出社できず


D810 + Carl Zeiss Otus 1.4/55 ZF.2

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昨晩出張から帰ってきたが、今日は都内で行われている展示会に出向いた。
得意先が出品しているからだが、そこで話をしているうちに、半日費やしてしまった。
また同業者のブースでも話をして、結局一日中その場で過ごした。
まあお陰で貴重な情報はいっぱい入った。
本当は半日ほどで切り上げて、会社に出る予定であったが、ついに行けなかった。
しばらく自分の会社に行っていない(笑)



パラブーツのミカエル。
グレイン・レザーのマロン。
ソールは100%天然ラバーのMARCHEⅡ。
サイズは40.5。

先日のシャンボードに続いて、2足目のパラブーツだ。
チロリアンシューズの代表格であろう。
日本でも非常に人気の高いブランドである。

ミカエルは、パラブーツ創始者の息子で現社長のミッシェル・リシャール・ボンヴェール氏の誕生を記念して発表されたモデルだという。
同じミカエルでは、上面にアザラシの毛皮を使ったミカル・フォックが、女性にも「かわいい」と人気で、特殊な外観から存在感も抜群であったが、アザラシの捕獲の規制から、現在は生産されていない。(代わりにウサギやポニーの毛皮を使ったモデルが出ている)
こちらは全面にグレイン・レザーを使った通常のモデルであるが、汎用性はずっと高いだろう。

チロリアン・シューズというのは、アルプスのチロル地方で使われるブーツを原型とした靴だという。
ご覧のように履き口が大きく、紐もふた回り程度で固定するシンプルな構造。
堅牢な作りで、本来は野歩きに適しているといわれるが、シャンボードを紹介した時にも書いたが、ミカエルの場合はどちらかというとタウン用のお洒落な靴という性格が強い。

とても品のいいこげ茶のグレインレザーは、さすがフランスの靴という感じがする。
足はすっと入り、紐も穴が少ない分、くっと締まる。
実に簡単に足に装着することが出来て、何かすごく軽い気分になる。

しかも履き心地が、それに呼応するようにしなやかで軽い。
自社で製造しているという自慢の100%天然ラバーのソールは、パラブーツならではの、ヒタヒタとした歩行感を持つ。
路面との接触が優しく、グリップ感も高い。
この素晴らしいクッション性が人気の秘密であろう。

前回シャンボードでは、あえて小さ目を選んだが、今回は無理をせず少し大きめにした。
お店ではもうひとサイズ小さくてもいい・・と言われたが、指先の捨て寸が狭めで、小指が当るのが気になった。
先日も書いたが、小さめの靴を選んで時間をかけてフィットさせていくのは、これだけ靴を持っていると不可能に近い。

踵は緩めに感じるが、その割りに上手くついてきてくれる。
ラストの形状そのものは、必ずしも足にフィットしていないように思うのだが、何とか履けてしまうのは、懐の深いチロリアン・シューズであることも関係しているかもしれない。

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