出ていないのは1984年グレード制導入以降、史上初めてのこと。上位騎手寡占化が進む現代の競馬シーンにあって非常に珍しい現象だ。次のGⅠは9/29の【スプリンターズS】。果たしてどうなるだろうか。ちなみに 2024年JRA・平地GⅠの勝ち馬と勝利ジョッキーは下記の通り。

2/18【フェブラリーS】…ペプチドナイル・藤岡佑介
3/24【高松宮記念】…マッドクール・坂井瑠星
3/31【大阪杯】…ベラジオオペラ・横山和生
4/7【桜花賞】…ステレンボッシュ・ジョアンモレイラ
4/14【皐月賞】…ジャスティンミラノ・戸崎圭太
4/28【天皇賞(春)】…テーオーロイヤル・菱田裕二
5/5【NHKマイルC】…ジャンタルマンタル・川田将雅
5/12【ヴィクトリアマイル】…テンハッピーローズ・津村明秀
5/19【オークス】…チェルヴィニア・クリストフルメール  
5/26【日本ダービー】…ダノンデサイル・横山典弘
6/2【安田記念】…ロマンチックウォリアー・ジェームズマクドナルド
6/23【宝塚記念】…ブローザホーン・菅原明良

 

 

今日の一口馬。ウインポセイドンが京都 5R【2歳新馬】に出走し4着となった。騎乗した和田竜は「厩舎がしっかりと馬を造ってくれたお陰で調教より実戦の感触が良かったです。スタートの反応はゆっくりで、道中は遅い流れを我慢しながらの追走。直線入口では内にモタれるようなところがありましたが、外に持ち出してからは真っすぐ走ってくれました。馬力があり、しっかりと地面を捕らえて走っていましたし、楽しみな馬ですよ」とのこと。

管理する奥村豊調教師は「入厩した当初はどこに飛んでいくか分からない難しい面がありましたが、それを考えれば今日はトラブルなくレースを終えられたことにホッとしていますし、馬場も味方しましたがレース内容は良かったと思います。あとは二戦目以降どのように変わっていくかですね」とのこと。正直、気性の難しさもありこんなにまともに走るとは思っていなかった。初戦としては十分に合格点、なんとかこのまま順調に育っていってほしいものだ。

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宝塚記念&新馬デビュー

2024-06-22 19:22:46 | Weblog

まずはゴルフ。女子メジャー第3戦《KPMG全米女子プロゴルフ選手権》 2日目。ツアー未勝利の32歳サラ・シュメルツェルが15位から出て「67」でプレーした。エイミー・ヤン(韓国)と並ぶ通算6アンダーで首位に浮上した。「68」で回った34歳のヤンはメジャー初優勝となるツアー6勝目を目指す。通算4アンダーの3位に、4バーディ、2ボギーの「70」と伸ばした渋野日向子、コ・ジンヨン(韓国)、レキシー・トンプソンが続いた。

世界ランクを元にした五輪ランクで確定する《パリ五輪》代表争いは今週で決着するが、2枠が見込まれる日本勢で4番手につける山下美夢有は、15位から「70」と2つ伸ばし、通算3アンダーの6位に浮上。通算1オーバーの23位に、五輪争い“圏内”の2番手につける古江彩佳と、5試合ぶりの予選通過となる勝みなみ。通算2オーバーの33位に岩井明愛と西郷真央。通算4オーバーの52位に竹田麗央。カットライン上の通算5オーバー64位で笹生優花が続き、日本勢は大会最多の8人が決勝ラウンドに進んだ。五輪争いで3番手につける畑岡奈紗は通算7オーバーとし、メジャーでは2021年《全米プロ》以来となる予選落ちを喫した。西村優菜も7オーバーで、米ツアーでは今季初の予選落ち。岩井千怜は通算9オーバー。初日142位と出遅れた稲見萌寧は、9ホール終了時点で体調不良を理由に棄権した。大会史上最多12人が出場した日本勢は、上記のように渋野を筆頭に8人が予選通過を決め、2023年などの4人を更新する最多記録になった。これで23年《アムンディ エビアン選手権》の6人、《AIG女子オープン(全英女子)》の10人、24年《シェブロン選手権》の9人、《全米女子オープン》の14人に続き、直近の全メジャー5大会で最多予選通過記録を更新した。これは最近の日本女子ゴルフ界の勢いを象徴しているといっていいだろう。
 尚《パリ五輪》争いは残り1席を古江、山下が争っているが、もし渋野が優勝するとどうなるのだろう。渋野が優勝しても選ばれなかったら、またそこで侃々諤々の論争が起きそう。メジャーチャンピオンが五輪に出られないと…。いずれにしろ、残り2日。楽しみは広がる。あっ、それからギリギリ予選通を通った竹田は4日目にはベスト10ぐらいには入りそうな気がする。根拠はないが…。

 米国男子ツアー《トラベラーズ選手権》2日目。雷雲接近による3時間14分の中断となったが、日没間際に全組ホールアウト。首位スタートのトム・キム(韓国)が中断を前に「65」でプレーし、通算13アンダーでその座を守り大会を折り返した。13位から出た松山英樹は中断を挟み、4バーディ、3ボギーの「69」でプレー。通算5アンダーの21位に後退した。 通算11アンダーの2位に、世界ランキング1位のスコッティ・シェフラー、コリン・モリカワ、アクシェイ・バティアの3人が並んだ。通算10アンダーの5位にザンダー・シャウフェレ。松山と同組でプレーした前年覇者のキーガン・ブラッドリーは、通算2アンダーの43位で終えた。松山はちょっと上位陣とは差が開いたが、まだ2日あるので何とか優勝争いに絡んでほしい。

国内男子ツアー《ジャパンプレーヤーズチャンピオンシップ by サトウ食品》3日目。 5位から出たツアー未勝利の河野祐輝が、9バーディ、1ボギー「64」をマークし、通算19アンダーで単独首位に立った。首位から出た石川遼は4バーディ、1ボギー「69」で回って通算17アンダー2位。通算16アンダー3位に西山大広、15アンダー4位に金子駆大と下家秀琉が続いた。昨年大会覇者の谷原秀人は「67」で回り、通算10アンダーで21年の第1回大会覇者・片岡尚之と並ぶ21位、2022年大会優勝の稲森佑貴が通算9アンダー27位、2週前に国内メジャー初優勝を挙げた岩田寛は通算7アンダー36位にいる。河野は36歳の苦労人。最終日は、最終組で初めて石川と回る。ちなみに同郷の松山英樹とは、11年前の《日本プロ》最終日に最終組で一緒に回っているらしい。それで「これで(有名な)2人と回れることになる。すごいなあ」と語っている河野、是非最終日も頑張ってほしいが、日本の男子ゴルフ界、こんなんで良いのだろうか。

 今日の重賞を振り返る。東京8Rで行われた【第26回東京ジャンプS】は、高田潤騎乗の2番人気ジューンベロシティ(牡6歳・武英智厩舎)がハナに立つと終始カラ馬に絡まれながらも安定した飛越を見せ、最後の直線ではロスコフ(6番人気)との競り合いをクビ差制してレース史上初の連覇を達成した。高田潤は2016年【阪神ジャンプS】(ニホンピロバロン)以来、約8年ぶりの重賞制覇。タイムは3分26秒5。2着からさらに5馬身遅れた3着にヴェイルネビュラ(5番人気)が入り、ホッコーメヴィウス(4番人気)は競走中止となった。なお、1番人気のオールザワールドは7着に敗れた。

 ジューンベロシティは、父ロードカナロア、母アドマイヤサブリナ(母父シンボリクリスエス)という血統。北海道浦河町・ヒダカフアームの生産馬で、馬主は吉川潤氏。通算成績は34戦7勝(うち障害12戦5勝)。重賞は23年【東京ジャンプS】、【阪神ジャンプS】に次いで3勝目。武英智調教師は23年ジューンベロシティに次いで【東京ジャンプS】2勝目、高田潤は01年ギフテッドクラウン(当時の名称は【東京オータムジャンプ】)、15年オースミムーンに次いで3勝目となった。

