COLKIDが日々の出来事を気軽に書き込む小さな日記です。
COLKID プチ日記
転倒2

Z9 + NIKKOR Z 24mm f/1.8 S
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雨の日に、自宅マンション内の通路で転倒した。
前回滑って尻もちをついたのと同じ場所だ。
(2022年7月16日の日記)
前回の教訓が、まったく活かされていない。
スマホを見ながら歩いて行ったら、両足が一緒にスカッと前に吹っ飛び、そのまま背中から落下した。
ズシーンと音がした。
一瞬の間があり、酷い痛みに襲われた。
頭を打たなかったのは幸いであった。
高齢者なら骨折していただろう。(もうシニアであるが・・・)
前回と全く同じ場所・・・
油断して、いつもの勢いで歩いて行った自分も悪いが・・・
足元がふらついていた訳ではなく、普通にスタスタと歩いていたら、いきなり滑った。
まさに青天の霹靂で、受身をとる間もなく床に落下した。
何が起きたのか、一瞬分からなかった。
何とか起き上がり、転んだ場所に立ってみると、靴がツルツルと滑る。
しかも僅かに傾斜しており、立っていてもゆっくり前に滑っていくような不安定さである。
危険極まりない状態だ。
こりゃあいつもの勢いで踏み込んで行けば、間違いなく転倒するわ・・・
しかしこれだけ高齢者の多いマンションで、僕以外に転倒する人がいない・・というのも変な話だ。
もしかするとここで滑るのは僕だけなのでは・・・
ある条件が揃った時に、極端に滑りやすくなるのではないか?
履いていたのは、ロシアントレーナーというスニーカーである。(2021年5月24日の日記)
とても履きやすくて気に入っている靴だ。
透湿防水性のある材質で作られているので、雨の日に好んで履いている。(それも原因であるが)
ソールはヴィブラムソールである。
強いグリップ力を発揮するので有名なソールである。
ただ靴のソールというものは、材質や形状により、特定の条件下で極端に滑りやすくなる場合がある。
滑った場所はマンションの通路の曲がり角の手前で、上には屋根があり、普段は雨の日でも濡れていない。
しかし風の方向によって雨が吹き込む場合があり、その日は表面にうっすらと水の膜が出来ている状態であった。
床はざらつきのある硬い素材で出来ており、いつもはまったく滑る事は無いのだが、水捌けはいいとは言えず、雨が吹き込むと表面に水が残ってしまう。
しかもここは多少傾斜していて、特に帰宅する際に通過する時は、その傾斜が下り方向になる。
表面がツルツルで坂になっていれば、それはもうスキー場と同じだ。
その場に立っただけで滑っていくのだから、勢いよく歩いて行けば、まともにひっくり返るだろう。
これらの条件がすべて揃ったために、見事に転倒してしまったのだ。
咄嗟に身体が反応して転倒を免れたとしても、無理な体勢を取り腰を痛めていただろう。
前回転倒した時も、多分同じ靴を履いていたのだと思う。
他にも滑るソールの靴があるかもしれないので、チェックしておく必要があるな・・・
普段外を歩く時はもう少し慎重なのだが、毎日通る自宅のマンションの通路なので、つい油断していた。
今度こそこの教訓を活かして、二度と転倒事故が起きないようにしたい。
いや、ホント、命取りになりかねないし・・と思いながら、傷む背中に湿布を貼ったのだが・・・
厄介なのは、普段は滑ることが無いのに、忘れた頃にまた条件が重なり、いきなりズルッとくるところなのだ。
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車内にて

