税関からの書留


D810 + Carl Zeiss Otus 1.4/55 ZF.2

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突然税関から簡易書留が届いた。
横浜税関からだ。
通関手続きで何か問題が発生したらしい。

ちょうどアメリカから靴が届くところだった。
トラッキングNo.の追跡では、数日前に日本に到着して、そのまま停まっている。
恐らく問題になっているのは、あの荷物であろう。

届いた葉書式の書留を見ると、差出人の名前やUSPSの荷物番号なども書かれている。
すぐにeBayのオーダー詳細データと見比べてみた。
番号が一致、間違いなくその荷物である。

何が引っかかったのだろう。
その人物から、このところ靴をいくつか買っている。
eBayにオールデンやエドモンズを大量に安く出品しているのだ。
これはチャンスと何度か取引をしていた。
実を言うと、あともうひとつ購入しており、そちらは今米国から出ようとしているところなのだ。

同じ人物から靴ばかり買っているから、怪しまれたのだろうか?
でも自分で使うのだから問題は無いはずだ。
まさか間違えて何か違法なものを入れたわけではないだろうな・・・
いまいち信用しきれない出品者なので、だんだん不安になってきた。
とにかく税関に電話して聞いてみた。

まずは葉書に書かれている通知番号を聞かれた。
それで状況がどうなっているか調べてくれた。
どうやら、価格の明記された書類が、荷物に添付されていないのが、問題になったようだ。

慌てて電話してしまったが、届いた葉書を落ち着いて読むと、インボイスなど価格がわかる資料を提出するよう書かれていた。
さらに、今後はちゃんと書類を付けるよう、差出人に連絡してほしいとまで書かれている。

恐らくあの出品者は、一度に大量に出品したので、処理しきれていないのだろう。
こちらから送った質問のメールにも、ろくに答えてくれなかった。
入札が沢山あったとしたら、大混乱に陥っているはずだ。

荷物はネットオークションで落札したものであることを、税関の女性に話した。
案の定、それは自分用であるかと聞かれた。
そのオークションの品物のページのURLをメールで送って欲しいという。
それがあれば、インボイスなどの書類は送らなくていいようだ。

電話を切り、早速eBayの画面を見てみた。
すると、もうひとつ問題があることがわかった。
価格交渉をして安くしてもらったのだが、その結果いくらになったのかが、他人には見ることは出来ない。
URLを送ったとしても、落札者である僕のIDでログインしないと表示されないのだ。

そこで、その僕にしか見られないページのデータを、メールに添付しようとしたが、今度はセキュリティか何かが悪さをして上手く行かない。
仕方なく、プリントスクリーンで画面をコピーして、画像としてメールに添付した。
さらにその複雑な事情を文章で説明した。
今は返事を待っているところだが、果たしてあれで大丈夫だったろうか・・・
コメント ( 7 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
インボイス (HG@会社)
2015-12-26 20:17:22
こんばんわ
時々そういうことってありますよね。僕も前にも書いたかもしれないけど、アトランタからの荷物にインボイスがなくてアメリカの税関から連絡されたことがあります。
確か暮れの飲み会でススキノからの帰りのタクシーに乗っているときに、アメリカから電話が来ました。
わーっ、て早口で聞こえてくる英語を酔っぱらった頭で解読すると、「おたくの荷物にインボイスが入っていないので、こちらは事務処理できないから、添付するように送り荷主に連絡してくれ。」という内容でした。「アトランタ?あっそうだ、スチューダーのパーツだ。そういえば、発送連絡があってから1か月経つなあ。」と思い出し、「なんで荷主のほうに連絡しないで、わざわざこっちに電話が来たんだろう?」と不思議には思いました。が、ともかく荷主のいる会社に連絡しました。すると、「担当者はこのあいだ辞めたので、内容が分かる人がいない!」と実にアメリカらしいおおらかな回答でした。(笑

仕方ないので、自分でインボイスの書類を作成し、「何も考えずそのままプリントして荷物に追加添付してくれ。」とメールしました。無事、アメリカを通過し、成田もパスして、千歳税関まで受け取りにいきました。インボイス低く書いたので税金も安くて済みました。(爆

アメリカ人は基本的に嘘はつかず信頼できるというのが私の実感です。ドイツとイギリス人には騙された経験はありますが。
 
 
 
Unknown (COLKID@自分の部屋)
2015-12-26 22:58:48
こんばんは。
そういえばそんな話を聞いたような気がしますね。
インボイスって自分で勝手に作っていいんですか?

