吉澤兄一のブログ

お江戸のど真ん中、平河町から、市井のトピックスを日記風につづりたいと思います。

似ているようで違う”春の草花” いくつかの 巷の話

2024年03月14日 | Weblog
春は 野山の草花がカワイイ。街の公園や家々の庭園にも 春の花々が美しく咲く。名前が似ている草花や双子や兄弟のような名前があったり、同じ科や属なのに、まるで違う形や姿の草花もある。
 
➀金梅草(キンバイソウ)と銀梅草(ギンバイソウ) 及び銀梅草と銀盃草
   (西洋) キンバイソウは山野や高山に自生するキンポウゲ科の山野草。黄色い五弁花が一般的だが  白や紫の花もある。チシマキンバイやエゾキンバイおよびミヤマキンバイなども同種だ。

似たように思われる銀梅草(ギンバイソウ)は 多年草のアジサイ科の山野草。白い花で 木花に近い。この花とよく間違われる名前の山野草に銀盃草(ギンパイソウ)がある。地を這う茎草で山野に広がるカップ咲の白い花。ナス科の多年草。

②イチリン草(一輪草)とニリンソウ(二輪草) と三輪草(サンリンソウ)
  春の山野草の多くは、キンポウゲ科。同科イチリンソウ属の小さく白い五弁花を咲かせるこれらの草花は、兄弟姉妹のような花。ともに小さく白く咲く花を可愛く咲かせるが、草茎や葉や花の付き方が、それぞれやや異なる。

木蔭の草むらや林床に広がって白く咲く山野草が ニリンソウ(二輪草)。山野での食草にもなるニリンソウだが、若葉が少し毒草のトリカブトに似ているので、 間違わないように気をつけなければならない。※ 茎から直接 葉が出るのがニリンソウ。葉柄があるのが、サンリンソウ。

③ビヨウヤナギ(未央柳)とキンシバイ(金糸梅)
   よく見ないと同じ花(低い木花) にしか見えない花に、ビヨウヤナギとキンシバイがある。ともに 公園や街路樹脚元などに植栽されて、金色の黄花を咲かせる半落葉低木の花木。
 
どちらも広く 日本全国に植栽されて、初夏に咲く。ともにオトギリソウ科の半落葉低木。ビヨウヤナギ(未央柳) は 葉が細く 花の雄しべが長く上向きに花を咲かせる。これに対し、キンシバイ(金糸梅) は 少し葉が広く 花の雄しべが短く、ふっくらと花を咲かせる。
 
  以上、似たようで違う春と初夏の白い花や黄花などを3種掲げてみたが、他にもアサザ(浅沙)やオモダカ(沢潟) とかバイカモ(梅花藻) やホテイアオイ(布袋葵)などもあるが、皆さんで”違いなど”を探してください。
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