もともと悲観主義でもない僕は、結構へいちゃらで生きています。
あんなこと書いてどうした?と心配してくれた人もいたんだけど、
まあ、浮き沈みとかじゃなくて、ああいうのも僕の素直な情動のひとつなワケです。
ブログとかでね、誰にでもカンタンに言えるような、
無難なキレイゴトばっか並べる人いるでしょう?
僕はあれがイヤなのです。
喜び楽しみ笑いだけじゃなく、怒りや悲しみ、悔しさや寂しさ、不安や嫉妬、
そういうマイナスとされる情念までも素直に正直に書いていきたい。
それに何の意味があるかは解りません。
無用な敵を作るだけかもしれません。
でも、みんなを味方にしようとする八方美人的な薄っぺらい生き方するよりは、
僕は猛毒か劇薬のどちらかでありたい。
少なくとも、30過ぎて語る内容がゲームやマンガばかりなんてのにはなりたくない。
僕にとってブログは表現の場であり、表現とはすなわち自己証明なワケです。
レスがいくつ付くかとか、人に煙たがられるとか何とか、
そんなものはまったく些細なことです。
内容がどうあれ、見たいと思う人が見てくれればいいと思うし、
毎日更新を楽しみに待ってくれてるという人、
口が悪いのキツイのと何だかんだ文句言いながら結局見に来ちゃってる人、
そういう人が毎日300人も来てくれてるのはとても張り合いがあります。
さて。
昨日は高校時代からの友人の結婚式。
久しぶりに人前で一曲歌ってきました。
数日前になって急に新郎から電話で、
「ねえイブキあのさ、頼み事があるんだけど…」
と来たので、ああこりゃまた司会かなと思ったらさにあらず。
「いや、一曲歌って欲しいんだけどさ…」
これは意外だったね~。いや、正しいんだけど(笑)。
司会をやってくれと言うのはたまにあるけど、歌の依頼は初めてだったな。
そうだ、俺、歌もやるんだった。
なんでも一緒にライブ見に来た新婦がRebirthを気に入ってくれていて、
普段からよく聴いてるんだそうな。
俺が歌うくらいのことでお祝いになるのならと、快諾したはいいけど…
「何の曲やろうか?」
「う~ん、何でもいいよ!」
「何でもいいというのがいちばん悩むなあ…」
「いやほんと、何でもいい」
「機材とかあるの?」
「マイクしかない。カラオケはCDで用意してもらわないといけない…」
これは難しいぞ。
「いや、まあRebirthじゃなくても、みんなが知ってるような曲でもいいしさ、気軽に…」
大多数が俺のことなんか知らない会場だから、
バンドやってた人が歌いますとか言ったって、カラオケじゃあ寒いに決まってる。
ここは是非とも生ギターが欲しいところだが、俺は弾けないに等しい。
うう~ん…。
「でさ、湿っぽいのじゃなくてノリのいいヤツ。」
ううう~~~ん…
「じゃ、頼むね!」
うううううう~~~ん。
人様の結婚式で歌を歌うなんて、やっぱり何らかの必然性がないと難しいよね。
この場合、「新郎新婦の希望」ということでそれは満たされるけれど、
やるからにはそれなりのものを見せないとなあ。
曲選びなんか至難だよ。特にリクエスト無いって言うんだもん。
誰もが知ってる曲やればいいかなと思うけど、なんかイマイチどれもはまんない。
いっそみんな知らなくてもRebirthの曲やっちゃったほうがいいのかなとも思うけども、
今回考えてみて思ったけど、Rebirthって結婚式に歌えるような歌ひとつもねえの(笑)。
ま~作詞する人が暗くってさ~(笑)。
「月の光」…ダメだ、これ不倫の歌だ。
「tension」…別れの歌だしなあ。
「last song」…♪別れに贈る~♪
「this time」…長いよ。
「泡沫」…♪愛なんて無い~の~は~わか~って~る~♪
「golden beast」…金の野獣と結婚式に何の因果が…
「happy but hungry」…いや、相手は裕福そうだ。
「dummy」…引きこもりの歌だぞ?
「last scene」…今日が始まりなんだってば。
「very very very」…アコギ一本じゃできねえぞ。
「bullet」…最低の恥さらしってか。
てなわけで歌詞的に使えそうなのは、
teddysong、brown eyes、あとは「歌声は誰のために」くらいかと。
でも、どれもバラードだからなあ。ノリのいいヤツとなると…。
escapeなんて正面から結婚否定してるもんなあ(笑)。
てか、ほんとオケどうしよう。いっそアカペラか。
散々悩んだ挙げ句、シュンスケに電話。あいつさえ来てくれれば何とかなる。
しかしシュンスケも忙しい身だ。こんな直前でどうにかなるか?