今回のオークションは、たまたま相手の人物像を別のルートで聞いていて、どういう人なのか大体わかっていたんです。
お金のことばかり言っている嫌なやつだそうです(笑)
まあ、そうは言っても破格値で、しかも売れないものだからどんどんまけてくれる。
これは買わねば損・・とすでにいくつか落札しています。
 
 
 
Unknown (HG@自宅)
2015-12-26 23:32:03
>インボイスって自分で勝手に作っていいんですか?
作成するのが届け先の人でも、送り主から発行されていたら、その部分に限定すると法律的には有効なんじゃないかな? 相手のサインが要る筈だし。商法から言うと、送金額はカード会社経由か銀行になるので、そちらでチェックされるから問題はないでしょう。

今から思えば、アメリカ人がめんどくさがらずにそれを良くやってくれたなあ、と感謝です。

逆に送る立場での経験は、某大陸の人達は狡猾なので、「インボイスは安く書いてくれ。」と値段まで指定してくることがほとんどですね。
インボイスが低いと税金が低くなる代わりに保険の補償額も低くなるので、どちらを重視するかだけだと思います。「それは法律違反だから出来ない」とつっぱねることもできそうですが。
ただ、大陸系の方々は、超高額で落札してくれるお得意さまではあるので、無下にダメとは言いませんが。どこで情報を仕入れるのか、カールツァイスのビンテージ物のレンズは20万円近くの値段でも買っていきましたね。それを更に顧客に転売するのは眼に見えていましたから凄い世界です。マネーロンダリングでもしてるんでしょうかね?
 
 
 
Unknown (HG@自宅)
2015-12-26 23:36:44
そういえば、来年から海外送金をする場合には、マイナンバーカードが必須とのことです。
番号だけの場合は、証明書が要るそうです。
仕方ないので取り寄せることにします。

今日、ラッシャから怪しい部品が届いたばかりですが、久々にバンクトランスファーを使って送金したので、窓口の貼紙にそう書いてあったのが眼に留まりました。
 
 
 
Unknown (COLKID@自分の部屋)
2015-12-27 00:00:35
お金についてはアメリカ人も含めてかなり狡猾な印象があります。
ウエスタンのアンティークを買い集めるときに、その点はかなり気を遣いました。
ただフェアではありますね。
許される範囲内ではいわゆる「現金」です。

マイナンバーはカードの支払いとどうからんでくるのでしょうね。
ペイパルで支払うのも海外送金には違いないのだけれど・・・
 
 
 
Unknown (HG@自宅)
2015-12-27 00:12:52
基本的に日本国内では、マネーロンダリングは不可能になると思いますよ。収入より多い金額の取引は、すぐアラームマークが現れてチェックされるでしょうから。
某大陸では、賄賂で集めた金を海外の物品を購入して転売し、そこで自分で使えるお金にすると聞きますね。だから商品が高かろうが低かろうが良いし、高いほうが逆に手間ははぶけますね。

ちなみに、ペイパルとインボイスは連動していないようですね。
グレートブリテンからの荷物だとインボイスを少なくしてくれる送り主がほとんどでした。
 
 
 
Unknown (COLKID@自分の部屋)
2015-12-27 01:00:58
paypalは送料込みの金額で支払うので、本体価格のわからないPaypalの金額は意味をなさないのかもしれません。
今回は私はオーダー・ディテールが表示された画像のハードコピーを送りました。
本体○○ドル、送料○○ドル、合計○○ドル・・
という表示の出ているものです。

そうしたらすぐに手続きが進んで、早くも今日荷物は到着しました。
しっかり税金は取られましたが・・・(笑)
 
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