カメ・カメ・カメ

六義園の池にはコイやカメがいっぱいいる。
橋の上や池の縁に近付くと、エサがもらえると思い、凄い数のカメが集まってくる。
それが半端でなくでかいミドリガメで、微笑ましいというより薄気味悪い。
ここまで大きい個体はあまり見たことが無い。
よほど環境がいいのだろう。




案の定ほとんどがミシシッピアカミミガメで、日本の在来種のクサガメはごく少数だ。
これらはペットショップで売られている、いわゆるミドリガメである。
たいていは小さいうちに死んでしまうのだが、一部生き残った生命力の強い個体を、飼いきれなくなった飼い主が池に逃がす。

その結果、日本のカメは一掃されてしまったのだ。
クサガメは卵のうちにミシシッピーアカミミガメに食べられてしまうという話もあり、そう考えると余計この光景が気味の悪いものに見えてくる。

ミシシッピアカミミガメの場合、年中水面に浮かんでいるので容易に見ることが出来るが、これだけ多いことから推測するに、案外水中にはカミツキガメなども生息しているのかもしれない。

六義園

1時間ほどで見学が終わったので、そのまま六義園（りくぎえん）まで歩いていった。
旧古河邸から20分ほどの距離にあり、駒込の駅前を通っていく。
途中雨が強くなって難儀した。

こちらは池を中心とした広い庭園で、小石川後楽園と並んで江戸の二大庭園といわれた。
明治時代には三菱創設者の岩崎弥太郎氏が所有していたが、現在は都立庭園となっている。

ここも花の季節には少し早かった。
しかし豊富な緑に囲まれた庭園で、紅葉の季節などはさぞや素晴らしいだろうと思った。

それにしても寒い一日で、その上雨に濡れたので、厚着したにもかかわらず体が冷えた。
公園巡りでかなりの距離を歩いたので、疲労でぐったりしてしまった。
先程からくしゃみが止まらない。
どうやら風邪をひいたみたいだ。

D3 + AF-S Micro NIKKOR 60mm F2.8G ED

旧古河邸

今日は随分と寒かった。
雨が降ったり止んだりで、写真の方もさっぱりだった。

Mrs.COLKIDがなぜか旧古河邸の見学を申し込んだと言うので出かけてきた。
駒込の駅が比較的近いが、バスで飛鳥山まで行き、そこから歩いていった。
季節的にはいまひとつで、花はほとんど無かったし、天気も良くなかったのだが、建物の方はかなり見応えがあった。

ジョサイア・コンドル設計の洋館は大変見事なものだ。
広すぎて疲れそうなので、こんな家に住みたい・・とは思わないが（笑）、この内の二部屋くらいが自分の家だったら、それだけで十分、さぞや素敵な生活になることだろう。
戦後しばらく連合軍に接収されて寮に使われていたというが、日本にはずいぶんいい家があるものだと思ったことだろう。

D3 + AF-S Micro NIKKOR 60mm F2.8G ED（上）
D3 + AF-S NIKKOR 24-70mm F2.8G ED（下）

ジャンパー

またレイトショーを見にシネコンに行き、真夜中過ぎに帰って来た。
「ジャンパー」という公開してからかなり経つ映画で、しかも一番遅い回で、どれだけのお客さんが入るのかを見てみようと思ったのだ。

実を言うと映画よりそちらの方に興味があった。
もしかすると観客は我々夫婦二人だけかも？と思っていたのだが、意外にも十数人のお客さんが来ていた。
帰りは0時過ぎるというのに、女性一人で来ているお客さんもいて、大丈夫なのかと心配になった。
ちょっと特殊な客層が集まっているようにも思えた（笑）

映画は予想通りのもの（笑）
悪評が多いが、期待していなかった分、僕はけっこう楽しめた。
お金もかかっているようだし、（好きではないのだが）サミュエル・L・ジャクソンといった有名どころも出ている。
母親役のダイアン・レインはなかなかいい味出していたが、この方とても自分より年下とは思えない（笑）

個人的に最大の問題は東京で撮影されたシーンで、銀座の交差点と渋谷の交差点をごちゃ混ぜにして同じ場所のように使うので、それが気になって映画どころではなくなってしまった。
いつも歩いている場所だけに、こういう使い方をされると辛い。
そのままジャンプして家に帰りたい気分になった（笑）

Mrs.COLKIDの感想：「疲れた・・・」

録音機

K師匠がオリンパス製のデジタル録音機を購入する予定だそうだ。
ポケットに入るような大きさで、24ビット／96kHzのリニアPCM録音が出来る。
簡単なマイクも付属している。

