雨の法事


D850 + AF-S NIKKOR 24mm f/1.4G ED

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台風接近の雨の中、親戚の納骨式に参列した。
本堂でお経をあげている間も、外の雨の音が聞こえてきた。
その後傘を差してお墓まで歩いたが、雨が激しくお坊さんのお経が聞こえない。
足元もドロドロで、びしょ濡れになって手を合わせた。
全身濡れたせいか疲れてしまい、帰宅後は着替えてのんびりしている。
明日の朝も仕事で重要な会議があり出かけるのだが、交通機関は大丈夫なのだろうか・・・



ショーンハイトのオーダーメイド。
デザインNo. SH308-4Y
ワイズ EEE
サイズ 24.0
アッパーはアニリンレザーのシボ入りブラック。
ソールはダイナイト風ラバー。

先月初めにショーンハイトでオーダーした靴が出来上がってきた。
下町の某有名喫茶店でコーヒーを飲んでから、その足でお店に行きお願いしたものだ。
ショーンハイトのオーダーサロンが同じ通り沿いにあるのだ。
完成までに約40日かかった。

ショーンハイトは千葉県柏市にある東立製靴株式会社のオリジナルブランド。
日本の大手靴ブランドの下請けなどで、一部で有名な会社である。
ネット上の靴好きの間で時折話題になるので、ご存知の方もおられるだろう。

その会社が直販する製品のブランドがショーンハイトである。
現在全国の百貨店で、毎月ショーンハイトのオーダー会が開かれている。
柏の本社工場と浅草のオーダーサロンでも特注を受け付けてくれるが、オーダーサロンの営業日は月に数日に限られる。(完全予約制)

ネット時代になって、ものの販売ルートが大きく変わりつつある。
商品を右から左に動かすだけの卸業がまず消え、現在は仕入れた商品をユーザーに販売する小売店までもが消えつつある。
海外では既にそうなっているが、次にはメーカーが直販する時代が到来するだろう。
ショーンハイトは下請けだった製造業者が立ち上げた自社ブランドであり、新しい時代の製造業のひとつのあり方と言える。



数種類の木型から自分に合ったものを選ぶ。
さらに外羽根、内羽根、スリッポンなど、いくつかの靴のデザインから欲しいものを選ぶ。(組み合わせる事の出来る木型は限られる)
詳しくは東立製靴のサイトの仕様表のPDFを見ていただきたい。
さらに革の在庫の一覧から素材を選び、ソールなど細かい仕様を決めていく。

実は当初は赤い革でセミブローグを作りたいと考えていた。
ところが残念なことに在庫の革に赤いものが無かった。(まあ普通はどこのお店にも無いが・・・)
そこで赤い靴は諦めて、その場で新たに仕様を考えることにした。

ラストは僕の足に合いそうな、ポッチャリ型の「アメリカントラッド」とし、デザインは縦線のあるUチップにしてもらった。(伝票上は「Yモカ」となっていた)
この木型は3Eと幅広で、その結果サイズは24.0と小さめになった。
サンプル帖を見せてもらい、アッパーの革は海外製のシボ入りアニリンレザーのブラックにした。
この革はエキストラチャージがかかるが、標準仕様よりワンランク上の革である。
やはり革はいいものにしたい。

短時間で決めたので不安であったが、出来上がってきた靴を見て驚いた。
価格が3万円台と安いので、細部の作りはそれなりだと思うが、革がいいので独特の迫力があるのだ。
アニリン仕上げならではの革らしい質感が効いている。
縫製の仕上がりなどからも、日本製ならではの丁寧さが伝わってくる。
箱から出した瞬間に気に入ってしまった。

ソールは雨に強いダイナイト風のラバーを選んだが、アッパーは黒とはいえアニリンレザーなので水には弱い。
そのため矛盾した組み合わせではある。
後は実際に使ってみて、形が僕の足に合うかどうかだ。
そればかりは少し使ってみた後でないとわからない。

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