いぶろぐ

3割打者の凡打率は7割。そんなブログ。

よく考えたら2023年だもんね、未来よね

2023-11-21 23:39:51 | 超・いぶたろう日記
イイか悪いはさておき。
先日、チェッカーズの『涙のリクエスト』は、
いつのまにやら早40年前という話をしたが、
時間や年齢の感覚が鈍化しているなあという件。

先ほどつらつらスマホを眺めていたら、
よくあるテレビ番組の内容そのままの記事で、
「ガクト(50)がダウンタウン松本(60)と中居正広(51)と…」
とあるのを見つけ、つい二度見。

50歳と60歳のトーク番組なんて、同世代以外に誰が見るんだろうか?

僕が中学生の頃(1989年)に置き換えてみよう。
当時50歳の有名人といえば…(調べる)
…五月みどり、山本晋也、鈴々舎馬風、なべおさみ。
わーお。15歳は見ないな。

さらに60歳となると、
藤山寛美、フランキー堺、仲谷昇、庄司歌江、前田武彦。
うわーお。先輩が2人も。
仲谷さんの『カノッサの屈辱』くらいしか見てないな。
前武さんは昔、親父と朝の番組一緒にやってたな。

どうですかこの世代感。
これをもってテレビはオールドメディアだ、若者は見てないんだー!
…なんて強弁するのも短絡だよなあと思うけど。
ただ、ダウンタウンだ、中居だ、なんてキャスティングは、
たぶん四半世紀ほど変わってないように映るわけで、
それがウケると思っているのだとしたら、
制作側と若者との乖離は大きいのではないかと。
とすれば、制作側が寄り添う「テレビを見てくれる視聴者」が、
高齢化してるのは間違いないかなと。

ジャニーズ目当てとされる若者も、本当にそんな沢山いるのか知らないけど、
ジャニーズがああなって紅白からも排除され、テレビから遠ざけられて、
ますますテレビ見なくなるのかな。
そもそも、僕なんかからするとキャスティング以前に、
どの番組も低予算かつ同工異曲で、見る気がしないのだが。
あれでも若い人は面白く見られるのだろか。
やはり僕(というおっさん)の極度に狭いストライクゾーンのせいなのか。
それとも若者だったらアレくらいの薄味でも楽しめちゃうのか。
僕が若い頃はもっと濃厚でドギツイやつが好きだったけど。

はたまた、キャスティングの不変ぶりは後進の人材不足なのか、
先達のアンデッドなのか、アンチエイジング礼賛的な世相の反映なのか、
そのへんようわからんけども。
いずれも若き日のダウンタウンとかとんねるずなんかだったら、
鬱陶しいお決まりの閉塞感に反発剥き出しで、
ぶっ壊しにいってたんじゃないかなあ…なんてノスタルジー。
それもまあプロレス的な予定調和だったと、
わかってしまう程度にはつまらない大人になった。
そんな彼らもいまやすっかり安楽な大御所ですしね。

まあ、かくいう私も程なく五十。
生徒から見たらそれくらいの距離感。
それなりの温度差とか視界・価値観の違い、気をつけないとね。

ブラウン管(という表現も死語になりましたね)の中にいた、
若き日のヒーローたちと同じく、僕らも歳をとりましたなという話ですわ。
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする