効果


Z9 + NIKKOR Z 50mm f/1.2 S

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食事管理のアプリを使っていることを書いた。
このアプリのお陰でダイエットに成功した。
非常に効果的なアプリで、世間での評判も高いようだ。
仕事上の知人数人に紹介したが、劇的に効果が出ている人もいる。

食事を分析して、身体が摂取した栄養素を算出し、アドバイスしてくれるアプリである。
それをしっかり機能させるためには、当然食べたものをすべて入力しなければならない。
そのデータから判断して、食べ過ぎているとか、もっと何を食べるべきか、といったコメントが表示されるのだ。

大手のスーパーやコンビニなどで販売されている食品は、すでにアプリのデータベースに登録されているものが多く、キーワードを入れるだけで出てくる。
例えばファミリーマートで売られている「窯出しとろけるプリン」なら、「ファミリー」「プリン」とだけ入れれば、候補がズラッと表示される。
それだとまだ数十種類の候補が出るので、「窯」まで入れれば数種類に絞られる。
そこから該当する商品を選べば、各栄養素の数値は登録されているので、面倒な入力はしないで済む。

またユーザーが協力し合い、自分が食べた食品を登録して、共有のデータベースに追加していく仕組みも、このアプリの優れたところだ。
以前は入っていなかった食品が、しばらく経つと登録されていたりする。
高級スーパーのオリジナル商品や、有名店のお菓子類などは、以前はほとんど無かったが、今は表示されるものが増えてきた。
日々データベースが更新され、充実していくのが分かる。

ただこれはあくまで市販の食品の場合である。
毎回コンビニ弁当やお菓子ばかり食べていたのでは、健康的ではないし、豊かな食生活とも言えないだろう。
このアプリの本来の目的から言っても、個々の健康をしっかり考慮して、家庭で料理を作って食べる方が望ましい。

ところが家で作る食事は、アプリに入力するのが難しい。
たとえばお好み焼きを作って食べたとして、「お好み焼き」と入力すれば、大量の種類のお好み焼きが表示される。
しかし自分が作った料理と完全に一致するものは基本的に無いから、豚肉が入っていた・・とか、野菜が中心だった・・とか、内容が比較的近いと思われるものを選ぶしかない。
もともと誤差が大きいものなので、大まかに合っていればいい・・くらいの気持ちでいくしかない。

市販の食品以外でアプリに登録されているのは、ポピュラーで一般的な料理が中心となる。
我が家の場合、母親にしても、Mrs.COLKIDにしても、積極的に料理を創作するタイプなので、アプリの入力に困ることがある。
登録されている例に当てはまらず、どう入力していいか分からないのだ。

たとえば先日田舎に行った時に、義兄がヤツガシラと里芋を畑で採ってきてくれた。
早めに食べなければと、家人が帰宅後にすぐに調理した。
ヤツガシラはキノコと油揚げで煮物にしたのだが、アプリへの入力に困ってしまった。

正月くらいしか食べないのか、ヤツガシラを使った料理自体がほとんど登録されていない。
やむなくヤツガシラの煮物と、キノコ、油揚げと別々に入力して、恐らく栄養素としてはこれで近いだろう・・というデータを作り上げた。
こういうことは時々起こる。

一方で予想していなかったアプリの効果もある。
ヤツガシラの料理の登録が少ないので、試しに里芋で検索してみた。
やはりキノコと油揚げの組み合わせは入っていなかったのだが、イカと里芋の煮物がいくか出てきた。

それをMrs.COLKIDに告げたところ、その翌日、魚屋でイカを買ってきて、里芋と煮てくれた。
僕から聞いた時、確かに里芋はイカと煮たら美味しいかな・・と思ったようだ。
たまたま店頭で新鮮なイカを見かけたので、それを思い出して買ったのだという。
つまりアプリから刺激を受けて、料理を作ったことになる。

食べたことのない料理が、アプリの候補一覧に表示されることもある。
どんな味なのだろう・・と想像し、お店に買いに行ったり、作ってみたりする。
今はこういうものが流行っているのか・・と、世の中の流行を知る助けにもなる。
恐らく当初はこういう効果は想定していなかったのではないだろうか・・・
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