風音土香

21世紀初頭、地球の片隅の
ありをりはべり いまそかり

「雨ふり熊の子」

2008-05-21 | 風屋日記
♪お山に雨が降りました 後から後から降ってきて、
 ちょろちょろ小川が出来ました

 いたずらくまの子駈けてきて そーっと覗いて見てました。
 魚がいるかと見てました。

 何にもいないとくまの子は お水を一口飲みました。
 お手てですくって飲みました

 それでもどこかにいるようで も一度覗いて見てました。
 魚をまちまち見てました

 なかなか止まない雨でした 傘でもかぶってみましょうと、
 頭にはっぱを乗せました。♪

長男は生まれて半年で高熱による強い引きつけを起こし、
救急車で大きな病院に運ばれて入院することになった
脳全体が腫れ上がり、左半身が動かない状態で
最初は障がいが残るかも知れないと言われたのだが、
酸素テントの中で1昼夜を過ごして何とか危機を脱した。
それから退院までの2週間ほど私は毎日病院から会社へ通った。
元気になるにつれ、ベッドの上では退屈になりグズる長男。
私は彼を抱っこし、この歌を歌いながら
廊下の端から端まで毎晩何往復もしたものだ。
それからというもの、退院後もこの歌は何度も歌われることになる。
長男と一緒に入る風呂の中で、寝かし付ける布団の中で。
私も、そして長男も大好きだった歌。
今も頭の中で歌う度にあの頃の光景が目に浮かび
鼻の奥がツーンとしてくる。

母ちゃんから今朝聞いた話だが
今の幼稚園の園児達はこの歌を知らないのだという。
昨日グズっていた子を抱っこしてこの歌を歌ったら「知らない」とのこと。
仕方なく「ゆりかご」を歌ったらそれも「知らない」と。
「○○レンジャーの歌を歌って」と言われ
「それは先生が知らないよー」と笑ったらしいのだが
それでは今の子ども達はどんな歌を聴きながら寝付くのだろう。

ところで私には、もうひとつヤバい歌がある。
ほんの少し、メロディーを聴いただけで今もウルウルする歌。
息子達の卒園式で聴いた時には、2度とももうグジョグジョだった(^^;
健気に大きくなっていく園児達の姿が目に浮かぶんだよねぇ。

   「想い出のアルバム」

♪いつのことだか 思い出してごらん
 あんなこと こんなこと あったでしょう
 嬉しかったこと 面白かったこと
 いつになっても 忘れない

 春のことです 思い出してごらん
 あんなこと こんなこと あったでしょう
 ポカポカお庭で 仲良く遊んだ
 きれいな花も 咲いていた

 夏のことです 思い出してごらん
 あんなこと こんなこと あったでしょう
 麦藁帽子で みんな裸んぼ
 お船も見たよ 砂山も

 秋のことです 思い出してごらん
 あんなこと こんなこと あったでしょう
 どんぐり山の ハイキング ラララ
 赤い葉っぱも 飛んでいた

 冬のことです 思い出してごらん
 あんなこと こんなこと あったでしょう
 樅の木飾って メリークリスマス
 サンタのおじいさん 笑ってた

 冬のことです 思い出してごらん
 あんなこと こんなこと あったでしょう
 寒い雪の日 暖かい部屋で
 楽しい話 聞きました

 一年中を 思い出してごらん
 あんなこと こんなこと あったでしょう
 桃のお花も きれいに咲いて
 もうすぐみんなは 一年生♪

ほら、歌詞を見ただけでもうウルルン状態。
ヤバい、ヤバい・・・。
コメント (14)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする