D3X + AF-S NIKKOR 14-24mm F2.8G ED

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花の写真を撮るのが苦手なので、桜の季節だというのに、桜の写真を撮ることはしなかった。
みなが連れ立って桜の名所に出かけても、自分は近付こうともしない。
案外天邪鬼なのかもしれない。

しかしそれでも感じたのは、今年の桜は実に見事だった・・ということだ。
会社にある桜の木の美しさに、思わず見惚れてしまった。
目に眩しい真っ白なその姿は、絵に描いたような佇まいであった。

それだけに、ほんの数日で一気に散ってしまったのは、衝撃的でさえあった。
カサカサと音を立てて風に舞う花弁を見て、今までにない虚しさと寂しさを感じた。

満開の瞬間の姿は目に焼きついているが、やがては忘れてしまうだろう。
あの素晴らしさを写真で残せるとは到底思えないが、それでも記録として残さなかったことを悔やむのは、カメラマンの性か。
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