 

明日の予想。以前に書いたが今年のG1はすべて勝利騎手が違う。なら最後は武豊が有利か。って、いろいろ考えてみたが、本命は10番ローシャムパーク。前走の【大阪杯】は負けて強しの競馬。それも海外遠征明けを考えればその実力は相当とみる。少なくても【大阪杯】のメンバーには負けない。相手は1,2,3,4,7,12番もほぼ4番かな。東京メイン【パラダイスS】は13番ロジリオン。【NHKマイル】の掲示板に載った他4頭はすべて重賞勝ち馬。このメンバーなら十分勝ち負けできる。相手は2,4,6,9,11,12番。函館メイン【大沼S】は11番テーオードレフォン。函館1700mダートは黙ってドレファン産駒は買い。小回りは得意だし、別定なら好勝負間違いない。相手は1,4,5,7,9,13番。9番もドレフォン産駒。

 

 今日の一口馬。まずはウインアラジンが京都7R【3歳上1勝クラス】(1800mダート)に出走し13着。騎乗したM.デムーロは「2走前に乗せていただいた時に2400mは長いと感じていましたし、1800mに距離が短くなる今回はもう少し頑張ってくれるだろうと期待していました。ただ、スタートを出てから進もうという気持ちがないですし、最後も手を抜いているような走りで、真面目に走っていないぶん、レース後はスッと息が入っていました。道中で他馬と併せる形になった時にはやる気を出してくれましたが、それも長く続きませんでした。馬がこの条件で走ることを諦めている印象です。思い切って条件を替えてみるなどの選択が必要かと思います」とのこと。レースは後方追走から3コーナーではいくらかやる気も覗かせましたが、最後はまったく脚を使うことなく平凡な内容に終わってしまった。能力はあるのにきっかけが掴めない現状、残念だがここで登録を抹消する方向になりそうだ。まぁ仕方ないか。ウインアラジン、お疲れ様でした。続いてジャーヴィスが京都8R【3歳上1勝クラス】(1400mダート)に出走し11着。騎乗した松山は「最内枠となってしまったので包まれないようにスタートから出鞭を加えて出して行きましたが二の脚が今ひとつで、ダートに入ってからはキックバックを嫌がって全然進んでいきませんでした。どこかで外に出したかったのですが、なかなかタイミングがなかったですし、今日は全く競馬をしていません。ただ、こんなに走れない馬ではないので、連戦の疲れもあったかもしれません」とのこと。危惧した1番枠がやっぱり仇となった。このクラスはいつでも勝てる馬、まぁここで一息入れることになるだろう。
 今週はもう1頭。2歳馬ウインポセイドンが明日デビュー戦を迎える。京都5R【2歳新馬】(1800m芝)に和田竜騎乗で出走する。メンバー的に強い馬がいるが何とか次に繋がる競馬をしてほしいものだ。

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週末の楽しみはゴルフ&2歳馬

2024-06-21 20:45:35 | 競馬予想

 まずはゴルフから。女子ゴルフの《パリ五輪》代表争いが最終章を迎えた。今日開幕した今季メジャー第3戦《KPMG 全米女子プロゴルフ選手権》後の24日時点の世界ランキングを基にした五輪ランキングで決まり、日本からは上位2人の出場が見込まれる。最新となる17日付世界ランキングでは《全米女子オープン》を制した笹生優花(22)が日本勢1位の6位で五輪出場は当確。五輪出場圏内の2番手は古江彩佳(24)の20位で、同3番手で21位の畑岡奈紗(25)同4番手で22位の山下美夢有(22)が続く。2番手争いはわずか0.1ポイントあまりに3人がひしめく大混戦となっている。ただ《全米女子オープン》で優勝した笹生が30位から6位に浮上したように、メジャーでの好結果は大きなジャンプアップにつながる。前週の国内ツアー《ニチレイ・レディース》を制し43位から36位に上げて、日本勢5番手に浮上した岩井明愛(21)、同6番手で今季国内ツアー3勝と躍進する竹田麗央(21)も《KPMG 全米女子プロゴルフ選手権》で一発逆転の五輪切符獲得を狙う。果たしてどうなるか、優勝争いとともに注視したい!

 その女子メジャー第3戦《KPMG 全米女子プロゴルフ選手権》初日。フルタイムでの参戦は今季で最後になるレキシー・トンプソンが6バーディ、2ボギーの「68」で回り、4アンダー単独首位で発進した。プレーオフで敗れた前週《マイヤーLPGAクラシック》の好調をキープし、2014年《クラフトナビスコ選手権(現シェブロン選手権)》以来のメジャー2勝目へ好スタートを切った。渋野日向子、西郷真央、岩井明愛の3人が「70」でプレーし、12人が出場する日本勢最高位の2アンダー4位。《パリ五輪》代表争いでは古江彩佳、山下美夢有がともに「71」とし、1アンダーの15位と上位でスタート。イーブンパー22位に勝みなみ。2オーバー54位に《全米女子オープン》からのメジャー連勝がかかる笹生優花。4オーバー89位に西村優菜。5オーバー107位に五輪争い3番手の畑岡奈紗、竹田麗央、岩井千怜。9オーバー142位に稲見萌寧が続いた。トンプソンに次ぐ3アンダーの2位に、世界ランキング1位のネリー・コルダとパティ・タバタナキット(タイ)。渋野、西郷、岩井を含めた4位に、アリセン・コープス、セリーヌ・ブティエ(フランス)ら11人が並んでいる。コースが難しく、すぐボギーが出るコース、5オーバーの畑岡らでも十分巻き返しが利く。とにかくみんな頑張れ!

 男子の松山英樹の話。松山が加入する新リーグ「TGL」は来年1月に開幕する。すべての試合が1日競技で、フロリダ州パームビーチガーデンズのパームビーチ州立大に建造された新アリーナ「SoFiセンター」で開催。実際のゴルフとデジタル技術を融合させた、新時代の屋内型ゴルフに、PGAツアーのトップ選手24人が6チーム(各4人)に分かれて参加する。屋外のゴルフとは異なり、選手は1ホールごとに、リアルとバーチャルを掛け合わせたショットを放つ。50yd以内のアプローチショットおよびパッティングは、アリーナ内に設置され、形状を変えられる芝生のラフとフェアウェイ、バンカー、グリーンでプレー。それまでのドライバーショットやアイアンショットは縦46フィート(約14m)×横64フィート(約19.5m)の巨大スクリーンに向かって打つ“シミュレーションゴルフ”を採用する。一般的な18ホール(4日間72ホール)ストローク競技の個人戦ではなく、15ホールのマッチプレー団体戦を実施する。各試合は1チーム4人のうち3人が出場。15ホールのうち、初めの9ホールは3人がティショットから順番に打ち、各ホールのスコアを競う。残りの6ホールは2ホールずつ、1対1のシングルマッチを実施して勝敗を決める。全6チームはまずレギュラーシーズンで総当たり戦(1チームあたり5試合)を実施し、各試合で勝ったチームが2ポイントを獲得。負けたチームは0ポイントだが、15ホールで決着がつかず16ホール目以降の延長戦に突入した場合は1ポイントを得る。上位4チームがプレーオフに進出する。試合は提携するPGAツアー(米国男子ツアー)の各大会最終日の翌日、月曜日に実施する予定。各日、マッチを行う2チームだけが参加する(マッチのない4チームはオフになる)会場のアリーナには1500人のファンを収容。すべてのショットが生放送され、選手たちはマイクを装着してプレーするため、視聴者は選手の考えやチーム内の作戦を聞くことができる。日本では動画配信サービスU-NEXTで放送される。

