満席


D810 + AF-S NIKKOR 35mm f/1.4G

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昨日何とか出荷を終わらせたが、今日は今日でやはり忙しかった。
やり残した仕事がけっこうあったのだ。
走り回って仕事をこなして、ひと段落ついたところで、糖尿の医院に向かった。
来週は出張で不在だが、糖尿病の薬の残りがぎりぎりなのだ。

土曜日は医院が午前中しか営業していないので、急いで向かったが、ぎりぎりで間に合った。
ところが、医院は凄い数の患者で溢れ返っている。
インフルエンザが流行っているので、混んでいるだろうと予想はしていたのだが、その患者数を見てうんざりしてしまった。
待合室のシートはもちろん満席で座れる筈も無く、部屋に入りきれない人が、外の吹きさらしの場所にあるベンチにも座っている。

この一週間、時間を目一杯合理的に使って、走り回って、やっと仕事を終えたというのに、ここで何もせずに黙って座っているなんて・・・
何という無駄なことだろう。
お金を倍払ってもいいから、待たずに診てもらうことは出来ないのだろうか・・と真面目に考えた。

思わずため息が出たが、ここは菌がうようよいるはずなので、慌てて鞄からマスクを出した。
待っている患者さんの半数は、熱があるのか顔を真っ赤にしている。
来週は出張なのに、病院で感染するわけにはいかない。

人数を数えて、一人当たりのおよその診察時間をかけて計算してみる。
少なくとも2時間半くらいはかかるはずだ。
こんな危険な環境で、そんなに待っていられない。
会社が休みの人はよくても、こちらはまだ仕事が残っているのだ。

ふと思いつき、受付に行って、診察はせずに、薬だけもらうことは出来ないか聞いてみた。
顔見知りの看護婦さんに話すと、先生に相談してみると言って、カルテを持って診察室に行ってくれた。
看護婦さんも、この状態では仕方ないと思ったのだろう。

先生の診察の合間をぬって、看護婦さんが先生に聞いてくれているのが、診察室から聞こえてきた。
他の患者さんの視線を感じるが、こちらは熱があるわけではなく、いつもの糖尿の診察に来たのだ。
一人減ればその分早くなるからか、誰も文句を言う人はいなかった。

結局、いつもの採血だけはしなければ駄目と、先生から言われたようだ。
そちらは診察に関係なく、作業を進めることが出来る。
すぐに別室に通されて、腕をまくった。
看護婦さんが、いつもの慣れた手つきで、右腕に針を射して血を採った。

その後、程なく処方箋をもらい、会計を済ますことができた。
時計を見ると、30分ほどですべて完了している。
ああ、よかった。

その代わり、薬は1か月分しか出ない。
まあ問題は出張中の薬だったので、それは別に構わない。
とりあえずは無駄な時間を過ごさずに済んだ。
その後会社に戻り、残った仕事を片付けた
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