FUJIFILM X100V
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電車に乗っていたら、荷物を両手に提げた高校生の女の子が、ドアが閉まる直前に飛び乗ってきた。
遅れそうになって、慌てて走ってきたのだろう。
そのまま隅の方で立っていたが、そのうち暑いのか上着を脱いだ。
ペットボトルの水を盛んに飲んでいる。
何となく様子が変だな・・と思った。
次の駅に着いたところで、その女子高生は、荷物を足元に置いたまま、フラフラとドアの方に歩き出した。
そしていきなり床に倒れ込んだ。
木が倒れるように、まともにドーンと前に倒れた。
床の上で数回ビクンビクンと身体が痙攣し、そのまま動かなくなった。
一瞬皆が呆気に取られたが、どよめきが起き、何人かが駆け寄った。
電車のドアが閉まり、走り出そうとしたところだった。
緊急停止のボタンを押そうと思ったが、いざという時にどこなのか分からない。
誰かが窓の桟にあるのを見付けて押した時には、電車が少し動き出していた。
1m程度動いて、すぐに停車した。
しかしホームドアの位置と中途半端にずれてしまい、そのままドアを開けることが出来ず、電車は停止したままフリーズしてしまった。
何分間か、鉄道会社側が何も対処できない状態が続いた。
その間、乗客が意識のない女の子の周りに集まり、抱きかかえたりして面倒を見ていた。
隣の車両から、男子高校生がスマホ片手に入ってきた。
何やら薄ら笑いを浮かべた学生で、SNSにアップする格好のネタに遭遇したと思っているように見えた。
しかし周りの乗客から睨まれると、まずいと思ったのか少し離れたところに移動した。
駅員が車両の外に来たが、いずれにしてもドアが開かないので何も出来ず、外から覗き込むだけだ。
車内では、その子をシートに座らせようとしたが、完全に脱力状態で重くて持ち上がらない。
するとそばにいた大柄の黒人男性が、女の子をすっと持ち上げてシートに座らせた。
いつも同じ車両に乗る人で、少し怖そうな人と思っていたが見直した。
女の子の方は顔面蒼白で、シートに座っても表情は虚ろである。
壁のインターフォンを通じて、車掌が話しかけてきた。
女の子が大丈夫そうなら次の駅まで行ってそこで対処したいと言う。
乗客が何を言っているのかと怒ったが、定位置を少しずれた状態を修正するのは難しいらしい。
ホームドアのせいで、かえってこういうことが起きるのだと分かった。
また隣の駅の方が大きいので、医療設備などの面でも対処しやすいのかもしれない。
そのまま電車が発進し、次の駅までスピードを上げて走った。
駅に着くと、ホームで待っていた駅の職員が、車椅子を持って車内に入ってきた。
女の子に立てますか?と聞いて、車椅子に移そうとしたが、まともに立つことが出来ない。
身体に力が入らず、へたり込んでしまうので、数人がかりで椅子に移した。
ぐったりした女子高生を乗せた車椅子を、駅員がホームに降ろした。
カバンなどの荷物が床に置かれたままで、乗客がそれを駅員に渡した。
後はこちらで引き継ぎますと駅員が言い、電車が発進した。
時計を見ると、定刻より15分程度遅れていた。
実はその女子高生は、時折電車の中で見かけるので顔は知っていた。
朝早い時間で、乗り合わせる乗客は大体いつも同じ顔触れなのだ。
でも明日からあの子は、もうこの車両に乗るのは避けるだろうな・・・
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ご褒美

FUJIFILM X100V
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春分の日、お彼岸の墓参りに行った。
それからMrs.COLKIDと電車で日比谷に出て食事をした。
昔からあるドイツ料理のお店で食べた。
本当に昔からの味‥と言う感じで、ドイツ滞在中に街の庶民的なレストランで食べる味に近い。
その伝統的な味を、恐らく意識してずっと維持している。
それはそれで好きで、時々食べに行っている。
しかし昨晩地元で食べた新しいイタリア料理のお店が、思いの外美味しかったので、そのスタンスの違いを考えてしまった。
そちらも同じように街にある普通のお店である。
同じ味を保とうとするお店と、新しいものを取り入れて開いたお店・・・
両方の味が楽しめるのは贅沢な事ではあるが・・・
昼食後に別行動をとり、僕はフジのカメラを持って都内をふらふらした。
昨日まで晴れると言っていたのに、この天気である。
空は厚い雲に覆われて、太陽はほぼ顔を出さない。
途中京橋でフルーツパーラーに入り、ご褒美にいちごパフェを食べた。
その画像をMrs.COLKIDに送ったら、私もそこに行って食べたいと言い、わざわざ電車で京橋まで追いかけてきた。
ふたりでパフェを食べて、それからまた別行動をとった。
結局秋葉原まで歩いた。
iPhoneを見ると1万数千歩で、少し足が痛くなった。
軽装で来て良かった。
ところでご褒美って、一体何のご褒美なんだろうね?

