効率よい日曜日


D810 + Carl Zeiss Otus 1.4/55 ZF.2

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よく晴れていたが、カメラは持たずに都内を歩いた。
明日は出張に出発しなければならないので、今日中に用事を済まそうと考えた。
趣味の分野で、いくつかプロジェクトが進行中で、そちらを着々と進めている。
効率よくあちこちを回ることが出来て、満足感のある日曜日であった。



トリッカーズのM6077。
TOMORROWLAND別注のネイビーブルーのモンキーブーツ。
コマンドソール、サイズは8、フィッティングは5。

TOMMORROWLANDの別注品のようであるが、流れ流れてきたのか、古着屋さんで安く売られているのを見つけた。
試着程度にしか使われていない新同品。
爪で引っ掻いた傷が少しあるので、それが理由ではじかれたのかもしれない。

流行のネイビーブルーである。
トリッカーズの製品なので、多分アニリンカーフだろう。
黒と茶ばかりの靴の中にあると、なかなか都会的に見える。
真っ赤なライニングがよく映えて、ひと目で別注品であるとわかる。

あれほど痛い目に遭ったトリッカーズのモンキーブーツであるが、それでもこのデザインは傑出してカッコいいのは確か。
デリケートなカーブを描く、左右非対称の独特の形状は、特に上から見ると惚れ惚れする。
隠れた名品と呼ばれているそうだが、まったくその通りだと思う。

前回は7hを選び、両足に巨大な水脹れが出来たが、今回お店でみつけたものはサイズ8。
一度試してみたいと思っていたサイズだ。
思わず試着させて欲しいと頼んでしまった(笑)

あろうことか、足にぴったり合う。
たまたま厚手の靴下を履いていたのだが、踵は吸い付くようだし、指周りも適切に余裕があって快適だ。
何より羽根がしっかり開く。

これは・・・いけるのではないか?
店員さんも、見ていて僕の足に合っているのがわかる、などと上手い事を言う。
そうは言っても、ひとつ下のサイズでは大変な悲劇に見舞われているのだ。
足があの時の痛みを覚えていて、この靴を見ると恐怖を感じるほどである。
慎重にならざるを得ない。

色が変わっているところも、魅力的である。
安いし、サイズもよさそうだし・・・買う理由がどんどん増えていく(笑)
というわけで、予定外であったが、購入に気持ちが傾いた。
ちょっと試着するだけのつもりだったのだが・・・

覚悟して、一日履いて出てみた。
神経質に足の感触を確かめながら歩いた。
前回の7Hと比べると、前後方向で引っかかることはないし、全体にやんわりと足を包んでくれて、ルーズフィットではあるが、履いていて楽である。
どうやら前後に短いことが、靴擦れの原因になることがわかってきた。

以前大きな水脹れの出来た、両方のくるぶしの下あたり・・そこが少しでもムズムズすると、きたか・・と身構える。
しかし一日歩いていて、ついに問題は出なかった。
それどころか、数あるブーツの中でも、フィッティングは上位に属するものであった。

履き心地は上々。
ハーフサイズ上げただけであるが、まるで違う結果になった。
カッコもいいし、こうなると魅力満載のブーツに思えてきた。

トリッカーズのモンキーブーツのラストは、少々癖の強い形であるように思う。
しかしデザインは素晴らしく、数あるモンキーブーツの中でも傑出した存在といえる。
足に合うのなら、ひとつ持っていても悪くない靴である。

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