レンタカー


北海道の移動にはレンタカーは必需品である。
前回行った時はマツダのアテンザを借りて、けっこう感心した経験があるので、今回は同社のアクセラでも借りてみようかと思っていた。
しかしゴールデンウィークということで、予約は既にどこのレンタカー会社も一杯。
やっとトヨタレンタカーで1台空きを見つけた。

千歳で渡されたのはアリオンの1.8リッター。
ほとんど新車のきれいな車体。
ナビ、ETC付き。

3日しか乗らないのだから何でもいいと思っていたが、乗ってみるとやっぱり「何だかつまらない車だ」と思った(笑)
各部の作りは非常によく、申し分のないものであったが、それが必ずしも「欲しい」という気持ちに結びつくとは限らないことを、つくづく実感した。

FFであるため直進安定性は非常にいい。
3シリーズより良いくらいだ。
それならと、そのリズムでコーナーに飛び込むと、えらいことになる。
プアなブレーキが音を上げて減速しきれず、強いアンダーステアが出てヒヤリとさせられる。
おとなしく運転しているとバランスのいい車なのだが、ちょっと飛ばすと、たちまち手を抜いた部分が顔を出す。

エンジンは出足はいいのだが、伸びがまったくないので、追い越しが怖くてできない。
もっとも、おとなしく走っていたら僕を追い越した車がパトカーに捕まっていたので、これはかえってラッキーだった。

燃費は計算しなかったが、満タンで600kmくらい走るようだった。
トヨタレンタカーのサービスは素晴らしく申し分のないものであった。
車は・・・女性向きかな?

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60cm


羽田でこんなことがあった。
ジッツォの2型三脚を縛り付けたリュックを、手荷物検査の機械を通した直後、女性の検査官が近寄ってきた。

「三脚の大きさを測らせてもらいます」
そう言ってメジャーを三脚に当てる。
「60cm以上ありますね。60cm以上の三脚は手荷物として持ち込むことは出来ません」

たしかに60cmを少し超えている。
しかし三脚のことならこの僕にまかせろ(笑)

「そうなんですか。60cm以下ならいいんですね」
そう言ってフォーバのボールヘッドをくるくると回して目の前で取り外し、ポケットにしまってみせた。
残った三脚本体は50数センチになった。

「これでいいですね」
「あう・・・あう・・・」(検査官、言葉を失う)

結局すんなり通してくれたが(笑)、これはいい教訓になった。
60cm以上の三脚は手荷物での持ち込みは出来ないらしい。
(航空会社や法規の種類により異なる可能性がある)

4段式の2型カーボンなら60cm以下になるが、3段式だと少しオーバーする。
機種を選択する時点で考慮する必要がある。
機内には持ち込まないで、最初から荷物として預けてしまえばいいわけだが、そうすると受け取る時の時間のロスが大きい。

ただジッツォの2型は携帯用としては少し大きすぎる感じで、今回はリュックに無理に縛り付けてみたが、風林火山の旗を立てた足軽みたいになってしまった(笑)
なお写真は千歳空港。

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AIR DO


・・・などとカッコいいことを書いたが、要はゴールデンウィークを利用して北海道に行ってきたということだ(笑)
Mrs.COLKIDはその一日前に現地入りした。
連休に行ってもお役所関係はすべてお休みで、何も調べられないからだ。

普通の人が観光で行くところではない。
東京からわざわざ来た見知らぬ夫婦は、やはり奇異に見えたことだろう。
若いのにまたずいぶんと信心深いこと・・・
何か下心があるのではないかと疑われたかもしれない。

実のところ、墓参りが僕の趣味であることが、最大の理由ではあるのだが・・・(笑)
今回は、僕の父から聞かされていた最果ての地を、Mrs.COLKIDが見たがったことも大きい。

航空会社はAIR DOを利用した。
理由は安いから(笑)
飛行機は大きめの戦闘機程度の大きさしかない。
僕でも操縦できそうな感じ・・・
道民割引もあるという・・・関係ないけど(笑)

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ルーツの旅


旅にでかけた。
ずっと気になっていたことを解決するためだ。
誰も行かないような北海道の僻地にある小さな漁村。
百数十年前に僕の曽祖父にあたる人物がいた場所。

水平線の向こうに立ちはだかる断崖。
一年中強い浜風にさらされる過酷な環境。
明治維新で大きく変わってしまった人生。
海を見渡せる坂の途中にある古い崩れかけた墓標。

ここでは僕の知らない様々な出来事があった。
誰もが多くを語ろうとはしない。
語りたがらない。

それを詮索する気はない。
しかし、すべてが忘却の彼方に消え去る前に、子孫である僕自身が、心にとどめておく必要を感じた。

D2X + Ai AF Micro Nikkor ED 200mm F4D(IF)
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