久しぶりの音


D3X + Carl Zeiss Distagon T* 21mm F2.8 ZF

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久しぶりにアナログアンプの音を聞いてみた。
御存知の通り、しばらくデジタルアンプに傾倒しているが、あまりといえばあまりの価格差なので(笑)、本当にこんなことでいいのかと心配になったのだ。
SACDプレイヤーはソニーのSCD-1、プリアンプはジェフ・ローランド・デザインのマニトウというバッテリー駆動の製品、パワーアンプはFMアコ-ステックスのFM611X。

どれも若い頃大変な思いをして買った製品ばかりだ。
とりあえずそれをKEFの103.2につないで電源を入れた。
するとスピーカーからボンという音。
うわっ・・またFM611Xの調子が悪くなってきたようだ(汗)
調整にいくらかかるのだろう・・と憂鬱になる。
修理代でデジタルアンプが何台か買えるかもしれない。

気を取り直して音を出してみる。
怖いからスピーカーは103.2だけにしておく。

聞きなれたアナログアンプの音がする。
滑らかでしっとりとしていて、少し粘っこい間接的な音・・・
秋葉原の高級オーディオ店の上の方の階の音・・・
応接間の空気・・ただし90年代の(笑)
以前感じていたイメージからずれていない。

電源を落とし、今度はフルデジタルアンプにエクストリーマの音を聞いてみる。
やはりアナログアンプとは異次元の音だ。
ゴリゴリとすべての情報を強引にかき出したような音。
その強引さにスピーカーがちゃんと応え、破綻することなく描ききる。
角があやふやにならずにしっかり描写され、漂うようなしっとり感もある。
突然1000馬力級のエンジンを積まれたのに、シャシが吸収して横っ飛びしながらもコーナーを曲がりきる感じだ。

今のところ、やはりパナソニックとエクストリーマの音の方が、僕にはスリリングで面白く聞こえる。
安心した・・と言うべきか?
この路線で突き進んで問題なさそうだ。
時折確かめないと不安になる(笑)
FMの調子が優れないので、スピーカー導入の件は少し様子見か?
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