各チームの編成は次の通り。

〇ボストン・コモンゴルフ…松山英樹、ロリー・マキロイ、キーガン・ブラッドリー、アダム・スコット 

〇アトランタ・ドライブGC…ジャスティン・トーマス、パトリック・カントレー、ビリー・ホーシェル、ルーカス・グローバー 

〇ジュピターリンクスGC… タイガー・ウッズ、マックス・ホマ、トム・キム、ケビン・キズナー 

〇サンゼルスGC…トミー・フリートウッド、サヒス・ティーガラ、コリン・モリカワ、ジャスティン・ローズ

〇ニューヨークGC…リッキー・ファウラー、ザンダー・シャウフェレ、マシュー・フィッツパトリック、キャメロン・ヤング 

〇ザ・ベイGC…ウィンダム・クラーク、ルドビグ・オーベリ、ミンウ・リー、シェーン・ローリー。

 どんな試合になるのか今から楽しみだ。
その松山が出場している米国男子ツアー《トラベラーズ選手権》初日。PGAツアーが今季設定した全8試合のシグニチャーイベント(昇格大会)の最終戦。71人の少数精鋭フィールドで「62」をマークしたトム・キム(韓国)が8アンダーの首位で滑り出した。昨年10月《シュライナーズチルドレンズオープン》以来のツアー4勝目を狙う。2打差の6アンダー2位でリッキー・ファウラー、アクシェイ・バティア、カート・キタヤマ、ウィル・ザラトリスが並んだ。世界ランキング1位のスコッティ・シャフラーはザンダー・シャウフェレらと同じ5アンダー6位につけた。2月《ジェネシス招待》以来の昇格大会2勝目がかかる松山英樹は5バーディ、1ボギーの「66」で回り4アンダー。ウィンダム・クラークらと並び13位とまずまずのスタートを切った。松山と同組でプレーした前年王者のキーガン・ブラッドリーは1アンダーで33位。全選手が4日間72ホールを回る本大会の賞金総額は2000万ドル(約31億4740万円)。優勝者は360万ドル(約5億6650万円)と、4大メジャーおよび《ザ・プレーヤーズ選手権》の750ptに次ぐフェデックスカップポイント700ptを獲得する。松山いいスタート、期待する!

 野球の話題を一つ。日曜日まで行われていた《日本生命セ・パ交流戦》の最優秀選手(MVP)に日本ハムの水谷瞬外野手(23)が輝いた。水谷は昨年に現役ドラフトで加入した高卒6年目の23歳。交流戦は15年の西武・秋山(現広島)の最高打率を6厘上回る438で首位打者。28安打、出塁率・471も12球団トップで、OPS(出塁率+長打率)1.1591は断トツ。そして同5位タイのプロ初本塁打を含む3本塁打、同3位タイの13打点も記録した。交流戦MVPは前年まで1軍出場のない選手では初めてで、日本ハムとしても打者では初の快挙だった。賞金は推定年俸560万円の1/3以上となる200万円。間違いなくもっと大金を稼ぐ選手に育っていくかもしれないが、現時点の200万円大きい⁉ Good Job!

 

 明日の予想。まずは東京メイン【江の島S】は14番コントラポスト。前走は負けて強しの内容。脚質に幅が出てきたし、オープン入りは間違いない。距離も血統的に問題はないはず。相手は1,2,7,8,9,10番。京都メイン【天保山S】は16番アルファマム。ここ2戦、34秒台の上りを見せている。問題は展開が嵌るかどうかだけだが、マジェスティックウォリアー産駒の外枠で、重馬場も上手い。相手は2,3,6,8,9,15番。函館メイン【青函S】は10番カンティーユ。6カ月ぶりの出走になるが、ダートでまだそこを見せていないし、函館の舞台も合う。血統的にもオルフェーヴル産駒は函館1200m芝は良く走る。相手は4,5,6,7,8,14番。

 

 今週の一口馬は3頭が出走を予定している。まずはウインアラジンが明日の京都7R【3歳上1勝クラス・混】(1800mダート)にM.デムーロ騎乗で出走予定。中1週で今回がラストチャンス。管理する高橋一調教師は「中1週ですので追い切りは馬なりにセーブしました。追い切りは舌を縛った状態でも喉の音が少し気になりましたが、状態そのものは変わらずキープできています。ジョッキーも2走前に一度騎乗した経験がありますし、なんとか少しでもいいところを見せてくれればと思います」とのこと。ここで凡走なら引退になるはず。もうデムーロ頼みでしかない。続いてジャーヴィスが京都8R【3歳上1勝クラス・混】(1400mダート)に松山騎乗で出走予定。管理する千田調教師は「この中間も順調にきていて、昨日はうちの虎太(鷲頭虎太騎手)を背に時計を出しています。コンスタントに使ってきていますが状態は高いレベルで安定しているので、意図的に14-13くらいのところで留めました。放せば弾けそうなくらいでしたし、いい動きでしたよ。今回もしっかり力を発揮できると思います。惜しい競馬が続いているので、そろそろ何とかしたいところ。松山ももう手の内に入れているでしょうし、あとは外枠を引ければと思っています。ジャーヴィス自身もレースを重ねながらキックバックに慣れてきているはずなので、前走以上の結果を期待しています」とのことだが、枠順は最悪の1枠。運がなさすぎる。スタートして後ろに下げて直線追い上げても3着あたりがやっとというようなレースになるような気がする。僕の予想はずれてくれ!

3頭目はウインポセイドン。今年初の2歳デビュー戦となる。日曜日の京都5R【2歳新馬】(1800m芝)に和田竜騎乗で出走が確定している。管理する奥村豊調教師は「追い切りは短い距離でスピードを重視した負荷にしました。一定のタイムは出ましたが、今週もしっかりと動かしたうえでの時計で、中身としてはまだ物足りないものでした。道中の余裕、余力もありませんでしたが、古馬についていくことができたのは良かったと思います。人とのコンタクトも徐々に良くなっていますが、馬を怖がるところもあり、あとはゲートの出も含めてレース当日になってみないと分からない部分もあります。いつもと違う雰囲気に戸惑わず現状の力を発揮してくれればと思います」とのこと。まぁスタートも含めてどうなるかわからない。ましてここは評判馬も数頭いて相手も手ごわそう。救いは頭数が少ないところで調教通りなら掲示板に乗るのではとうっすら期待している。

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楽天&永島 悲願のV

2024-06-16 18:26:24 | Weblog

 まずはプロ野球。楽天が球団創立20年目で初の《交流戦》優勝を飾った。昨年に初優勝したDeNAに次いで8球団目の優勝。優勝がないのは阪神、広島、中日、西武の4球団となった。交流戦は22年・ヤクルト、23年・DeNAが頂点に立っておりパ・リーグでは21年・オリックス以来の優勝となった。楽天は交流戦を12勝5敗で、この日迎えて広島に勝利で13勝5敗。同率のソフトバンクが阪神に1ー4で敗れて12勝6敗となったため優勝が決まった。
◆過去の優勝チーム…2005年ロッテ、06年ロッテ、07年日本ハム、08年ソフトバンク、09年ソフトバンク、10年オリックス、11年ソフトバンク、12年巨人、13年ソフトバンク、 14年巨人、15年ソフトバンク、16年ソフトバンク、17年ソフトバンク、18年ヤクルト、 19年ソフトバンク、20年中止、21年オリックス、22年ヤクルト、23年DeNA

 尚、歴代就任1年目での交流戦優勝監督は過去に2009年ソフトバンク:秋山幸二 、2010年オリックス:岡田彰布、2015年ソフトバンク:工藤公康、2021年オリックス:中嶋聡の4人。みんな名将ばかり。ひょっとすると今江監督はとんでもない監督かもしれない。逆に優勝できなかったソフトバンクの小久保監督は…果たして!? いずれにしろ楽天天晴れ! 