しかも共通の友人ならいざ知らず、あいつからしてみれば赤の他人の結婚式。
ダメモトで頼んでみたら…俺の窮地を察してか、これがあっさり快諾。
当日も忙しかったのに、ギター1本もって横浜まで駆けつけてくれました。
な~~んて友達がいのあるいいヤツなんだ。仏かあいつは。
昔から俺の思いつきとか安請け合いをあいつに尻拭かせてきたよーなモンだが、
今回もそんな感じだよな。本当に助かった。
で、シュンスケさえ来てくれりゃ、あとはどーにでもなる。
幹事も素人みたいなもんだからビデオの準備とかでテンパってるし、
打ち合わせもなく、ロクに機材もなく、リハも音出す程度で、
あとは二人でクチリハやって、ぶっつけでやりましたとさ。
曲は新郎の、
「あ、そーいえばあいつ(新婦)、♪はっじかっら~はっじまっで~♪ての好きだ」
の一言で、「key」に決定。
長年の関係というのはやはり何にも勝る力を持つもので、
アレンジも構成も5分程度であっという間に決まって、
それが本番でうまくいっちゃうんだから面白い。
いや~、やっぱりシュンスケに相談して良かったな~。
本番では俺もネクタイ頭に巻いてみたり、高砂のテーブルに飛び乗ったり、
まあ、だいたいいつもの調子でした。
客席も意外と温かかったしね。
何より新郎新婦が喜んでくれたからよかったな。
シュンスケも長い移動と待ち時間とに文句も言わず、本当に有り難かったなあ。
そんなわけで。
結局、今回もまた実感したのは。
前回書いた「努力をしない」というのは俺の最大の欠点でもあるんだけど。
それでも周りの素晴らしい人脈や、持って生まれた自分のある特殊な何かのおかげで、
いつも何とかなってしまう星のもとに生まれたようでもある。
俺の歌もトークも、商業的成功とは縁がなかったけれど、
こうして友人の一生一度の晴れの席で引き合いがあるというのは、
それはそれで大きな価値があるじゃないか。
良くも悪くもこれが俺なんだからしょうがない。
いくら中途半端だ勿体ないと言われても、
そういう既存の価値体系に乗らないことこそが俺のアイデンティティであるような気もする。
生まれ、身分、育ち、学歴、人種、門地、収入、職業、著名度、ブランド。
そんなものでしか自分の価値を計れない、
そんなものにしか自分の基盤をおけない、
権威にすがって自分を満たす、くだらない寂しい人間にはなりたくはない。
図らずも、そういう自分のあり方を確認できた1日になってしまいました。
まあとにかくシュンスケ、ありがとう。
まあとにかくトモダ、おめでとう。
あ、これ観てる人で結婚する人いたら、
歌でも司会でも俺なんかでお祝いになるのなら喜んで行くので、
お気軽にご依頼下さい。
こうしてまたシュンスケに面倒かけるんだぜ、俺(笑)。
あんなこと書いてどうした?と心配してくれた人もいたんだけど、
まあ、浮き沈みとかじゃなくて、ああいうのも僕の素直な情動のひとつなワケです。
ブログとかでね、誰にでもカンタンに言えるような、
無難なキレイゴトばっか並べる人いるでしょう?
僕はあれがイヤなのです。
喜び楽しみ笑いだけじゃなく、怒りや悲しみ、悔しさや寂しさ、不安や嫉妬、
そういうマイナスとされる情念までも素直に正直に書いていきたい。
それに何の意味があるかは解りません。
無用な敵を作るだけかもしれません。
でも、みんなを味方にしようとする八方美人的な薄っぺらい生き方するよりは、
僕は猛毒か劇薬のどちらかでありたい。
少なくとも、30過ぎて語る内容がゲームやマンガばかりなんてのにはなりたくない。
僕にとってブログは表現の場であり、表現とはすなわち自己証明なワケです。
レスがいくつ付くかとか、人に煙たがられるとか何とか、
そんなものはまったく些細なことです。
内容がどうあれ、見たいと思う人が見てくれればいいと思うし、
毎日更新を楽しみに待ってくれてるという人、
口が悪いのキツイのと何だかんだ文句言いながら結局見に来ちゃってる人、
そういう人が毎日300人も来てくれてるのはとても張り合いがあります。
さて。
昨日は高校時代からの友人の結婚式。
久しぶりに人前で一曲歌ってきました。
数日前になって急に新郎から電話で、
「ねえイブキあのさ、頼み事があるんだけど…」
と来たので、ああこりゃまた司会かなと思ったらさにあらず。
「いや、一曲歌って欲しいんだけどさ…」
これは意外だったね~。いや、正しいんだけど(笑)。
司会をやってくれと言うのはたまにあるけど、歌の依頼は初めてだったな。
そうだ、俺、歌もやるんだった。
なんでも一緒にライブ見に来た新婦がRebirthを気に入ってくれていて、
普段からよく聴いてるんだそうな。
俺が歌うくらいのことでお祝いになるのならと、快諾したはいいけど…
「何の曲やろうか?」
「う~ん、何でもいいよ!」
「何でもいいというのがいちばん悩むなあ…」
「いやほんと、何でもいい」
「機材とかあるの?」
「マイクしかない。カラオケはCDで用意してもらわないといけない…」
これは難しいぞ。
「いや、まあRebirthじゃなくても、みんなが知ってるような曲でもいいしさ、気軽に…」
大多数が俺のことなんか知らない会場だから、
バンドやってた人が歌いますとか言ったって、カラオケじゃあ寒いに決まってる。
ここは是非とも生ギターが欲しいところだが、俺は弾けないに等しい。
うう~ん…。
「でさ、湿っぽいのじゃなくてノリのいいヤツ。」
ううう~~~ん…
「じゃ、頼むね!」
うううううう~~~ん。
人様の結婚式で歌を歌うなんて、やっぱり何らかの必然性がないと難しいよね。
この場合、「新郎新婦の希望」ということでそれは満たされるけれど、
やるからにはそれなりのものを見せないとなあ。
曲選びなんか至難だよ。特にリクエスト無いって言うんだもん。
誰もが知ってる曲やればいいかなと思うけど、なんかイマイチどれもはまんない。
いっそみんな知らなくてもRebirthの曲やっちゃったほうがいいのかなとも思うけども、
今回考えてみて思ったけど、Rebirthって結婚式に歌えるような歌ひとつもねえの(笑)。
ま~作詞する人が暗くってさ~(笑)。
「月の光」…ダメだ、これ不倫の歌だ。
「tension」…別れの歌だしなあ。
「last song」…♪別れに贈る~♪
「this time」…長いよ。
「泡沫」…♪愛なんて無い~の~は~わか~って~る~♪
「golden beast」…金の野獣と結婚式に何の因果が…
「happy but hungry」…いや、相手は裕福そうだ。
「dummy」…引きこもりの歌だぞ?
