リスト


D810 + SIGMA 35mm F1.4 DG HSM

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この数日、会社のパソコンに大量のスパムメールが入ってくる。
すべて英語のメールで、多くは夜中に受信している。
大半がスパムと判定されて、件名のヘッドにもそう表示される。

けっこう数が多くて、朝メーラーを開くと受信トレイにダーッと20通は並ぶ。
迷惑メールには分類されないので、ひとつひとつ削除していかなければならない。
まれに仕事のメールもスパムとして表示されるので、一応全件確かめなければならないのだ。

以前も何度かこういう事があった。
ある日突然大量のメールが来て、しばらく毎日のように続く。
ところが、やがて飽きたかのように数が減っていき、いつのまにか落ち着いてしまう。

どこかで情報が漏れて、リストにアドレスが載った・・とは容易に想像がつく。
スパムメールで人を騙そうという悪人(と呼ぶことにする)が、そのリストを手に入れたのだ。
実際それらのスパムメールは、どこか怪しげなリンク先に誘導しようとするものばかりだ。
しかしブームのように一時盛り上がって、また収束してしまうのが不思議である。

どういうからくりになっているのだろう。
今回のメールアドレスは僕の仕事用パソコンのもので、名刺にこそ印刷してあるが、普段はあまり公けにしていないものだ。
僕が名刺を渡した誰かから漏れたか、あるいはその誰かのパソコンがウイルスに感染して流出したか。
全然別のルートで、機械が順列組み合わせで適当にアドレスを作り、そいつが偶然合致してしまった可能性もある。
いずれにしても、その結果僕のメールアドレスが悪人用メルアドリストに載ってしまったのだ。

問題は、メールアドレスには鮮度があるということだ。
あまりに沢山のスパムメールが来るようなら、普通はアドレスを変更してしまう。
そのためある期間でリストの情報は古くなり、メールを送っても未達が多くなる。

それを防ぐために、定期的にリストを更新していかなければならない。
つまり「月刊・悪人用メルアドリスト」である。
あるいは週刊か。

ユーザー(すなわち悪人)も、より高い効果を得るためには、最新のリストを入手する必要がある。
恐らく今月号に会社のアドレスが載ってしまったのだ。
来月号には載らないことを祈っている。
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