 

 ゴルフの話題。男子メジャー第3戦《全米オープン》3日目。松山英樹が粘りのパープレー「70」で通算2アンダーをキープ。首位と5打差の5位で3日目を終えた。前半は1バーディ、3ボギーだったが、後半に3バーディ、1ボギーと巻き返した。21年《マスターズ》に次ぐメジャータイトルがかかる最終日へ向かう。通算7アンダーの首位に20年大会覇者で“LIV勢”のブライソン・デシャンポー。2位から出て、持ち前のパワーで6バーディ、1ボギー1ダブルボギーの「67」をマーク。通算アンダーパーが8人だけの“我慢大会”の中、後続に3打差をつけて首位に立った。通算4アンダーの2位に11年大会覇者のロリー・マキロイ(北アイルランド)、マチュー・パボン(仏)、パトリック・カントレー。5位で松山、ルドビグ・オーベリ(スウェーデン)が続いている。首位と松山の差は5打差。優勝の可能性はデシャンポー次第。今日のゴルフなら太刀打ちできないが、ただドライバーが曲がればわからない。期待して応援しよう!

 国内男子ツアー《ハナ銀行 インビテーショナル》最終日。 2打リードの単独首位から出た27歳の小木曽喬が5バーディ、2ボギーの「68」で回り、通算14アンダーでツアー初優勝を挙げた。小木曽は2014年《日本アマ》を日本人選手としては当時最年少の17歳115日で制覇。翌年にプロ転向し、今季は初の賞金シード選手としてツアーに参戦した。前週の国内メジャー《日本ゴルフツアー選手権》に続いて首位で最終日を迎えた今週、韓国開催の日韓共同主管大会で初タイトルをつかんだ。 1打差2位にチャン・ユビン(韓国)。通算11アンダーの3位に前田光史朗と2022年日本ツアー賞金王の比嘉一貴。通算8アンダーの5位にツアー1勝の鍋谷太一、イ・サンヒ(韓国)、リチャード・リー(カナダ)が続いた。 《日本ゴルフツアー選手権》からの連勝がかかっていた岩田寛は通算6アンダー12位。稲森佑貴が通算5アンダー20位、米澤蓮が通算9オーバー61位だった。前年覇者のヤン・ジホ(韓国)は通算4アンダー25位で終えた。小木曾GOOD JOB!

 国内女子ツアー《ニチレイレディス》最終日。3打差の5位から出た岩井明愛が4連続を含む9バーディ、1ボギーでこの日のベストスコア「64」をマーク、通算13アンダーで5月《リゾートトラストレディス》に続く今季2勝目を挙げた。ツアー通算5勝目。1打差の2位に小祝さくらと佐久間朱莉。佐久間は今季3度目の2位で、初優勝はまたもお預けとなった。単独首位で最終日を迎えた竹田麗央は「69」と伸ばしたが、2打及ばずの11アンダー4位。前年覇者の山下美夢有と川崎春花が10アンダー5位。9アンダー7位に河本結。最終組から初優勝を目指した桑木志帆は「72」と伸ばせず、7アンダー10位だった。《パリ五輪》出場争いに岩井明も参戦。この激しい戦いは最後まで続く!

 

 米国女子ツアー《マイヤーLPGA クラシック for Simply Give》3日目。首位スタートのグレース・キム(オーストラリア)が7バーディ、1ボギーの「66」でプレーし、通算17アンダーの単独首位。後続に5打差をつけ、ルーキーシーズンに制した2023年《ロッテ選手権》以来の2勝目に向けて前進した。通算12アンダーの2位に、今季限りでの引退を表明しているレキシー・トンプソン、2023年《全米女子オープン》覇者のアリセン・コープス、アンナ・ノルドクビスト(スウェーデン)、アリー・ユーイング、アン・ナリン(韓国)の5人が続く。日本勢の最高位に立ったのは16位スタートの西村優菜。5バーディ、2ボギー、3日連続の「69」をマークし、通算9アンダーの14位。同じく16位から出た古江彩佳は、最終18番で約7mのイーグルパットを決めるなど「70」で回り、通算8アンダーの19位。10位スタートの渋野日向子は1イーグル2バーディ、3ボギー1ダブルボギーの「73」とスコアを落とし、通算6アンダーの33位に後退した。西郷真央は「70」でプレーして通算4アンダー。63位から47位に浮上した。ビッグスコアの出るコースも日本人選手はイマイチ波に乗り切れない。優勝争いも厳しそう。ベスト10目指し頑張ってほしい!

 

今日の競馬。京都11Rで行われた【第29回マーメイドS】は、永島まなみ騎乗の4番人気アリスヴァリテ(4歳・中竹和也厩舎)が50㌔の軽量を生かして逃げ切りV。上々のスタートから迷わずハナに立ち、後続を大きく引き離して逃げを打つと、直線に入っても粘りの走りで影を踏ませなかった。デビュー4年目の永島まなみは10度目の挑戦で待望の重賞初制覇。タイムは1分57秒2。2馬身差の2着にはエーデルブルーメ(1番人気)、さらにクビ差遅れた3着にホールネス(6番人気)が入った。

 勝ったアリスヴェリテは永島の策がまんまと嵌った。まぁ50㌔も良かったのだろうが、ただ力がついているのも確か。次走も注目したい。2着エーデルブルーメは力を出し切っている。ただ今日は勝った人馬をほめるしかない。3着ホールネスも力を付けている。位置取りが良かったらもっと際どかったのかもしれない。ただまだ5戦目で今後が楽しみだ。
 アリスヴェリテは、父キズナ、母ルミエールヴェリテ(母父Cozzene)という血統。北海道新冠町・(株)ノースヒルズの生産馬で、馬主は加藤誠氏。通算成績は19戦4勝。重賞は初勝利。中竹和也調教師、永島まなみともに【マーメイドS】は初勝利となった。

 

今日の一口馬。ヴェルトラウムが東京12R【3歳上1勝クラス】(1400m芝)にオシュア騎乗で出走。ゲートでタイミングが合わず後方から。直線は外からジリジリ脚を使っているが7着に終わった。騎乗したオシェアは「ゲートはこの馬なりに我慢はしてくれたものの、最後に体勢を悪くしてしまいました。そこまで離されずに出られましたが、今度は思ったようにハミを取ってこなくて、流れに乗り切れなかった印象です。最後はいい脚を使ってくれただけに、いい形を作ることができず申し訳ございません」とのこと。管理する西田調教師は「トレセンでゲートの確認に行った際は、自分で跨ってみました。そこは問題なく、今日もそれくらい落ち着いて対応できれば…と見ていましたが、ちょっと敏感なところが出てしまいましたね…。直線は脚を使ってくれただけに、もう少しでも流れに乗れていたら違うでしょうし、やはり芝の走り自体も悪くなかったです。レース直後の歩きは問題ありませんでしたが、最終コーナーの左手前から右手前に替え、ラスト200mくらいの意図しないタイミングで再度左手前に替えたのはちょっと気になるので、まずはレース後の状態をしっかり見て行きます。今日はいい結果を出せず申し訳ございません」とのこと。今日の走りをみるとやはり芝のほうが良さそう。次走以降、改めて巻き返しを期待。

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明日は穴狙いで・・・

2024-06-15 18:57:18 | Weblog

 まずはゴルフ。男子メジャー第3戦《全米オープン》2日目。松山英樹が50位から首位と3打差の8位に浮上、優勝戦線で予選通過を決めた。インスタートから11番でバーディを先行し、ボギーフリーのプレーでこの日のベストスコア「66」につなげ、通算2アンダーまでスコアを伸ばした。 しかし松山を除く日本勢5人は予選落ち。34位から出た清水大成が「75」で6オーバー75位、120位から出た石川遼が「72」で8オーバー96位、同じく120位から出た金谷拓実が10オーバー120位、星野陸也と河本力は19オーバーで153位だった。首位は通算5アンダーで世界ランク6位の24歳、ルドビグ・オーベリ(スウェーデン)。4アンダーの2位に2020年大会覇者で“LIV組”のブライソン・デシャンボー、初日首位タイのパトリック・カントレー、トーマス・デトリー(ベルギー)が並んだ。初日首位タイのロリー・マキロイ(北アイルランド)は2打差5位にいる。前年覇者のウィンダム・クラークは4オーバー51位で、世界ランク1位のスコッティ・シェフラーは5オーバー57位で予選通過。大会3勝のタイガー・ウッズは7オーバー88位で予選落ちした。さすが松山という感じだが、それに比べほかの日本勢の情けないこと。また昨日優勝争いしてくると書いたシェフラーは初日より酷いゴルフ。辛うじて予選は通ったが、さすがに厳しいかも…。ぎりぎりで出場叶ったアダム・スコットは2オーバーの27位タイ、セルヒオ・ガルシアはイーブンパーの16位タイ。日本選手に出場権与えるよりこういう選手に与えた方が良い。皆さん、そう思いません?

