黒のグレインレザー


D850 + SIGMA 35mm F1.4 DG HSM

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オールデン Jクルー 97690 ロングウイングチップ。
黒のアルパイングレインカーフ。
サイズはUS7.5D。
バリーラスト。

なかなかみつからないオールデンの「黒のグレインレザーのロングウイングチップ」だ。
それがひょんなことから手に入った。
オールデンがJクルー向けに製造した製品である。



僕が高校生の頃に最初に買ってもらったのが、リーガルの黒のグレインレザーのロングウイングチップだった。
だから今でもロングウイングチップというと、黒のグレインレザーが最初に頭に浮かぶ。
僕にとっては、どうしても押さえておきたい革靴の原点ともいえる形である。

しかも重要なことは、これがバリーラストであるということだ。
やはりロングウイングチップはバリーラストに限る。
ロングウイングチップ用に作ったのではないかと思うようなラストである。
ドーンとした安定感や外側の張り出し部分の微妙なカーブが、この複雑なデザインと実によくマッチしている。
オールデンも意識しているのか、自社の広告でバリーラストのロングウイングチップを上から見た写真をよく使う。



早速履いてみた。
・・・はて?
少し大きいぞ。

足には当たるところは無く、幅もほぼピッタリ合うのだが、どういうわけか全長が少し長い。
捨て寸がたっぷりある。
これだと実質US8Dくらいか。
羽根も十分開いてくれるのに、どういうことだろう・・・

まあ履けない事はないのだが、見た目にも少し大きいのが分かる。
何しろただでさえ押し出しの強いバリーラストである。
大きいのがドーンと目立ってしまい、気になって仕方が無い。



表示は7.5Dであるが、実際には完全に一回り大きい。
表示ミスなのか、あるいはJクルー専用の作りなのか・・・
いずれにしても試着の出来ないオークションならではの欠点が出てしまったようだ。

貴重な黒のグレインレザーのロングウイングチップなので、ちょっと残念ではある。
実はバリーラストのロングウイングチップは4足持っているのだが、そのうち3足がUS8Dである。
なぜかベストフィットのUS7.5Dになかなか巡り合えない。
そういう運命なのだろうか・・・
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