影響


D810 + Carl Zeiss Otus 1.4/55 ZF.2

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昨日紹介したハイジャック事件だが、そういえば、あの後フライトシミュレーターが急に世間(日本だけかもしれないが)から消えた事を思い出した。
フライトシム専用にと高性能パソコンを用意したくらいだったのに、何故か急に下火になり、操縦桿式のジョイスティックまで無くなってしまった。
ファンも多く盛り上がっていたので、なぜ急にと不可解な思いであった。
やはりあの事件と何か関係があるのだろうか。
もちろん決定打になったのは、その後に起きた9.11テロではあるが・・・



クロケット&ジョーンズの8637コニストン。
ブラックのカーフにダブルレザーソール。
ラストは325でサイズは7-1/2E。

クロケットの定番、非常に人気の高いブーツである。
本来はカントリーブーツなのだが、クロケットならではの品質感があり、上品な雰囲気を漂わせている。
ズボンの裾が被されば、外羽根式のストレートチップにも見えて、そのままビジネスにも使えそうである。
同じコニストンでも、きめの細かい上質なカーフと、レザーソールを組み合わせたこの仕様は、ある程度都会で使うことを意識しているのかもしれない。

コニストンは以前より欲しいブーツであった。
特に色がブラックのコニストンが気になっていた。
それがあろうことか、某地方都市のデパートで、安く売られているのをみつけてしまった。
たまたま年に2回の特別セールにぶつかったようだ。

普段はあまりセールの対象にならないモデルだと思うが、もっと高額な商品に混ざって、さりげなくセール品の棚に並んでいた。
しかも、都内のショップの年末年始に行われたセールより安くなっている。
東京ならすぐに売り切れるところだが、誰も感心を寄せる様子は無く、平然と売られていた。

こういう出会いがあるから、出張は楽しいのだ。
予定外のタイミングでみつけてしまったので、さてどうしたものかと困ってしまった。
一度売り場を後にして、スタバに入ってじっくり悩み、結局もう一度戻って購入した(笑)

セール品とはいえ、サイズはけっこう残っていた。
それほど売れていないということなのだろう(笑)
自分に合うサイズは、多分7-1/2あたりだろうと考えたが、お店の人が試着すべきだとその前後のサイズも出してきてくれた。
7、7-1/2、8を試着して、やはりピタリは7-1/2であった。

ベテランの店員さんで、アドバイスが非常に的確であった。
しかも同じ7-1/2をもう一足持ってきてくれたので、微妙なフィット感を比べていい方を選んだ。
こういうところは東京より親切である。

靴好きのお客さんの数は限られるのかもしれない。
たまたまその日は、同じクロケットのアイラを履いていたので、一目で靴好きとわかったのだろう。
別の若い店員さんまで来て、それはスカイフォールでダニエル・クレイグが履いていたのと同じですよねとか、話しかけてくれる。



アッパーはしなやかなブラックカーフで、きめが細かく磨くとよく光る。
早速コロニルの乳化性クリームをたっぷり与えて、先端部のみをkiwiのワックスで磨いた。
ストレートチップは、ここまでを光らせる・・というラインが横一文字に入っているので、とても磨きやすい(笑)

例によって踵は緩めで、ラストの形状が足に合っているとは言えない。
しかしブーツの場合、足首でしっかり固定されるので、フィッティングに関しては少し寛容になれる。
僕の場合、クロケットは足に合わないラストが多く、短靴よりブーツのほうが合わせ易いような気がする。

歩き出すと、最初のうちは踵が浮き気味で違和感があった。
しかし靴の方から足に合わせてくれるタイプのようで、1時間もするとしっくりくるようになった。
ラストの形状が合わない場合、靴擦れが起きて痛い目に遭う時と、合わないなりに問題なく履けてしまう時がある。
このブーツの場合後者のようで、しなやかな感触で足首に固定され、靴擦れの発生も無く快適に履くことが出来た。

レザーソールは最初は滑りやすく、家の玄関を出たところで早速滑った。
もっとも僕は安定性の高い体型で(笑)、年齢からいっても急にダッシュすることは少ないので、少々靴が滑っても大丈夫なのであるが・・・
革の靴底にとって鬼門ともいえる大理石の床は意外に平気で、ざらついたコンクリートの上などで何度かズルッときた。
しかし半日も経つと、ソールの表面が削れてきたようで、ほとんど滑る事は無くなった。

名靴と言われているだけあり、なかなかいいブーツだと感じた。
実際かなり気に入ってしまった。
最初はカントリーブーツなのにレザーソールか・・と思っていたが、こういうのもひとつあってもいいかと感じるようになった。
クロケット&ジョーンズではアイラもお気に入りで、最近は使用頻度が高いのだが、コニストンもそれに仲間入りしそうである。

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