《全米オープン》後に決まる《パリ五輪》の出場権に関して、2枠が確定的な日本勢は松山英樹と中島啓太が選ばれることが確実となった。出場すれば、松山は2大会連続、中島は初の五輪となる。五輪ランキングの目安となる世界ランキングで、最新のランクで松山は14位、中島は83位。中島と92位の久常涼は《全米オープン》に出場していないが、108位で追っていた星野陸也と115位の金谷拓実は予選落ちし、逆転が不可能になった。

米国女子ツアー《マイヤーLPGAクラシックfor Simply Give》2日目。この日のベストスコア「63」をマークしたアリー・ユーイングと「65」で回ったグレース・キム(オーストラリア)が通算11アンダーで首位に並んだ。22位スタートの渋野日向子は5バーディ、1ボギーの「68」でプレー。首位に4打差、日本勢最上位の通算7アンダー10位で決勝ラウンドに入る。渋野と同じく22位から出た西村優菜は「69」、33位の古江彩佳も5バーディ、1ボギーの「68」と伸ばし、ともに通算6アンダーの16位に浮上した。初日107位と出遅れた西郷真央は「68」と巻き返し、カットライン上の通算2アンダー63位で週末に滑り込んだが、勝みなみはカットラインに1打届かない通算1アンダーの82位、吉田優利は通算4オーバーの134位で予選落ちに終わった。大会2勝(2017、18年)のブルック・ヘンダーソン(カナダ)は通算8アンダーの5位。前年覇者のレオナ・マグワイア(アイルランド)は通算3アンダーの48位。世界ランキング1位のネリー・コルダは82位で予選落ちした。日本人3人には十分に優勝争いに絡む可能性がある。古江、渋野がもし優勝したら《パリ五輪》にも近ずく。驚くほど、渋野のゴルフが変わった。これなら《全英オープン》も面白そう。

 

 国内女子ツアー《ニチレイレディス》2日目。1打差の3位で出た竹田麗央が5バーディ、2ボギーの「69」で回り、通算8アンダー単独首位に浮上した。5月《ブリヂストンレディス》に続く今季4勝目に向けて残り18ホールに臨む。桑木は首位スタートから「71」として一歩後退。木村は14位から、この日ベストスコアの「67」で首位に迫った。6アンダーの4位に今季1勝の臼井麗香。5アンダーの5位に小祝さくら、岩井明愛、佐久間朱莉、吉本ひかる、大出瑞月の5人が続く。前年大会覇者の山下美夢有は、首位から後退した小林夢果らと並ぶ4アンダー10位。前週優勝の大里桃子は1アンダー27位。 原英莉花は6オーバー85位で予選落ちした。4アンダーの山下ぐらいまで優勝争いしそう。ただ今年の竹田は強い。でも面白そう!

 国内男子ツアー《ハナ銀行インビテーショナル》3日目。1打差を追って4位から出た小木曽喬が6バーディ、1ボギーの「66」でプレーし、通算11アンダーで単独首位に浮上した。前週の国内メジャー《日本ゴルフツアー選手権》に続き、首位で最終日を迎える。ツアー未勝利の27歳が後続に2打差をつけ、韓国で初タイトルのチャンスを引き寄せた。通算9アンダーの2位に9位から「66」をマークした2022年賞金王の比嘉一貴。8アンダーの3位にイ・サンヒ(韓国)。7アンダーの4位にツアー未勝利の前田光史朗とチャン・ユビン(韓国)が続く。首位スタートの宇喜多飛翔は「72」とスコアを落とし、竹安俊也らと並ぶ通算6アンダーの6位に後退。同じく首位から出た2週連続優勝のかかる岩田寛も「74」と崩れ、通算4アンダーの15位に順位を下げた。 前年覇者のヤン・ジホ(韓国)は通算3アンダーの22位で最終日に入る。

 

競馬の話。カナダのナンバーワンから「北米のナンバーワン」へ。カナダ競馬で3年連続最優秀ジョッキーに輝いた日本人の木村和士(24)が今夏に米西海岸、デルマー競馬場の開催に参戦することがわかった。木村はカナダ競馬がオフシーズンになる12月末から4月まで2シーズン連続でサンタアニタ競馬場(米西海岸)の冬季開催に参加。北米のトップジョッキーやランフランコ・デットーリなどと腕を競ってきた。今年はG1制覇こそなかったものの、4月にミスターフィスクとのコンビでG3【カリフォルニアンS】を制覇。先月は同馬と【ハリウッドゴールドカップ】(G2)を制し、管理する現地の最強トレーナー、ボブ・バファート調教師が絶賛していた。現在は3年連続リーディングジョッキーに輝いたウッドバイン競馬場(カナダ)で騎乗中。デルマーの夏季開催は7月20日にスタートする。11月に同地で行われる【ブリーダーズカップ】開催へ向けても貴重な時間になるのは間違いない。有力調教師のひとり、バファート師は「彼にはこっち(米国)へ来るように言いました。彼ならいい結果を出せます。とても才能のある騎手だと思います。(参戦は)彼にとってもいいこと。彼はステップアップを望んでいるし、デルマーはそれを実現する時間になる。彼にはトップの騎手になる素質がある」と歓迎。木村騎手が管理馬ゴールドフェニックスでG1を制しているダマト師はフランス出身で米国のトップジョッキーになったファビアン・プラと比較し、「非常に多彩で、私の見た限りではファビアン・プラにとても似ています。力強く追える騎手で、ダートでも芝でもやれる。ボブ(バファート)の馬でダートの重賞を勝てることを証明している。彼はなんでもできるトップライダーの1人です」と期待を寄せている。木村は昨年のマンダリンヒーロー、今年のテーオーパスワードで【ケンタッキーダービー】に2年連続参戦しているし、日本人で初めて北米の年度表彰「エクリプス賞」(最優秀見習い騎手部門)を受賞し、世界が注目してきた日本人ジョッキー。米国競馬でどのような活躍を魅せるか楽しみだ。

 

明日の予想。まずは京都メイン【マーメイドS】。どこから馬券が買えそうなメンバー。定量なら4番ミッキーゴージャスだろうが、450㌔の馬体重に56.5㌔は厳しい。本命は2番ジューンオレンジで穴狙い。距離の不安はあるが、血統的には逆に合いそう。内で“死んだふり”で末脚に期待。相手は4,5,8,9,13,15番。東京メイン【スレイプニルS】は12番ミスティックロア。左回りは未知数だが、ダートはまだ底を見せていない。前に行ける脚はあるし、田辺は長距離なら信用できる。相手は3,4,6,8,11,16番。函館メイン【UHB杯】は1番サトノグレイト。今年に入り安定した走りができるようになった。格上げ戦で55㌔は見込まれた感じだが、まだまだ成長しそうな馬だ。ダイワメジャー産駒はこの舞台に合うし、池添もこの馬に2回目なら…。相手は3,9,10,11,13,15番。

 