以前はソニーの製品の独壇場であったと思うが、最近はより安価なものが各社から出てきたようだ。
オリンパスのものは2GBのメモリ内蔵、追加でSDカードを挿入することも出来て、かなり長時間の録再が可能だ。
以前高音質な携帯オーディオプレイヤーとして、ソニーのレコーダーはどうかという話が出たことがあったが、この製品もその使い方に適している感じで、iPodの代わりになりそうだ。

K師匠は、趣味でPAを頼まれることがあるので、何時間か通しで録音しっぱなしに出来る高音質録音機を必要とされていた。
僕はまったく必要としていないのだが、見ているうちに欲しくなってきた（笑）
楽器を演奏するわけでもなし、ましてや今時ナマロクでもないのだが・・・

D3 + AF-S Micro NIKKOR 60mm F2.8G ED

ドロンジョ

今日も三脚をいじっていたら、疲れてソファーで寝てしまった（笑）
目が覚めたら真夜中過ぎになっていた。

パソコンをのぞいてみたら、MSNの今日のニュースの項目に、「深キョンの生ドロンジョに会う」という題目があった。
ヤッターマンの実写版撮影でボランティアのエキストラを募集しており、参加すればドロンジョ様の扮装をした深田恭子に会えるかもしれない・・ということらしい。

なんだこれは・・なんて言いながら、つい想像してしまい、うーん・・ちょっと見てみたいかも・・と思ってしまった（笑）
アニメのヤッターマンの放映時は、馬鹿にしてろくに見ていなかったのだが・・・

しかしこれこそコスプレの精神というやつだ・・ということに気付いた。
今まで理解できないでいたが、何となく一端が理解できたような気もした。

いや、全然理解できなかったというわけではなく、考えてみれば僕もウエスタンの扮装で立ったことあるし、特殊部隊の装備や迷彩服も一式持っている。
テンガロンハットやウエスタンブーツはいくつか持っているぞ。
あれっ？僕ってもしかしてコスプレマニア？？

寝起きのせいか混乱してきた・・・

D3 + AF-S NIKKOR 24-70mm F2.8G ED

運搬

今日はやけに腰が痛いな・・と思ったのだが、よく考えたら、昨晩重い三脚をあれこれいじったからだった。
何とも情けない話・・・

超望遠を使うようになると、機材は今までとは桁違いに大きくて重いものになる。
何とかうまく運べないものかと、いろいろ頭を悩ませており、ホームセンターで買ってきたキャスターをにらみながら、専用キャリーのスケッチを書いたりしている。
理想的にはレンズにカメラを付けたままの状態で収納して運びたい。

問題は三脚である。
ジッツォの5型アルミにマンフロットの油圧ヘッドを付けたまでは良かったが、やっぱりこれは重い（笑）
短時間なら手に持って移動することも出来るが、少し歩くと一度地面に降ろして休まないと手が痛くなる。
キャリーの横にちょっと差せばいい・・という重さではない。
ひっくり返ってしまうか、バランスが崩れてまっすぐ進まなくなるかも・・・

気弱になって、カーボンの5型にすれば多少は軽くなるかな・・なんて考えて（笑）、B&Hのサイトを見てみた。
そうしたら円高で思ったより安く買えるではないか・・・
いやいや、そんな軟弱なことではいかん・・などと悩んでいるところだ（笑）

D3 + AF-S VR Nikkor ED 200mm F2G（IF)

消滅

昨日久しぶりにK師匠とお話した。
銀塩カメラの出荷台数が減少し、ついに調査の対象品目から外されることになったという話題が出た。

「あとはいつフィルムがなくなるかですね」
「えっ、なくなりますかね？」
「かつて16mmフィルムが消えた時もこれと同じパターンでしたからね」
「でもF社なんかは新製品を出して意欲的ですよ」
「ま、完全になくなる事は無いでしょうが、コストが上がるでしょうね。あの製造工程で少量生産するのでは合いませんから」

いずれにしても純銀塩派の人がデジタルに移行せざるを得なくなるとしたら、少しでも抵抗無く移行するためには、やはりフルサイズのボディが必要になるかもしれない。
それにしてもデジタルでは欲しい色が出ないという不満がある上、慣れないパソコンによる加工作業が強いられ、その上先にデジタルを始めている人たちから初心者扱いされることに、ベテランのプライドが許せるだろうか？
本気でやるとなると、カメラ以外の機器にもそうとうお金がかかるし・・・

嫌になって写真そのものをやめてしまう、という人もいるようだ。
どの分野でもこういう革命はあるものだが・・・

D3 + AF-S Micro NIKKOR 60mm F2.8G ED

予感

Mrs.COLKIDが、地震が近いような気がするという予言をした。
空を見ているうちにそんな気がしてきたと言う。
（あまり当たったためしはないが・・・笑）

僕もここ数日会社で椅子に座っていると、何やら地面が細かく揺れているような感覚に襲われる。
家ではほとんど感じないので、体調とは関係ないと思う。
以前も同じようなことがあったが、その時は地震の活動期だったようで、群発地震が発生していた。
桜島の噴火のこともあるし、地面の下で何か起こっているかもしれない。

