吉澤兄一のブログ

お江戸のど真ん中、平河町から、市井のトピックスを日記風につづりたいと思います。

2024(令和6 ) 年 1~3月の 月季 ” 詠句 5句”(私撰)と 2エッセイー 2月

2024年03月26日 | Weblog
 ◇ 2024 (令和6 )年  2月の詠句:
     ・震災後 一ヵ月忌や 能登・羽田        ・初雪や 四六時中の 家居かな
     ・ふる里の 吾が無人家の 木守柿        ・山茶花の 残る一花に 冬の蝶
     ・凩に  襟立て懐手  梅林

”木守柿”とは ” 来年も この木によく柿が実りますように” とのお呪いで、木の先(枝や先端) に 採らないで、一つ二つ残しておく柿の実。きもりがき や こもりがきなどと云われるが、”きまもりがき”が正しいなどと言われる。

収穫にあたり、”柿(実) を いくつか残しておく”という風習は、野鳥のために残しておくという説と 翌年の豊作を願ってのことという説がある。こうした日本人の自然や神様に対する畏敬の風習を、誇りにしたいと思う。

”冬の蝶” は 俳句の季語でもあるが、凍蝶(いてちょう)や越年蝶(おつねんちょう)や冬蝶(ふゆちょう)などとも呼ばれる”越冬蝶”のこと。サナギ(蛹) で冬を越すか成虫で越すかなどは問わないようだ。

殆んどのチョウ(蝶) の寿命は ワン シーズン。春 蛹から成虫(蝶) になり 菜花や野の花などの蜜を吸って飛び生きる。モンシロチョウやアゲハやキチョウなどは一ヵ月もしないで消える(死ぬ)。タテハやシジミ蝶類は 成虫のまま越冬したり、卵、幼虫や蛹になったりして越冬する。
 
雑木林の冬枯れ落葉の下で 蝶凍つる”凍蝶”となって越冬、春を待つチョウもいる。 みんな” 冬の蝶" だ。                  

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