風音土香

21世紀初頭、地球の片隅の
ありをりはべり いまそかり

狭間世代 vol.2

2008-05-19 | 風屋日記
先日話題にした「1969ハイスクール」の四方田犬彦氏。
彼は私のよりも7歳年上の年代なので、「前世代」と書いたが
よくよく調べてみると四方田氏と同年代の方々に
私の世代は大きな影響を受けていることがわかった。

四方田氏と同じ世代、前後2~3年に生まれた人達を挙げてみると
音楽面では高中正義、甲斐よしひろ、天野滋(NSP)、稲垣潤一、
桑名正博、円広志、渡辺香津美、大貫妙子、喜多郎、山下達郎、
松任谷由実、内田寛太郎、森園勝敏(四人囃子)、森田童子、
坂本龍一、姫野達也(チューリップ)、後藤次利 、大橋 純子、
高橋 幸宏(サディスティック・ミカ・バンド→YMO)、加納秀人(外道)、
石田長生、忌野清志郎、近藤房之助、鈴木慶一(ムーンライダース)、
伊勢正三、松任谷正隆 、鈴木茂、南佳孝、伊藤銀次、Charなどなど。
海外でもパット・メセニー、スティービー・ワンダー、スティング、
リー・リトナー、ジャニス・イアン、スティービー・レイ・ヴォーンがいる。
中学から高校にかけて、
そしてその後も影響を受けたり、好きで聴いていた人達が勢揃い。
ちなみに河島英五、浜田省吾、ミッキー吉野、阿川泰子、今陽子・・・
なんて人達もこの世代。聴いたなぁ。

作家でいうなら高村薫や村上龍、浅田次郎 、
漫画家でいうなら大友克洋、あだち充、陸奥A子(笑)
その他大森一樹、水谷豊、平田満、草刈正雄、長倉洋海
あたりの人達が割に好きで作品や本を追いかけていた。
ヨースタイン・ゴルデルの「ソフィーの世界」も読んだなぁ。

・・・というわけで、
前の記事には「前世代の残滓のような文化に身を置き」と書いたけど、
なーんだ、彼らが築いた文化が我々世代を育んでくれたんじゃん。
世界的に荒れていた1969年前後、
新しい価値観を求めて東京を、大阪を、ニューヨークを、シカゴを
それぞれ試行錯誤しながら歩き回っていた彼らの世代。
雑多ながらもそれなりの方向性を我々世代に残してくれた。
さて、我々の世代は下の世代に何か残せたのだろうか。
コメント (5)
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