東京の俯瞰図を見ていると、僕が好んで歩く場所は、海に非常に近いので驚かされる。
目と鼻の先は海だ・・というか、昔は海だった場所なのだろう。
やはり地図というものは有用である。

銀座や日本橋は関東大震災の時は壊滅した場所だ。
下町方面は土地そのものがやわだし、その後の火災には特に弱い。
新宿のビル群は、以前HGさんの怖い発言があってから近付かないようにしている。
そうなると、比較的安全なのは内陸の高台で、地盤のしっかりしたところかなと思えてくる。

勉強してみようかとアマゾンに地震関連の本を注文した。
といっても引っ越すわけではないので意味はないのだが・・・（笑）

D3 + AF-S Micro NIKKOR 60mm F2.8G ED

迷惑メール

昨晩から強い雨と風、散り始めたサクラは、可哀想に息の根を止められた感じだ。

会社で使っているメールアドレス宛てに、迷惑メールが大量に送られてくる。
毎日数十件も受信しており、仕方ないので端から削除していたが、たまに海外の仕入先などが発信した重要なメールが混ざるので困る。
ぱっと見て迷惑メールと区別がつかないと勢いで消してしまう。
送る方にも相手が一目でわかる工夫が必要だと思う。

ところがプロバイダーの迷惑メール防止フィルターをかけてみたら、見事にほとんどの迷惑メールがフィルターに引っかかってくれた。
他の会社のメールで同じ機能を使っているが、そちらは半分くらいしか網に引っかからないので、全然期待していなかったのだが、どうやら会社によって性能に差があるようだ。
お陰で今では一日2、3件しか来なくなった。
逆にフィルターに引っかかってカットされたメールの一覧を確認してみたら、数日で千件を超えていた（笑）

そもそも始まりは、海外の掲示板に質問を書き込んだ時、返信用に会社のメールアドレスを使ったことだった。
嫌な予感がしたのだが、案の定それ以降一気に迷惑メールの数が増えた。
誰かがアドレスを収集してリストを作って売っているのだろうか。

先日のカード情報流出事件もそうだが、インターネットの持つ可能性が、悪意によって潰されていくのは残念なことである。
迷惑メールで人を騙して儲けるというより、ネット社会の発展阻止が目的のテロのようにさえ見える。

D3 + AF-S NIKKOR 24-70mm F2.8G ED

点

僕は方向音痴だ。
場所を「点」でしか認識していない。
東京の中をこんなに歩いているのに、いまだに「点」と「点」が予想外のつながり方をして、ビックリすることがある。
筋金入りの方向音痴だ。

これは多分に父親が運転免許を持っていなかったことと関係していると思う。
子供の頃、車に乗って移動するのは、もっぱら叔父のコンテッサや会社にあったオペルレコードで、日常的には乗っていなかった。

もっとも父親は決して方向音痴ではなかったようで、僕の運転する車の助手席に座ってもらうと、野性的といえるほどの直観力で「そこを曲がれ」と指示を出した。
当初は感心していたが、ある晩雲が出て月が隠れたら、いきなり方向がわからなくなって指示があやふやになり、そのカラクリがわかってしまった（笑）
ま、方向に関しては確かに僕の方が音痴だったが、歌を歌わせたら僕の方がずっと上手かったろう（笑）

それはともかく、少しでもまともになろうと思い、ジェオという会社の出している東京の俯瞰図を本屋で買ってきた。
それを眺めながら、「へー、こうなっていたのか」何て、いまさらながら驚いたりしている（笑）
次に行く場所を考えてみたり、災害の時のことを想像してみたり、いろいろと勉強になる。

D3 + AF-S Micro NIKKOR 60mm F2.8G ED

流出

成田にある業務用オーディオ機器のショップで、カード情報が流出する事件が起き騒ぎになっている。
ここを利用している人はそうとうの数にのぼると思われるので、影響は極めて大きいだろう。
特にiPod用に米国製イヤホンを、ここで購入した人は多いはずだ。
カード会社が専門のページを設けて告知するくらい大きな事件に発展している。

すぐに電話して確かめたら、僕は古い会員なので、とりあえずは対象外ということだった。
ただしまだ調査中で、はっきりとしたことはわからないらしい。
今のところデータ流出の対象者は、2007年1月以降に登録した人ではないか・・ということだ。
該当してしまいカードを変更する必要が生じたとしたら、その手間だけでかなりの損害を受けたことになる。

