新兵器


新兵器の導入である。
クローズアップ・スピードライト・コマンダーキット R1C1。

銀座で整体を受けている時、ベッドの上に寝転びながら、急に導入を思いついた。
本当は広角レンズが欲しかったのだが、虫たちの季節も迫っているので、マクロ撮影に関連したものを先に買うべきだろうと気付いたのだ。
実は20年ほど前に買ったサンパック製のリング状ストロボを持っているのだが、デジタルカメラでマニュアル操作で使ってみたら、目いっぱい絞っても発光量が大きすぎて使えないことがわかった。
だから最新のTTLオートの利くものが欲しくなった。

ヨドバシでR1C1を買ってみて驚いた。
まず箱がでかい。
D2Xの箱よりふたまわりも大きい。
お店で思わず「こんなに大きいのですか?」と言ってしまった(笑)

つぎにパーツが多いのにビックリする。
メインはカメラのシューに取り付けるコマンダー部分と2個のワイヤレススピードライト。
それ以外に各種アダプターリング、カラーフィルターや拡散板・・・中には用途不明のパーツも入っている。
それらを収納できる大きな四角いケースと、持ち運ぶために個々を入れるファスナー付きのソフトケース・・・

そして当然使い方が非常に多彩なのに驚かされる。
マニュアルに目を通してみたら、これは使いこなせないのではないかと心配になってきた。
箱に入っているのはワイヤレスのストロボ2灯とそれに命令を送るコマンダー部分なのだが、他にも何灯ものストロボを追加できて、それらを統括的に管理できるようになっている。
バウンス光やフィルターを通したストロボ光をサブとして追加する時もある。
つまり何よりもライティングの知識が必要とされるのだ。

クローズアップ撮影の作例を見ると、多くは1灯のみをレンズの縁に付けて、もう1灯は外して片手で持って(!)撮影している。
そういう使い方がメインになるようだ。
レンズの先端部のみで光らせて、完全に影を無くすというのは、かえって不自然なのだろう。

実際に使ってみると、多少ではあるが感覚的に使い方が理解できるようになる(・・・かな?)
手に持ったストロボがワイヤレスで光るのは初めての体験だ。
面白いことに、制御のためにストロボを長く発光させる必要があるのか、ミラーアップする直前に発光し、被写体が明るくなるのが一瞬見える。

いずれにしてもライティングの勉強が必要なことは確かである。
推奨レンズとしてはAFの3本のマイクロニッコールレンズ(60mm、105mm、200mm)が挙げられているが、レンズ先端部が回転するレンズへの装着はできない。
上記の中では60mmに使う時には、別売りのアダプターが必要になる。

D70s + PC Micro Nikkor 85mm F2.8D
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