「last scene」…今日が始まりなんだってば。
「very very very」…アコギ一本じゃできねえぞ。
「bullet」…最低の恥さらしってか。
てなわけで歌詞的に使えそうなのは、
teddysong、brown eyes、あとは「歌声は誰のために」くらいかと。
でも、どれもバラードだからなあ。ノリのいいヤツとなると…。
escapeなんて正面から結婚否定してるもんなあ(笑)。
てか、ほんとオケどうしよう。いっそアカペラか。
散々悩んだ挙げ句、シュンスケに電話。あいつさえ来てくれれば何とかなる。
しかしシュンスケも忙しい身だ。こんな直前でどうにかなるか?
しかも共通の友人ならいざ知らず、あいつからしてみれば赤の他人の結婚式。
ダメモトで頼んでみたら…俺の窮地を察してか、これがあっさり快諾。
当日も忙しかったのに、ギター1本もって横浜まで駆けつけてくれました。
な~~んて友達がいのあるいいヤツなんだ。仏かあいつは。
昔から俺の思いつきとか安請け合いをあいつに尻拭かせてきたよーなモンだが、
今回もそんな感じだよな。本当に助かった。
で、シュンスケさえ来てくれりゃ、あとはどーにでもなる。
幹事も素人みたいなもんだからビデオの準備とかでテンパってるし、
打ち合わせもなく、ロクに機材もなく、リハも音出す程度で、
あとは二人でクチリハやって、ぶっつけでやりましたとさ。
曲は新郎の、
「あ、そーいえばあいつ(新婦)、♪はっじかっら~はっじまっで~♪ての好きだ」
の一言で、「key」に決定。
長年の関係というのはやはり何にも勝る力を持つもので、
アレンジも構成も5分程度であっという間に決まって、
それが本番でうまくいっちゃうんだから面白い。
いや~、やっぱりシュンスケに相談して良かったな~。
本番では俺もネクタイ頭に巻いてみたり、高砂のテーブルに飛び乗ったり、
まあ、だいたいいつもの調子でした。
客席も意外と温かかったしね。
何より新郎新婦が喜んでくれたからよかったな。
シュンスケも長い移動と待ち時間とに文句も言わず、本当に有り難かったなあ。
そんなわけで。
結局、今回もまた実感したのは。
前回書いた「努力をしない」というのは俺の最大の欠点でもあるんだけど。
それでも周りの素晴らしい人脈や、持って生まれた自分のある特殊な何かのおかげで、
いつも何とかなってしまう星のもとに生まれたようでもある。
俺の歌もトークも、商業的成功とは縁がなかったけれど、
こうして友人の一生一度の晴れの席で引き合いがあるというのは、
それはそれで大きな価値があるじゃないか。
良くも悪くもこれが俺なんだからしょうがない。
いくら中途半端だ勿体ないと言われても、
そういう既存の価値体系に乗らないことこそが俺のアイデンティティであるような気もする。
生まれ、身分、育ち、学歴、人種、門地、収入、職業、著名度、ブランド。
そんなものでしか自分の価値を計れない、
そんなものにしか自分の基盤をおけない、
権威にすがって自分を満たす、くだらない寂しい人間にはなりたくはない。
図らずも、そういう自分のあり方を確認できた1日になってしまいました。
まあとにかくシュンスケ、ありがとう。
まあとにかくトモダ、おめでとう。
あ、これ観てる人で結婚する人いたら、
歌でも司会でも俺なんかでお祝いになるのなら喜んで行くので、
お気軽にご依頼下さい。
こうしてまたシュンスケに面倒かけるんだぜ、俺(笑)。