今日の一口馬。まずはムーンライトデイが東京1R【3歳未勝利(牝)】(1400mダート)に岩田康騎乗で6着。岩田康は「事前に田島調教師と打ち合わせをして、ある程度前目のポジションを取って砂を被らないところで進められればと考えていましたし、スタートが問題なく決まればハナに行くつもりもありました。ただ、スタート後はあまり進んでいってくれませんでしたし、外の馬の方が速かったですね。道中は砂を被るポジションになりましたが、キックバックを嫌がるようなことはなく、走る気持ちを失うことも無かったです。直線ではジリジリ伸びてくれたものの、なかなかギアが上がらないなという印象でした。それでも、1,400mは問題なかったですし、上手に競馬をしてくれました」とのこと。せめて5着には来てほしかったが仕方ない。もう少し何とかならないか。ブーケドグレイスは函館7R【3歳未勝利(牝)】(1800m芝)に長浜鴻騎乗で結果15着。長浜は「馬は落ち着いていたのですが、ゲート内で横を向いたタイミングでスタートが切られ、出遅れてしまいました。そのまま後方を追走して脚を溜める形で運んだものの、思ったほどギアが上がっていかなかったです。気持ちは強いように競馬へ行って前向きさはあるので、もっと体がしっかりしてくれば変わっていいはずです」とのこと。もう少し走ると思っていたが…ガッカリ。アルシミストは東京8R【3歳上1勝クラス】(2400m芝)に戸崎騎乗で結果8着。木村調教師は「ゲートはまずまず出てくれて、逃げ馬を見ながらリズムを整えて行きましたが、直線は余力がなくなってしまいました。ジョッキーは『芝の走りは悪くなかったですが、結果的に逃げた馬がそのまま残る展開の中、最後は余裕がなくなってしまいました。今日だけの感触で言えば、もう少し距離を詰めた方がいい走りをできそうです』とのことでしたね。この条件で変わり身を…と考えていましたが、ジョッキーの感触としては距離の影響かな…とのことでしたし、調教過程を含めて、もう少しエネルギーを溜められるように仕上げられていたら違ったかもしれません。いい走りをお見せできず申し訳ございません」とのこと。まだ暗中模索中って感じ。また出直しだ!


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一口馬は4頭、楽しみは全米オープン

2024-06-14 17:31:47 | Weblog

「松坂世代」の生き残りでドイツのプロ野球、ブンデスリーガ1部のハンブルク・スティーラーズでプレーしている元DeNAの久保康友投手(43)が完全試合を達成したらしい。同公式サイトが伝えたところによると、久保は7回制のケルン・カージナルス戦で快挙を成し遂げ、ドイツリーグで4度目の週間MVPに輝いたという。この試合で久保は87球のうち59球がストライクという精密機械ぶりを発揮し、13三振を奪った。守備陣も好守でもり立て、12-0で大勝したようだ。ソフトバンク・和田毅投手(43)とともに、「松坂世代」の“生き残り”の久保は、関大第一(大阪)時代に1998年センバツ決勝で松坂(横浜)と投げ合い、準優勝。松下電器(現パナソニック)から04年ドラフト自由獲得枠でロッテに入団し、05年に新人王。阪神、DeNAを経て、18年から米独立リーグ、メキシカンリーグ、独立リーグ兵庫などでプレーした。NP通算304試合に登板し、97勝86敗6セーブ、防御率3.70だった。23年シーズンからドイツで現役続行していた久保だが、野球レベルの差があっても未知の地で野球を続け、それによって世界の野球界に貢献している姿が素晴らしい。是非久保にはWBCでドイツの監督兼エースとして出場してほしいものだ。久保頑張れ!

 先日、残念なニュースとして、ゴルフのアダム・スコットが今日開幕した《全米オープン》でメジャー連続出場がストップすると紹介したが、世界ランキング61位だったスコットはランキング59位に先日他界したグレイソン・マレー氏が入っていたため、トップ60との選手として権利を得ることになった。マレー氏の不幸を喜んではいけないが、ゴルフの神さまがスコットに微笑んだと言っていい奇跡。スコットはこの出場で《全米オープン》23度目となるが、7月の《全英オープン》、来年4月の《マスターズ》は歴代チャンピオンとしての出場資格を保有しているので、無事参戦すればメジャー連続出場記録は“94”に更新される。これまでの最多連続出場はジャック・ニクラウス(米国)の146回で、連続100を超えるのはニクラスだけとなっている。またテキサス州ダラスでの最終予選会で補欠1位となっていたセルヒオ・ガルシアも本戦出場。44歳のガルシアは《全米オープン》25度の連続出場となる。スコット、ガルシアがいる方がやっぱり《全米オープン》は面白い。

そのメジャー第3戦《全米オープン》初日。初メジャーの清水大成が日本勢最上位の34位で滑り出した。1イーグル2バーディ、5ボギーの1オーバー「71」にまとめ、首位と6打差で初日を終えた。12年連続12回目の出場の松山英樹は50位。3バーディ、5ボギーの2オーバー「72」だった。その他、日本勢は石川遼と金谷拓実が6オーバー120位。河本力が7オーバー132位。星野陸也が8オーバー142位と出遅れた。5アンダーの首位に、2011年大会覇者で世界ランキング3位のロリー・マキロイ(北アイルランド)とメジャー未勝利のパトリック・カントレー。4アンダーの1打差3位にルドビグ・オーベリ(スウェーデン)。さらに1打差の4位に2020年大会覇者のブライソン・デシャンボー、マチュー・パボン(フランス)が続いた。前日のガルシアは1アンダー9位タイ、スコットはイブンパーの16位タイ、世界ランキング1位のスコッティ・シェフラーは1オーバー34位、タイガー・ウッズは4オーバー86位にいる。優勝候補NO.1のシェフラーはショットがバラバラ、パター入らずなのにこの順位。間違いなく優勝争いに絡みそう。いかにも《全米オープン》という難コース、我慢比べのゴルフで面白い!松山、清水、スコット、ガルシア頑張れ!

未来のスターの話。女子アマチュアゴルフ《日本女子アマチュアゴルフ選手権》最終日。2位スタートの鳥居さくら(滝川第二高)が5バーディ、2ボギーの「69」でプレー。2打差を逆転する通算14アンダーで初優勝を飾り、後続に5打差をつけて今年の女子アマチュアゴルファーの頂点に立った。鳥居は兵庫県出身の17歳。米国女子ツアーで活躍する古江彩佳らを輩出した滝川第二高の3年生で、前年大会は14位で終えていた。同年は《日本ジュニア》3位、《関西女子アマ》2位、《兵庫県高校総体》優勝などの成績を収めている。通算9アンダーの2位に7位スタートから「68」と伸ばした新地真美夏(共立女子第二高)。6バーディ、2ボギーでこの日のベストスコアタイを記録し、ナショナルチームメンバーの底力を見せた。通算8アンダーの3位に松永七海(日大)。通算6アンダーの4位に山本優花と徳永歩が続いた。山本は単独首位スタートから「79」とスコアを崩し、2打のリードを守り切れなかった。吉田優利の妹・吉田鈴は通算4アンダーの7位。前年覇者の飯島早織(ネットの大学 managara)、女子アマチュア世界ランキングで日本勢トップ(23位)の中村心(人間総合科学大)は通算5オーバーの42位だった。女子高生のワンツー。次から次へとスター候補生は現れる!

