ヘッドホン


先日も書いたが、ここのところiPodに凝っている。
iPodの音がいまひとつなので、より高音質なMP3プレイヤーを買おうとも思ったのだが、SHINYAさんのアドバイスで48kHz16bitの圧縮なし訂正ありWAVファイルでiPodに書き込んだところ、それなりに音質向上が認められたので、まだiPodで行くことにした。
そうポンポン買い換えるのはよくないしね(笑)

で、ヘッドホンをグレードアップしようかと思って、いろいろ調べてみた。
ヘッドホンというのも種類が豊富で、それでひとつの世界を形成しているようだ。
考えてみればベーシックな価格帯のオーディオが無くなって久しいので、数万円という比較的安価に購入できるヘッドホンは、その代替の世界なのかもしれない。

ヘッドホンと呼べるのは、アームで左右がつながったタイプのもので、一般にMP3プレイヤーに付属している耳に押し込むものはインナーイヤー型と呼ばれるようだ。
さらに耳栓のように奥まで突っ込むタイプのものはカナル型と呼び、耳たぶを引っ張って耳の穴を広げて奥まで差し込んで装着する。(個人的はちょっと苦手)
一方ヘッドホンには密閉型と開放型があり、周囲の雑音を逆相信号で電気的にカットするノイズキャンセル型もある。

それぞれ一長一短で、どれを選んでいいのかかなり悩む。
それゆえに独自の世界になっているのだ(笑)
数年前にMDウォークマンを聞くために買ったヘッドホンをいくつか持っている。
B&OのA8という耳にかけるスタイリッシュなものと、シュアのカナル型として登場し当時一世を風靡したE2Cというモデル、それにゼンハイザーのノイズキャンセル型のPXC250だ。
それらを出してきて聞き比べてみたが、本当に一長一短だ(笑)

いろいろ悩んでいるうちに、次のような製品があったとしたら理想であることがわかってきた。

・コンデンサー型で、専用アンプはiPodのドックに直接差し込んでプリアウト出力を得る。省エネのデジタルアンプで長時間もち、iPodの外部操作や電源供給ができる。
・密閉型のヘッドホンタイプで、外部への音漏れが少なく装着感も優れている。
・ノイズキャンセル機能を持つがオンの時に音質に手を加えない。(現在のノイズキャンセル型は素の音が悪いものが多く、オンで音そのものをイコライジングしていると思われるふしがある)

もちろんこんな製品は無い(笑)
どこかのベンチャー企業で作ってくれないだろうか?

自宅では25年程前からスタックスのコンデンサー型を使っている。
これは相当気に入っており複数台持っている。
長年リファレンスとしているので、個人的にはこれをヘッドホンのベストとしたい。
(余談だがスタックスのヘッドホンの音は、BMWを運転した時の感触と非常によく似ている)
またソニーのCD900STというスタジオで使われているものも、モニタ用としては持っているが、観賞用としては使っていない。

しかしMP3プレイヤーの場合、あくまで「何かをしながら」聞くのであって、本質的にそのこと自体が目的とはなりにくい。
したがってガチガチの情報量のものより、ほどほどに演出してくれる楽しい音のものの方がいい。
真正面から向き合って聞くのなら、携帯プレイヤーより本格的なホームオーディオに投資した方がいいと思う(笑)

D40X + Ai AF Nikkor 35mm F2D
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