合わせ技


D810 + Carl Zeiss Otus 1.4/55 ZF.2

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午前中は出社して仕事をした。
年末のこの時期に、週の真ん中で休むというのは、中途半端で困る。
午後になり行きつけの古靴店に顔を出した。

外は小雨が降っており気温も低い。
こういう日はお客の出足も鈍いだろうと思っていた。
ところが、後から後からお客が入ってくる。
しかもけっこう高価な買い物をしていく。

狭い店内にひっきりなしに人が入ってくるので驚いた。
僕は新しく買ったホワイツのブーツを見せに行っただけなので、何だかそこにいるのが悪いような気がしてきた。
聞くと午前中もお客さんが来て、けっこう高価な買い物をしてくれたという。
それも若い人たちで、皆がオールデンなどを買っていったそうだ。

店主は今日お店を開けて本当によかったと言っていた。
この天気では閑古鳥ではないかと考えていたようだ。
こういう特殊なものを販売するお店の場合、天気はあまり関係ないのかもしれない。
欲しいと思っていて、そこにボーナスが入れば、少々雨が降ろうが寒かろうが、お客は買いに来るのだ。

重要なのは、お店の在庫をネット上にしっかり載せているところだろう。
古靴の場合、すべてが一点ものなので、ネット上で商品を見せることが、大きな意味を持つ。
お客は普段からネットでラインナップを見ていて、「これが欲しいな・・」と考えている。

多くの人から「あのネットに載っていた○○を見せてください」という言葉を聞いた。
「いいのが出たのにたちまち売れてしまった」と言っている人もいた。
インターネットとの合わせ技なのだ。

何も買わなくて申し訳ないと言って、今日は退散することにした。
店主は、次回までに僕の足に合いそうなものをまた揃えておくからと言って笑った。
お店を出る際、入れ違いで次のお客がまた入っていった。
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