 

 明日の予想。まずは東京メイン【多摩川S】。本命は9番マンドローネ。【湘南S】最着馬で鞍上の強化のルメール。2走前は凡走しているが、時計のでる今の馬場は合う。相手は3,5,6,10,11,12番。京都メイン【米子S】は9番ノーブルロジャー。【シンザン記念】の勝ち馬で、その勝ち方は圧巻だった。【NHKマイルC】は内に入って消化不良の競馬。外目の枠でスムーズならあっさり。相手は2,6,7,11,14,16番。函館メイン【STV杯】は12番ランドオブラヴ。昨年未勝利勝ちを飾った舞台。ミッキーアイル産駒は函館1200に合うし鞍上は“函館男”の佐々木。ここは黙って狙い。相手は1,2,4,6,7,8番。



 今週の一口馬は4頭。まずは明日の東京1R【3歳未勝利】(1400mダート)にムーンライトデイが岩田康騎乗で出走する。田島俊明調教師は「キックバックに慣れさせるために前半は馬の後ろに入れる形で追い切りを行いましたが、多少嫌がっているかなと感じられる部分はあったものの、全体的に見れば悪くない動きをしていたと思います。以前は調整段階から気性面で難しいところを見せることがありましたが、現在は人間が馬の扱いに慣れてきたこともありますし、馬もこちらの環境に慣れてきたのか、前ほど後ろ向きな気持ちを見せることは無くなり、順調に調整できるようになりましたね。状態は良いですし、あとは今週のレースに向けて、以前に痛みが出てしまった右前脚が再び痛くなってしまわないように、しっかりケアして進めていければと思います。なお、鞍上は岩田康誠騎手に依頼しています」とのこと。内枠になったのはちょっとがっかりだが、2着のある馬、なんとか好勝負を!2頭目はブーケドグレイスが函館7R【3歳未勝利】(1800m芝)に長浜騎乗で出走予定する。相沢郁調教師は「先週末に函館競馬場に入場してからも順調にきていて、昨日はレースに騎乗予定の長浜鴻緒が乗って感触を確かめてもらいました。先週の時点でもうほぼ仕上がっているので、14-14くらいで整える程度の追い切りでしたが、動きは良かったようですよ。ジョッキーもいいイメージを持って臨めそうと言ってくれています。過去2戦の中でも一番いい仕上がりという報告を受けているので、何とか前進させたいところ。前走は全く見処がありませんでしたが、デビュー戦の内容からするとあんなに走れない馬ではありませんし、あれは参考外だと思っています。距離はこれくらいがちょうど良さそうなので、いい走りをしてきてほしいですね」とのこと。長浜が先週好騎乗を見せていた。昨年の佐々木になりそうな予感。鞍上含みで期待する。3頭目はアルシミストが東京8R【3歳上1勝クラス】(2400m芝)に戸崎騎乗で出走予定。木村哲也調教師は「ウッドチップコースにて2番手を追走して終いに併せる内容で追い切っています。70-40をベースにしつつ、それより少し上回るくらいをイメージして動かして、正直、求めればさらに上を…となりますが、現状を踏まえればこの馬なりに動けていたかなと思います。競馬に関しては、馬の状態と番組を見つつどうするか考えていましたが、今回は東京の芝2400m戦に使わせていただきます。芝はデビュー戦以来になりますが、距離のある条件は試してみる価値があると思いますので、今後につながる走りを見せてほしいです」とのこと。オルフェーヴル産駒でこの挑戦は面白そう。強い馬はいるが、選択肢が広がる走りを期待!

 明後日。6/16はヴェルトラウム1頭。東京12R【3歳上1勝クラス】(1400m芝)にオシェア騎乗で出走予定。西田雄一調教師は「先週、直接跨って状態を確認していますが、その時点で具合の良さを感じていましたし、今週の追い切りも順調に終えられています。全体69秒から終いを確認する程度で、追走する中で無理せず余裕を残してフィニッシュできています。馬はやはり本質的には短距離馬だなと思わせる走り、雰囲気なので、極論、スプリント仕様にしようと思えばすぐに行けそうなくらいですが、現状であまりスイッチを入れ過ぎるとゲートの不安も出てきてしまうので、この時期はいい意味でゆとりを持たせられるようにつくってきています。実際、中間のゲート確認は問題なかったですね。芝の条件は1月以来ですが、いい競馬ができれば幅も広がってくるので、いい走りを期待したいです」とのこと。【福島2歳S】3着のある馬、ここで一変してもおかしくない。

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今日の一口は惨敗

2024-06-09 18:12:32 | Weblog

 珍しくテニス。《全仏オープン》女子シングルス決勝。第1シードのI・シフィオンテク(ポーランド)が第12シードのJ・パオリーニ(イタリア)に6-2, 6-1のストレートで完勝し、オープン化以降史上3人目の3連覇を達成して4度目の優勝を飾った。世界ランク1位で23歳のシフィオンテクが同大会に出場するのは6年連続6度目であり、2020年・2022年・2023年に優勝を飾っている。今大会では圧倒的な強さを見せたが、世界ランク134位の大坂との対戦。なんとマッチポイントを握られるところまで追い込まれたが、そこから逆転し7-6 (7-1), 1-6, 7-5のフルセットの激闘の末に勝利した。その後は調子を一気に上げ、3回戦で同42位のM・ブズコバ(チェコ)、4回戦で同41位のA・ポタポヴァ、準々決勝で第5シードのM・ボンドロウソワ(チェコ)、準決勝で第3シードのC・ガウフ(アメリカ)を下し決勝に進出。シフィオンテクは3回戦からの4試合でわずか14ゲームしか落とさなかった。もし大坂が勝っていたら…と思ってしまうのは僕だけだろうか。

 次はゴルフ。国内女子ツアー《宮里藍サントリーレディスオープン》最終日。2位から出た大里桃子が6バーディ、1ボギーの「67」でプレーし、1打差を逆転する通算12アンダーで今季初優勝を飾った。2021年《ほけんの窓口レディース》以来となるツアー通算3勝目。通算10アンダーの2位に山下美夢有。通算9アンダーの3位に吉本ひかると内田ことこが続いた。大会上位2人に付与される今季メジャー最終戦《AIG女子オープン(全英女子)》の出場権は、大里と世界ランキング順で吉本が獲得した。通算7アンダーの5位に蛭田みな美。通算6アンダーの6位に前年覇者の岩井千怜、双子の妹・岩井明愛、佐久間朱莉、鈴木愛、河本結、神谷そら、高橋彩華が並んだ。同じく全英出場権が得られる大会終了時点のメルセデスランキング上位3人には竹田麗央、小祝さくら、岩井千怜が入った。大里が我慢強いゴルフを魅せた。先週の新垣、《全米女子》の渋野に続き、再び黄金世代の活躍がここにきて目立つ。また女子ゴルフが人気でそう。尚、熊本県勢150勝は竹田でもなく、上田でもなく、大里でした!お見事!

 米国女子ツアー《ショップライトLPGAクラシック by Acer》2日目。2位から出たジェニー・シンが6バーディ、4ボギーの「69」で回り、強風の吹くフィールドで通算10アンダーの単独首位に浮上した。ともに16位から出た古江彩佳と西郷真央が「68」でプレーし、通算7アンダーの7位に浮上。日本勢最上位で並び、古江は2022年《スコットランド女子オープン》以来の2勝目、西郷はルーキーイヤーでの初優勝へ3打差を追う。10位スタートの渋野日向子は1イーグル1バーディ、2ボギーの「71」でプレーし、通算5アンダーの27位。西村優菜は16位から「71」で回り、通算4アンダーの37位で決勝ラウンドに進んだ。勝みなみは109位から「68」と伸ばしたが、カットラインに1打届かない通算2アンダー68位で3試合ぶりの予選通過はならず。前週のメジャー《全米女子オープン》を制した笹生優花は50位から「73」とスコアを落とし、吉田優利と同じ通算イーブンパー87位で予選落ちした。4位で2日目を迎えていた畑岡奈紗は、前日の最終9番(パー5)でブッシュに入った3打目地点のボール捜索時間が規定の3分を超えていたことが発覚。本来なら紛失球の処置をするべきところを、発見されたボールでそのままプレーを続けたため、誤所からのプレーの違反(ゴルフ規則14.7b)により失格となった。黄金世界のトップランナーの畑岡がまさかの失格。渋野はイーグルありのゴルフを魅せるも伸び悩み。代わりに後輩、古江、西郷が優勝争いへ。古江はオリンピックの為にも優勝争いしたいところ。

 

 国内男子ツアーのメジャー初戦《BMW日本ゴルフツアー選手権森ビルカップ》最終日。首位タイからスタートした43歳の岩田寛は5バーディ、2ボギーの「68」をマーク。この日「63」を叩き出した石川遼に通算13アンダーで並ばれたが、プレーオフ1ホール目でパーをセーブし、国内メジャー初優勝を飾った。岩田はこの勝利で、賞金3000万円と5年間の複数年シードを獲得。2023年《中日クラウンズ》以来となるツアー通算5勝目。43歳130日での優勝は大会最年長となった。通算11アンダーの4位に前年覇者の金谷拓実、平田憲聖、ルーキーで大会初出場の岡田晃平。男子のツアーも最低このくらいの設定でやった方がいい。期待した金谷、蝉川あたりはもう少し優勝争いに絡まないと…。岩田は天晴れ!