FUJIFILM X100V
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進化

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明日が休日とは知らなかった。
春分の日か・・・
仕事の続きは家でやろうと思い、データをHDDに落として持ち帰った。
まあ、本当にやるかどうかは分からないが・・・(笑)
明日がお休みなら、夕食をどこかで食べようと、家族三人で、近所に出来たイタリアンのお店に行ってみた。
本格派のレストランというより、気軽に入れるカジュアルなお店だ。
店内も食堂風の開放的な作りである。
どうだろう・・と半信半疑で入ってみた。
お店の女の子に、メニューでどれがお勧めか聞いてみたら、
「これとこれが人気ですよ・・」
と教えてくれた。
それをお願いしてみたら・・・本当にビックリするほど美味しかった。
いや、これだけ美味しければ十分満足である。
いわゆる家庭料理や素人の料理ではなく、ちゃんとあちらで修行してきたプロにしか出せない味だ。
もちろんお店のランクから言って、コストはある程度抑えてあるのだろうが・・・
こういうお店が近くにあると、ちょっと夕食に行くことが出来て助かる。
それにしても、街中にあるごく普通のお店で、これだけのものが出るとなると・・・
やはり日本の食って凄い勢いで進化しているな。
ほんの10年くらい前と比べても、レベルが違ってきているように感じる。
多分若いシェフにも職人気質の人が多く、切磋琢磨してどんどん改善されているのだろう。
外国人観光客が喜ぶわけだ。
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シニア料金

Z9 + NIKKOR Z 50mm f/1.2 S
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昨日の「シン・仮面ライダー」だが、作品の評価は賛否両論だとは思うのだが、妙に記憶に残る場面の多い映画であることは確かであった。
個人的には戦闘シーンの特撮に問題があるように感じたが、意図的にそうしたのか、そうなってしまったのか分からない。
そういう微妙なところが、「怪作」と呼ばれる所以であろう。
それより個人的に衝撃だったのは、映画をシニア料金で観ることが出来たことだ。
昨年60歳になったので、1,200円で鑑賞することが出来た。
何というか・・・嬉しいような、悲しいような・・・

暖かくなってきたので、革靴を履くことが多くなった。
今日はオールデンのパンチドキャップトゥである559を履いて出た。
サイズがUS5.5の4Eという。異例の幅広モディファイド・ラストである。
実は手持ちの数多くの革靴の中で、1、2位を争うほどのフィッティングの靴である。
木型で作ったというより、まるで自分の足に革を被せて作ってもらったようなフィッティングだ。
このような特殊なサイズのモディファイド・ラストの靴は、世界的に見てももうほとんど無いし、今後巡り合う事も難しいだろう。
だから大切に履いている。
キャップがカーフで、バンプ部分が子ヤギの革であるキッドスキンで作られている。
素材が違うのが、この靴の外観上のアクセントになっている。
また履き皴も柔らかいヤギの革の部分に綺麗に入ってくれる。
モディファイド・ラストなので土踏まずをグイと押し上げてくるが、その感触はインソールなどを使った矯正よりずっと強いものである。
僕は通常売られている幅Dのモディファイド・ラストの靴は、どうもフィット感が今一つなのだが、この幅だとかなりいいところにその突起がきてくれる。
これならモディファイド・ラストの本領発揮で、歩いていても気持ちがいい。
やはり矯正靴として考えた場合、このくらいの幅が適正なのだろう。
これは90年代に生産されたものだが、革靴の品質が最も高かった時代の名残りを、まだ引き継いでいる頃の製品である。
丸っこいデザインが、クラシカルでカッコいいのだが、今の靴しか知らない人が見てもピンとこないかもしれない。
休日に人知れずそれを履いて歩くのは、かなり贅沢な楽しみと言えるだろう(笑)
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久々の強い雨

Z9 + NIKKOR Z 50mm f/1.2 S
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「シン・仮面ライダー」を観てきた。
微妙な出来・・・
例によって、分かる人だけ分かるように作られている。
オリジナルのテレビ放映時に、同時にマガジンに連載されていた原作の方も読んでいた人向け・・かな。
かなり限られるような気もするけれど・・・(笑)