某国からの不正アクセスを受けて、カード番号や有効期限、その他の情報を持っていかれたというが、何とも恐ろしい話だ。
それだけの情報があれば簡単にものが買えてしまう。

以前eBayとPaypalでも同じようなことが起きて、パスワードを全部変更するという騒ぎがあった。
残念なことではあるが、悪意のある人がいる以上、理想的な社会はなかなか実現できそうに無い。

D3 + AF-S Micro NIKKOR 60mm F2.8G ED

クローバーフィールド

「クローバーフィールド／HAKAISHA」を見てきた。
9時過ぎのレイトショーだったが、けっこうお客が入っていた。
まあ公開初日なのだから当然ではあるのだが、理由はそればかりでなく、企画そのものに高い集客性があったのだろう。
予告編やCMを見ただけで、多くの人が「見たい」と思ったに違いない。

主人公の回すビデオカメラの映像・・それだけで最初から最後まで押し通す。
良く考えたら、悪名高き「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」と同じ手法ではあるが（笑）、それにしても奇抜で面白そうだ。
お客は予告編を見て、すぐにその内容を察して、これは見てみたいと思っただろう。
この映画は興行的にはけっこう成功しているのではないか？

宣伝はそればかりではなく、インターネットを巧妙に使い、想像をかき立てるような情報を少しずつ提示して、公開のかなり前から人々の関心を集めていたのだそうだ。
しかも映画を見ても謎は完全には解明されておらず、どうやらネットの情報が補完する形で、全体像が見えてくる仕掛けになっているようだ。
その新しい手法に感心するが、一方で宣伝の旨さばかりが目立っているようにも感じられる。

映画の持つ雰囲気については、予告編で既に想像しているから、実際に映画を見てもそれほど驚きはない。
素人の撮ったビデオという設定だから、独特の生々しさはあるのだが、画面がグラグラと揺れるので気持ちの悪くなる人が続出するだろう（笑）
で、生々しいわりに、主人公の行動に共感が持てないのは問題だ。

ニューヨークに住む主人公ロブは、仕事で副社長として抜擢されて、日本に旅立つことになる。
その送別会が開かれ、ビデオカメラでパーティを記録している最中に、突然得体の知れない怪物が街を襲う。
後は逃げ回るだけだ。
はやく日本に行っていればよかったのに・・と誰もが思うだろう（笑）
しかし主人公たち一行は、恋人を助けるためにあえて逆方向に進み、その間ビデオを回し続ける。
映画は、街が壊滅された後に、セントラルパーク跡地から発見されたそのビデオを再生している・・という設定。

悪夢のような独特の恐怖を味わえる。
しかし奇抜な手法が足かせになり、常に一人称的な表現になるので、視点を変えた大きな展開が出来ない。
結果的には目新しさだけがすべて、の作品になってしまったように思う。

怪物のデザインも古臭いし、あれだけ攻撃されて傷ひとつ負わないのは不自然だ。
それ以前に、今時怪獣が街を破壊する映画？という疑問が残る（笑）

Mrs.COLKIDの評価：
「テレビゲームのやり過ぎの人たちが作ったのではないか？」

桁

今日撮ったCFカードのデータを見たら、勝手に新しいフォルダが出来て、途中からそちらに記録されている。
たまたまサンディスクの新しいCFカードを使い始めたところだったので、まさかその為かと思ったら、そうではなくて、ファイル名の連番が9999を超えて桁あぶれしたからだった。

やっと1万ショットを超えたということだ。
まる4ヶ月かかったから、けっして早い方ではない。
平均すれば1日80枚くらい撮っていることになるが、実際には9割は日曜日に撮影したものだ。

もっともD3の場合、連写モードで撮影すれば、数分でそのくらい撮影できてしまうのだけれど・・・（笑）

D3 + AF-S Micro NIKKOR 60mm F2.8G ED

お休み

陽射しの暖かい穏やかな一日だった。
午前中は床屋に出かけた。
その後銀座周辺をうろついて、篤姫の始まる6時までに帰宅した。

篤姫は出来たらBSハイビジョンで見たい。
着物や駕籠などの質感描写が今までになく凄い。
色が濃厚でD2Hで撮ったみたいだ（笑）

女性が主人公のせいか、男性の描写は少し弱く感じる。
もっとも前の風林火山もそうだったが・・・
最近のテレビドラマの特徴なのだろうか。

今日も篤姫を見ていて思ったのだが、いろいろな困難はあっても主人公はお姫様、一挙一動に周りのおつきの者がへいこらする。
これは女性にとっては、夢のような境遇なのではないだろうか？（笑）

D3 + AF-S NIKKOR 24-70mm F2.8G ED