 米国男子ツアー《ザ・メモリアルトーナメント》3日目。世界ランキング1位のスコッティ・シェフラーが今季5勝目へ前進した。3打リードの単独首位から6バーディ、2ボギー1トリプルボギーの「71」で回り、通算10アンダーでその座を堅守。2位との差を4打に広げて最終日を迎える。今季は3月《アーノルド・パーマー招待》と《ザ・プレーヤーズ選手権》、4月《マスターズ》と《RBCヘリテージ》を制し、直近10試合でトップ10を外していない。2016-17年シーズンに5勝を挙げたジャスティン・トーマス以来のシーズン5勝目、シグニチャーイベント(昇格大会)3勝目の可能性を広げた。6アンダー2位に世界ランク8位のコリン・モリカワ、セップ・ストラカ(オーストリア)、アダム・ハドウィン(カナダ)。4アンダー5位に同ランク2位のザンダー・シャウフェレ、同ランク6位のルドビグ・オーベリ(スウェーデン)と実力者が続いた。同ランク3位のロリー・マキロイ(北アイルランド)は2アンダー11位。2位から出た前年覇者のビクトル・ホブラン(ノルウェー)は「77」をたたき、1アンダー14位に後退した。15位スタートの松山英樹は1バーディ、1ボギー1ダブルボギーの「74」とスコアを落とし、1オーバー22位に後退して最終日に臨む。とにかくシェフラーだけは別格のゴルフを魅せる。今日もトリプルボギーを打ってズルズルいくかと思ったらしっかりそこから立ち直る。心技体お見事の一言。ゴルフに“絶対”はないが、シェフラーだけは…。兎にも角にも松山頑張れ!

 

今日の重賞を振り返る。東京11Rで行われた【第41回エプソムC】は、C・ルメール騎乗の1番人気レーベンスティール(牡4歳・田中博康厩舎)が中団馬群で脚をためると、直線で一気に加速し圧巻の末脚を見せ快勝。11着に大敗した前走の【新潟大賞典】から巻き返し、2つ目の重賞タイトルを手にした。ルメールは史上5人目のJRA重賞通算150勝を達成。タイムは1分44秒7。2馬身差の2着にはニシノスーベニア(9番人気)、さらに2馬身遅れた3着にシルトホルン(7番人気)が入った。

 勝ったレーベンスティールだが、ルメールが乗るとこんなに楽に勝つのかという走り。それも59㌔背負ってだから本当に強い。2着ニシノスーベニアは良く走っているが、今日は勝ち馬が強すぎた。3着シルトホルンも2番手の競馬よく頑張っている。こんな競馬ができれば今後面白そう。」

 レーベンスティールは、父リアルスティール、母トウカイライフ(母父トウカイテイオー)という血統。北海道日高町・広富牧場の生産馬で、馬主は(有)キャロットファーム。通算成績は9戦4勝(うち海外1戦0勝)。重賞は2023年【セントライト記念】に次いで2勝目。田中博康調教師は【エプソムC】初勝利、C・ルメールは19年レイエンダに次いで2勝目となった。

 

一方、函館11Rで行われた【函館スプリントS】は、浜中俊騎乗の2番人気サトノレーヴ(牡5歳・堀宣行厩舎)が、4、5番手のインを追走し、直線で内から力強く抜け出して重賞初勝利を決めた。タイムは1分8秒4。1馬身1/4差の2着にはウイングレイテスト(5番人気)、さらにクビ差遅れた3着にビッグシーザー(3番人気)が続いた。1番人気のアサカラキングは、先手を奪えなかったのが響いたのか9着に敗れた。

勝ったサトノレーヴは力強い走りでお見事だった。浜中の騎乗ぶりも良く、馬自身のセンスも高い。この競馬ができるなら秋の大きなところも面白そう。2着ウイングレイテストはスプリントが合う。海外帰りで59㌔でこれだけ走れれば今後の楽しみ。3着ビッグシーザーはもう少し内枠だったら…。最後はいい脚を使っていただけに惜しい。

サトノレーヴは、父ロードカナロア、母チリエージェ(母父サクラバクシンオー)という血統。北海道日高町・白井牧場の生産馬。馬主は里見治氏。戦績は8戦6勝。重賞は初勝利となった。

 

今日の一口馬。まずはエルキュールが東京6R【3歳未勝利】(1600m芝・混)に土田真翔騎乗の出走で結果12着。鞍上の土田は「まずまずのスタートを切れ、道中はいい位置で感じ良く運べたと思います。あとは直線で脚を伸ばすだけというところでしたが、早々に手応えがなくなってしまいました。スピードはある馬なので、この距離でも少し長いかもしれません。先生からは『ノドが少し気になる』と言われていましたが、レース中、上がりともに問題なく、悪影響はありませんでした」とのこと。積極的な競馬を見せて、これで変わってくれれば…。続いてオランジー。東京7R【3歳以上1勝クラス】(1600mダート・牝)に 武藤雅騎乗で出走し11着。武藤雅は「ゲートの駐立があまり良くないと聞いていたので気を付けていたのですが、その通りゲート内でソワソワするところがあって落ち着きがなく、後手を踏む格好となりました。その後は出して行きたかったのですが、芝スタートでもなかなか進んで行かなかったので後方からの競馬となってしまいました。直線もこの馬なりに伸びていましたし、最後まで頑張ってくれているのですが、やはりもう少し前目の位置を取りたかったですね。近走は同じような内容で結果が出ていなかったので、もう少し違った面を見せられればと思いレースに臨んだのですが、良い結果を残すことができず申し訳ございません」とのこと。相変わらずの結果、なんとかならないかなぁ。3頭目はベルシャンソン、函館10R【津軽海峡特別】(1700mダート・ハンデ)に丹内祐次騎乗で出走し結果10着。西田雄一郎調教師は「もっとやれていい馬なのですが、あの位置から進めて伸びきれないのは気持ちの問題なのか、それともこのクラスに上がって距離が影響しているのか…。今日は勝ち馬が強かったにしろ、負けすぎですね。1700m、1800mで勝っている馬ですが、騎乗した丹内ジョッキーも話していたように、もう少し距離を詰めてみてもいいかもしれません。念のため、上がりの状態もしっかり確認しておきます」とのこと。まだ当分苦労は続きそう。最後はアースライザー。東京10R【夏至S】(1600mダート・混)に木幡巧也騎乗で出走し結果9着。騎乗した木幡巧は「スタートが一息だったので促し促しながらの展開に。嵌まるまでに時間が掛かる馬なので、どうしても後方からになってしまいます。3~4コーナーでようやくハミを取って、直線ではじわじわと伸びてきたのですが、あの位置からでは厳しかったです。スタートからもう少し気持ちが乗って、あと一、二列前で運べれば、このクラスでも上位争いができる可能性はあると思います。気ムラなところがあるので、うまく噛み合ってくれほしいですね」とのこと。惨敗続期の4頭だったが、ベテランのアースライザーがいちばん良い走りだった。なんかまだ何とかなりそうなコメント。出走だけでもありがたいがまた頑張ってほしい。

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