おみくじ


Z9 + NIKKOR Z 50mm f/1.2 S

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元日の夜中に、夫婦で都心の大きな神社に初詣に行った。
着いてみると、何だか境内が薄暗い。
さすがお正月は厳かな雰囲気の中で運営するのかな・・と思った。

しかしよく見ると、お守りなどの授与所が真っ暗になっている。
巫女さんたちが、懐中電灯を灯しながら手探りで対応している。
どうやらこれは停電のようだ。
境内の一部エリアの電気の供給がストップしてしまったらしい。

よりによって元日に、こんな事が起きるなんて・・・
最初は何かの演出でやっているのかと思ったほどである。
それとも神様が意図的にやられたのか・・・
その場に居合わせた僕にとっても、何か意味のあることかもしれないぞ。


停電中の真っ暗な状態の授与所(Z9 + NIKKOR Z 50mm f/1.2 S)

しばらくすると急に電気が復旧して灯りが点いた。
職員の人がどこかから駆けてきて、やっと直りました・・と伝えているのが聞こえてきた。
これで正常に戻ったわけだ。
(一番上の画像は復旧後の授与所)

その神社の境内に猿田彦神社がある。
ちょっと強めの霊気を感じる小さいお社である。
そこで開運みくじというおみくじを受け付けていた。
何でも庚申の日限定で行っているらしい。
(あとから調べたら、今年の1月1日は庚申の日ではなかった。元日なので特別に受け付けていたのかもしれない)

初穂料が千円となっており、おみくじにしては高いな・・と思ったが、なかなか無い機会なのでお願いすることにした。
受付で用紙に氏名年齢を書いて提出すると、番号の書かれた札を渡される。
後は呼ばれるまで、他の人たちとストーブの前に立って待つ。
普通のおみくじかと思ったが、もっと本格的なものらしい。

番号が呼ばれて、待っていた数人が、お宮の横の小さな入り口から中に通された。
普段は入れない拝殿の前に横一列に座った。
そして頭を下げ、巫女さんが一人ひとりの名前を呼んでお払いしてくれた。
ここまでやってくれるとは・・と驚いた。
これは千円は安い(笑)

ご祈祷の後、最後にその巫女さんがひとりずつおみくじを引いてくれる。
例の六角形の箱を振って、中から棒を出して番号を読み上げる。
すると後ろの係りの人が、その番号のおみくじを棚から取って渡してくれる。

ところが、僕の番になったら、なぜかその棒が箱から出てこない。
巫女さんが何度も振ったが出ないのだ。
皆が無言で見守る中、大分苦戦されて、やっと棒が出た。
その番号のおみくじをいただいて外に出た。

次はMrs.COLKIDの番で、再度箱をよく振って出したが、こちらはあっさりと棒が出た。
ところがその棒が、どういう訳か、僕と同じ番号であった。
かなり多くの番号があるにもかかわらず、まったく同じ番号が連続して出た。
もちろん他の人たちはそれぞれ違う番号である。

しかも二人とも大吉であった。
番号は同じであるから、おみくじの内容もまったく同一である。
驚くほどいい事ばかり書いてある。
あえて言えば、過食にに注意するように・・と書かれていたが(笑)

年明けの真夜中の、ちょっと不思議な体験であった。
何かを意味するのか、あるいは単なる偶然なのか。
まあ夫婦で大吉だったから、素直に喜んではいるのだが・・・
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