COLKIDが日々の出来事を気軽に書き込む小さな日記です。
COLKID プチ日記
戦闘
D850 + SIGMA 35mm F1.4 DG HSM
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新幹線の中で包丁を振り回した男がいる。
誰でもいいから殺そうと考えていたという人間である。
そういう人が同じ電車に乗り合わせて、自分の隣の席に座る可能性もある。
寝ている時にいきなり刺されたら防ぎようが無い。
しかしたとえば同じ車両の中で、犯人が暴れだしたらどうしたらいいだろう。
常識的にはまず女性や子供、老人など弱者を避難させなければならない。
自分の家族や周りの乗客たちなどである。
実際今回も乗客がパニックになって、雪崩を打って隣の車両に逃げ込んでいったようだ。
しかし自分がその場に居合わせたとして、ひとりの男性として、ただ逃げるだけで済むのだろうか。
誰かがその犯人を阻止しなければ、犠牲者が次々に出ることになる。
何らかの形で戦う必要があるのではないだろうか。
もちろん乗客にそんな事されても困る、とにかく速やかに避難して欲しいと言われるかもしれない。
まずは鉄道会社の社員が、犯人と戦い犯行を阻止する責任がある。
だが緊急時であるし、可能な人はそれを助けるべきだろう。
もちろん僕よりも若く運動能力の高い人がいれば、その人に任せるべきだと思う。
僕ももう決して若くはない。
しかし他に誰もいなかったら、やはり自分が戦わなければならない。
そういう状況に立たされることだってある。
今回のように相手が一種の狂人で、刃渡りの長い刃物を持ち出してきた場合、こちらも武器を持っていなければ戦うのは難しい。
恐らく興奮した犯人は、想像以上に激しい速度で刃物を振り回すはずだ。
理性を失った状態なので、なりふり構わず向かってくるだろう。
シートを外して一時的な盾代わりに使えたとしても、それで戦うとなると、こちらもかなりの怪我を負うことになる。
傘くらいではどうしようもない。
相手にダメージを与えるだけの強度は無いし、一発で折れてしまう。
ある程度しっかりした、できれば木刀のような武器が欲しい。
木刀の長さがあれば、相手と間合いを取れるので、それなりに戦えるかもしれない。
相手の武器を叩き落し、さらには相手の頭などを殴打して運動能力を奪うとなると、やはり木刀くらいの強度の武器が欲しい。
しかし木刀をいつも持ち歩く訳にもいかない。
そんなことしたら、こちらが先に捕まってしまう。
かといって車内に配置するにしても、それでは犯人に武器を与えるようなものである。
少なくとも管理側の鉄道会社は、今後は犯人を取り押さえる道具を用意し、さらに職員にはそれを使う訓練をする必要があるだろう。
実のところ、想像するのと現実とでは、まったく違うものである。
銀行に就職した知人の剣道家は、学生時代は全国でも上位の腕前であったにもかかわらず、目の前に武装強盗が押し入ってきた時、怖くて動くことが出来なかったという。
競技と殺し合いは、やはり違うものなのだ。
ただしその場合は、犠牲者が出たわけではないので、結果的には何もしない事が正しかった。
だが今回の犯人は、目の前で次々に人に襲いかかっているのだ。
その時あなたならどうするだろうか。
そういう事を、あらかじめ考えておく必要があると思う。
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