(iPhone 13 Pro)
久しぶりの雨。
完全防水のKEENのジャスパー2を履いて行った。
雨の日向けに買った靴である。
これは正解で、途中から風が強まり、傘がひっくり返るような降りになった。
靴もかなり水を被ったが、そこはアウトドア用の防水シューズだけありびくともしない。
靴の内部はずっとドライな状態を保っていた。
やはりゴアテックスをはじめ、高性能な防水シューズは、何足か持っておく必要があると感じた。
もちろんワックスドコットンのバブアーの方も、こういう日には本領発揮だ。
強い雨の中を歩いたところ、傘をさしていても身体が濡れてしまい、ジャケットの表面に水滴がたくさん付いた。
しかし当然ものともせず、むしろジャケットが喜んでいるようにも見えた(笑)
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襟

Z9 + NIKKOR Z 50mm f/1.2 S
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バブアーを買ってから、コーデュロイの襟のジャケットやコートが、凄く気になっている。
ゴンゾーにならないようにと、いろいろ気を遣ったり、調べたりしているうちに、だんだんと好きになってきた(笑)
ああしたらどうだろう・・・こうしたらどうだろう・・と考えるのだが、それに一種のゲームのような面白さもある。
デパートのアパレルショップを回ってみて驚いたのだが、コーデュロイの襟のジャケットやコートは、あちこちのブランドから出ている。
バブアーとほぼ同じデザインのコートが、多くのショップの店先に並んでいるのだ。
形式としてはハンティング・ジャケットであるが、実際にはバブアーのブームにあやかったものではないかと思う。
バブアーが5万とか6万とかするのに、その廉価版として1、2万円で売られている。
ご存じL.L.ビーンからも、同じくコーデュロイの襟のフィールド・コートが出ている。
こちらは1920年代から販売されている正統派である。
バブアーがくすんだ暗めの色が多いのに対し、ビーンのものは全般に明るめの色のイメージがあり、その分ゴンゾーの罠に陥りにくいと言える(笑)
というわけで、L,L,ビーンのコートを買ってしまった(笑)
ビーンからはこの形のコートやジャケットが数種類出ており、実際にお店に行っていくつか試着してみた。
同社は店頭でもネットと同じ割引が効くので購入しやすい。
L.L.ビーンのこの手のコートは、どうも作りが大きいモデルが多いようだ。
通常同社のシャツは米国フィットのMを買うのだが、フィールド・コートはMだと肩の部分が落ちてしまうほど大きい。
あるいはシャツよりそれが目立つデザインなのかもしれない。
鏡を見ると、上半身に巨大な塊を乗せているようになってしまい、何だかおかしい。
ひとつ下のSを着てみたところ、今度は少しタイト気味なのだが、見た目はこちらの方が適正だ。
タイトなのはあまり好きではないのだが、お店の人もこちらの方が正しいサイズだという。
ちょっと悩んだが、春先に薄着の上に着ることを前提に、今回はSを選んだ。
本来はセーターなど着込んで、その上から羽織る事を前提に大きめに作られたコートなのかもしれないが、僕の体形でその着方をすると、太って見えてしまう。
ネットではそれが分からなかったし、実際同社の販売サイトとリンクしているフィッティングのアプリではMを勧めてきた。
店頭で実際に試着してみて本当に良かった。
実はビーンのフィールド・コートの象徴とも言えるライトブラウンのものが欲しくて、実際にお店で試着してみた。
しかし鏡を見てガッカリしてしまった。
この色は、どうも僕には似合わない・・・
パーソナルカラーでも、ブルーベースの夏の人に合う色には、こういうキャメル系のブラウンは入っていない。
好きな色なのになあ・・・
お店の鏡の前で、僕がその色のコートを着て立つと、皆が無言になる(笑)
「ああ・・似合っていない」と心の中で言っているのが聞こえてくる。
やはりこの色は諦めるしかないかな・・・
(と言いつつ、今でも時々ネットでこの色のコートの画像を眺めているのだが・・・)
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