栄養成分


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購入した食品を食べる時は、常に栄養成分の表示をチェックする。
アプリのあすけんに入力するためでもある。
食品には熱量、たんぱく質、脂質、炭水化物、ナトリウム(食塩相当量)の表示が義務付けられている。

スーパーやコンビニで売っているポピュラーなものであれば、すでにあすけんのデータベースに入っている場合が多い。
その場合は、いちいち入力しなくても、リストの中から選べば済む。
しかし新しく出たばかりの製品などは、まだ登録されていないこともある。

面白いのは、同じ商品のはずなのに、(恐らくロットによって)栄養成分の数値が異なる場合がある・・ということだ。
あすけんに同じ商品が複数登録されていて、それぞれの数値が微妙に異なっている場合もある。
最初に目につくのは熱量であるが、1パッケージの量は一緒なのに、熱量が数キロカロリー違っていることがあるのだ。

考えてみれば、これは当然のことだ。
食品に使う原材料の仕入先がまったく同じとは限らない。
産地が異なれば当然栄養価も違うだろうし、同じ産地でもその年の作物の出来次第で変わってくるであろう。
自然界を相手にしているのだから、この数値は細かく変動しなければおかしい。

実際にはこの栄養成分の算出は、ちゃんと成分を分析して出す方法と、材料の平均的な数値の載った表から算出する方法の、2種類があるという。
細かく変動するとしたら、毎回ちゃんと分析しているのだろう。(あくまで想像)
分析にはそれなりのお金がかかるそうなので、変動するのは良心的な会社なのかもしれない。

数値が変わる可能性があるためか、この栄養成分の表記だけ、別のシールにして貼られている場合が多い。
本体のラベルに印刷してしまうと、変更の際の対応が大変なのだろう。
多分栄養成分の印字専用のラベルプリンターを使っていると思われる。(ウチの会社にも何台かある)
このロットからはこちらのシールね・・という風に、使い分けているのではないかと想像している。

ところで相変わらずこの栄養成分の表示が分かりにくい。
1パックすべての栄養成分と、100gの栄養成分を表示する食品に分かれるのだ。
法的にどちらも許されているので仕方がないのだが、ユーザーとしてはとても不便で困っている。

あすけんのようなアプリが一般化した現在、ユーザーが食事のたびにこの数値を見るようになってきている。
知りたいのは、自分がどのくらいの量を摂取したかであって、100g当たりの栄養成分ではないのだ。
自分が何グラム食べたかなんて、普通分からないよ・・・

1パッケージを合計した数字が分かれば、そのうち何分の一を食べたかで、およその数値は算出できる。
しかし100gの数値だけ表示されても、計算するのが大変、あるいは不可能な場合もある。
100gの表記って、カロリーを見かけ上少なめに書けるので、メーカーも分かっていてその数値だけしか表記していないのではないか・・などと勘繰ってしまう。
もう少しユーザーの目線に合った表示をするよう、法的に定めてくれれば有難いのだが・・・
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