いぶろぐ

3割打者の凡打率は7割。そんなブログ。

とっても

2005-10-07 23:21:37 | ライダーへの道!
忙しい1週間でした…。
ここの更新も出来なかったし、教習がじぇんじぇん進まなかった。
ただでさえ土日は予約が取れず、月曜は教習所が休みだから、週に4日の勝負なのにさ、
例の教科主任業務で木曜の午前中が会議で封じられてしまいました。
ちょっと遠くにある本部まで出向かないといけないのです。
うう~ん、既存のシステムに従うだけの一兵卒より、
自分の理想を形に出来るポジションの方が確かにやりがいはあるんだけど、
なんつーか、趣味の時間も削られちゃうと圧迫感は否めず。
デートの時間を削られながら出世していく島耕作の境地か。
いや、ヤツはどんなに忙しくなっても仕事とセックス(趣味)を両立させてたな(笑)。
すごいバイタリティだ。まるでマンガだ。

閑話休題。
ライダーへの道!なわけですから。

で、日曜日に第2段階最初のシミュレータを終えて、
昨日まではまったく教習所行けませんでした。
いや、厳密に言うと1回行ったな。
行ったけど乗れなかったんだよな。
で、満を持して今日。
この日を用意してくれた受付のD氏の厚意に応えるためにも、
ここは何としても順調にこなさねばならない。
課題が上手くできないともう一時間の乗車を命じられ、
必然的にそれはシミュレータ予約の解除につながるのだ。
気合いは十分だ。
しかし、実車に丸1週間乗ってないわけで、感覚が鈍ってないか不安。

プロテクター着けて、メット被って、グローブはめて、ゼッケン着けて。
そうそう、今日から色が変わるんだよね。
上級者扱いされてる感じでちょっといい気持ち。
あ~久しぶりだなあ。
思えば、初めて来た時は何をどうしていいかわかんなくて、
周りの教習生たちがスムーズに準備してんの見て焦ってたっけ。
それが今や、ふっふ~ん♪
おらおら。第2段階さまのお通りだぜ!
(しかし大型二輪のゼッケンには道を譲ってしまう…)

で、乗ったんである。
最初はやっぱりどっかぎこちない。
でもウォーミングアップの2周で勘が戻ってしまったんである。
「カラダが覚えてる」ってこういうことなんだな。
いくら理屈でもってあーしてこーして、て丸暗記しても、
やっぱできねーもんはできねーもんな。
キャッチボールの最初はボールが走らないけれど、
十数球投げている内に肩が出来て、力を込めなくてもスッといく。
あの感じに似てるかな。

ところが。悲劇はこの後。

「はい、じゃーね、今日はFコース!覚えてきてるよね?」
ガッガーリン。地球は真っ青だ。
「は……はい…おそらく…。
「じゃ、今日の課題やるタイミングで声かけるから!走っといてね!」

そうだった……。
第2段階からは走るコースが変わるのだ。
すんげー長くて難しいコースに。
全然覚えとらんぞ…。
とりあえず左に走り出す。
ところがこれがもうダメ。

「ちょっとー!そっちじゃないよー!」
すんません。

「覚えてきてないでしょー?」
すんませんすんません。

「しょーがないなー、じゃあ1回僕の後ろ乗って!コース回ってみせるから覚えてね!」
すんませんすんませんすんません。

確かこの指導員は第1段階で俺に唯一、スラロームでダメ出しした人だ。
決して感じの悪い人ではないが妥協なく厳しいだろう。こりゃまいった。
その指導員の後ろに乗った。腰に手を置く。
たぷん。何という中性脂肪だ。
「手は肩に置いてね~」
すんませんすんませんすんませんすんません。

走り出すバイク。
運転するより断然、後ろに乗る方がコワいな。
あれこれ注意点を貰いながらスルスル走る。
どこをどう回ったんだか、気が付けばゴールだ。
「解ったかな~?」
覚えきれるか~い!

仕切り直してスタート。
えーと、一周して急制動して、左折して右折して…次は…あれ?
♪あしたは~、どぉぉっちだぁぁ~♪(イブキジョーのテーマ)
交差点で立ちつくし、真っ白く燃え尽きようとしたその時。
俺にとっての力石が現れた。
まばゆく光る青ゼッケン。第二段階の同志だ!
後ろにはその人の指導員。どうやらFコースらしい。
やった!
もう、ひたすらついて行きました。
ストーカーでした。
で、その指導員がその人に注意するのをふんふん聞いてね。
これでコースもアタマに入って、どーにかこーにか。

やがて俺の担当指導員が来た。
本日はよりよいカーブ。そして急制動。
カーブは1分で終わった。
「はい、あそこ25キロで曲がってきてね~」
ととととと。
「はい、気持ちよく曲がれたかな~?」
は、はい。
「じゃ、終りね~」
えっ?

そんな感じで急制動へ。
これは時速40キロ(教習所内の最高速度)で直進、
指定のラインにかかったら前後輪のブレーキをフルに使って、
これまた指定のラインまでに停まるというもの。
あっけなく、出来た。

そんなこんなで50分終わり。
幸い指導員も今回はハンコくれて、シミュレータも無駄にならずに済んだ。
で、ちょっと予約機のぞいてみたら…
なんと、雨の予報が効いてか、今日の夕方は空いてるじゃないか。
第2段階ともなると、連続してなければ1日3コマまでとれるのだ。
入れちゃうもんね。

で、意気揚々とシミュレータ。
通常、2~3人で行うシミュレータ教習だが、今回は俺一人。
貸し切りだ。
指導員も何か色々やらしてくれた。
これが、貸し切りでずっとやってると意外に面白かったり。
今回は事故予測。
交差点とかいかにも危なそうなシチュエーションで事故を体験するのだ。
しかし、俺があまりに慎重かつ先を読むので、事故にならないのである(笑)。
「体験が目的ですから、もっと無茶して事故って下さいね~」
笑いながら指導員が言う。
教習所で「無茶しろ」「事故れ」と言われた人間も俺くらいだろう。
で、派手にやりました。
まーしかし、シミュレータとはいえ、気持ちいいもんではないね。
まして俺にはクルマで事故やった経験があるから、よけいそうだ。
あの全身の毛が逆立つような、イヤ~な感じがよみがえる。

でも貴重だね。こういうのも。
俺はクルマ乗るようになって10年、しかも頻繁に乗ってるから、
こういう危機意識が希薄になってて、結構ラフな運転してるんだよね。
そういうのが運転がウマいことだと勘違いしてる人も多いけど、
俺の場合はホントにナメてるというかサボってるというか。
バイクの教習受けるようになって、クルマの運転がバイクに優しくなったんだけど、
こういう安全確認とか危険予測とかみっちりやる教習を再びやることで、
自分の中に再び防波堤が築かれた感じだな。
うん。意義深いよ。10万の価値はある。

そんなわけで、シミュレータをも楽しみ、もう1時間乗って帰って参りました。
あと4時間!そして卒検だ!
そろそろ、バイク買いに行かないとな~♪
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