購入代行-2


D810 + AF-S NIKKOR 35mm f/1.4G

大きな画像

購入代行を依頼するには、購入したいものを正確にサービス会社に伝える必要がある。
まずは、靴店のサイトの購入したい品目の販売ページのURLをコピーし、代行依頼のページの入力エリアに貼り付ける。
もちろん、品名、色、サイズ、個数といった重要な情報も入力する。

当然のことながら、本体購入分の支払いが先に発生する。
販売価格に10%加算された金額が、まず1回目の支払いとして請求される。
それをペイパルなどを通じて支払った時点で、受付が完了する。

ここからは、恐らく先方ではアナログ的な作業になるのだろう。
依頼を受け付けたというメールが来るが、それから注文完了の報告まで3、4日かかった。
靴店への発注は、あちらのスタッフが実際に画面に向かって行っているものと思われる。
今回の場合は、商品が限定品で数が少なかったので、発注と同時に靴店の在庫がゼロになり、今発注したなとすぐに判った(笑)

ところがクリスマス前ということで、そこから先がいつまで経っても進まない。
米国内での輸送が滞っているのだ。
発注したのは購入代行会社なので、米国内輸送のトラッキングナンバーは公開されず、今荷物がどこにあるのか一切の情報がもらえない。
まだかまだかと待たされて、10日以上かかった。

やっと到着したというお知らせのメールと、事務所で撮られたと思われる現物の写真が送られてきた。
トラブル時の責任の問題があるので、破損など無いか、転送前に目視でのチェックを行うのだ。
同時に日本までの送料、手数料が提示される。
それが2回目の請求で、ペイパルで支払いが完了した時点で出荷される。

そこから日本までの輸送は、しっかり追跡情報がもらえる。
購入代行会社のサイトで、荷物の輸送状況が工程毎に表示される。
やはりクリスマスの影響か、米国内でしばらく停まっていたが、12月25日前後からいきなり動き出した。
輸送の飛行機の便名も提示され、日本国内での配送担当の佐川急便のサイトにもリンクし、より詳しい情報はそちらから得られるようになった。

時期も悪かったが、結局手元に届くまでに1ヶ月弱かかった。
金額としては、本体の価格が約550ドル、代行手数料がその10%、日本への送料と手数料で5千円程度、それに何と言っても受け取る時の関税その他が16000円程度かかった。
1ドル約120円の円安ということもあるが、トータルではけっこう支払った計算になる。
換算レートを考えれば、やむを得ない額ではあるが・・・

今回は他で手に入らない商品だったので仕方が無い。
円安なので、以前と比べると個人輸入の魅力は薄れており、価格的なメリットはほとんど感じられない。
今後日本に入る製品は、もっと価格が上がるはずなので、相対的にはまたメリットが出てくるのだろう。

だがしばらくの間は、これらの代行会社は、こと米国から日本への輸入に関しては、やっていくのが大変だろうなと感じる。
為替の影響をまともに受けるので、大手の一部門としてならともかく、それだけでの商売は難しいだろう。
逆に日本から米国への輸出なども扱って、為替がどちらに振れても大丈夫なようになっているのかもしれないが・・・
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )