ある情報


D3 + AF-S NIKKOR 35mm f/1.4G

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今朝は雪のようなものが少しちらついていた。
タイヤを早めに交換して正解だった。

先日、ある業界の商社関係のお客さんがあり、長時間話した。
中国からの輸入が非常に多い業界なのだが、あちらでの製造の事情が少々変わりそうだという話であった。

縫製のような単純な作業(もちろん実際にやるとなるとかなりの技術が必要なのだが)ばかりしていても、「世界の工場」化されるだけで、国が目論んでいるような発展には寄与しない。
そのため政府から、そういう作業はなるべくしないようにせよという通達があったようで、急に人が集まらなくなったという。
自動車や電機、IT産業のように、(盗むことの出来る)高度な技術は国益になるので、そちらを優遇する政策らしい。

工場の半分が国営なので、国が方針を出せば一斉にそちらを向くし、自由にコントロールが出来る。
そこが共産主義の国と付き合う時に恐ろしいところだ。
尖閣諸島問題で関係が悪化したため、意図的に日本向けの輸出に対する検査がきつくなり、輸入が大分滞った。
その時に改めて怖さに気付いたという。

日本の場合、ほとんどの企業が商社を介すという特殊な形式をとっているため、商談が後回しにされるケースが多くなっているという。
直接製造に関わっている訳ではない人が、話巧みに商談を進めることが反感を買っているようだ。
欧米の企業は、会社の担当者が直接乗り込んできて商談に臨む。
話がよく通じ決断が早く、しかも大量のロットで注文するため、まずそちらに優先的に話がいってしまう。

ただでさえ自国の発展が著しく、自分の国の需要分の生産で精一杯という事情もある。
日本の大手のアパレルメーカーでも、実情はあちらから「お断り」を食らって、慌てて他国に生産を移すところが出ているという。
いまだに生産の9割が中国からの輸入に頼っている業界なので、かなり影響が出そうだ。

どこまで正しい話なのかはわからないが、ひとつの情報として書いておく。
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