映画音楽


Z7 + NIKKOR Z 50mm f/1.8 S

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その昔、中学生から高校生くらいの頃、サントラの鬼と呼ばれるほどサントラ盤のアナログ・ディスクを集めていた。
2018年12月19日の日記
当時は日本で手に入るサントラ盤自体が限られており、マイナーな作品のオリジナル・サウンド・トラックはまず入手不可能であった。
ところが現在はCDでかなりの種類が出回っており、マニアックなB級作品のものまで販売されている。

ご存知の通り、ここしばらく自動車用にCDのリッピングをしている。
クラシックやポップス、ジャズなどは一通り完了して、今は映画音楽を少し加えようかと考えている。
普段映画音楽をそれほど聴いている訳ではないが、CDであまりにいろいろ出ているので、久しぶりに聴いてみたくなったのだ。
子供の頃はアナログ・レコードでよく聴いていたので、曲は身体が覚えている。

そう思い、好きな映画のアルバムをアマゾンで探していくつか注文してみた。
他のCDと違い、少々特殊な分野のためか、価格が安いものばかりではない。
生産数も少ないのか、プレミアムが付き数万円になっているものもある。
いくら何でも何万もは出せないので、常識的な価格の物に絞った。

取り寄せたCDを聴いて分かったのだが、昔何度も聴いた馴染みのアナログ・ディスクとは内容が違うものが多い。
当時の音源を発掘して、アナログ時代には商品化されなかった曲をピックアップし追加収録しているのだ。
CDの収録時間が長いことを利用して、曲数を増やし製品の希少性や資料価値をより高めているわけだ。

しかし当時のアナログ・ディスクに入っていなかったものは、選考した結果収録から外されたという事でもある。
一部のマニアックな曲を除いては、クオリティの面で一定水準に達していないものも多い。
またあくまで映像作品のBGMなので、曲自体が単体で販売されることを意識して作られておらず、尻切れトンボで終わったり妙に短かったりして、ひとつの曲として成立していないものもある。
資料としては貴重かもしれないが、鑑賞するには「?」のものも多い。

僕の場合好きで毎日のように聴いていたために、アルバムの曲の順番まで身体が覚えてしまっている。
そのため途中に知らない曲が追加されると、聴いていて勝手が狂ってしまう。
映画の音楽といってもアルバムを一つの作品として捉えていたわけであり、そこに新しい曲を追加すると違うものになってしまう。
もちろん中には感心した例もあったが、何となくしっくりこないものが多かった。
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