ブレ


D3X + AF-S NIKKOR 14-24mm F2.8G ED

大きな画像

2000万画素で撮っても実は500万画素相当,一眼のミラー・ショックを簡便に測定

会員にならないと見られないページではあるが、注目すべき記事だ。
今まで誰も言わなかったのが不思議な話であるが、ついに公に記事として取り上げられた。
PIE2009でブースが出ていたというので、行かなかった僕だけ知らなかったのかもしれないが・・・(笑)

偉そうな事を書くと怒られてしまうが、ここで馬鹿みたいにこだわり続けてきたことだ。
一眼レフカメラの場合、シャッターを切った瞬間は何も見えなくなってしまうので、当の撮影者は気付いていないが、実は通常ボディのミラーショックはもちろん、構造上ミラーの動かないペリクルミラー搭載機でも、シャッターを切ったショックだけでカメラがガッシャンコと首を振るのだ。
特に超望遠レンズでは強調されるので、これではまともに撮れる訳無いと、撮るのが嫌になってしまうほどだ(笑)

多分・・であるが、メーカーは知らないわけ無いけど言いたくないだろうし、プロは知っていても防ぐ方法をノウハウとして秘密にしておきたい・・というそれぞれの理由があって、触れようとしなかったのではないか?
デジタルカメラで画面をピクセル単位まで拡大できるようになり、それがアマチュアにもわかるようになってしまった。

写真を撮る上でブレが悪いと言っているわけでは決してない。
カメラをがんじがらめに固定しては、到底捉えられない瞬間というものがある。
かく言う僕自身も、ここに載せている写真は、けっこう手持ちで撮ってしまったものが多い(この写真もそうだ・笑)

ただ「ブレ」というものに対する認識だけは、しっかりと持っていた方がいいだろうと思うのだ。
もちろん動作させた時にブレが無い物質などこの世に存在せず、あくまでブレをどこまで少なく出来るか・・という問題である。

実は以前会社で高精度な加速度センサーを使った三次元振動測定装置を作った事があり、それを使って実験してみようかと、K師匠と話しているところであった。
入手時に何の目的に使うのか明記しなければならないほど(ミサイルに搭載出来るのだそうだ)敏感なパーツで、師匠からお借りしたテクトロのオシロと組み合わせて使用していた。
こういう問題はやはり実証あってのものであろうし、どんなに強固に固定しても、材質の共振などでかえって悪化する場合もある。
で、その結果を一般には公開せずに自分だけで使おうか・・なんて悪いことを考えていた(笑)
コメント ( 16 ) | Trackback ( 0 )